
ちとせ
@4wsdig
- 2026年7月11日
やるせない昼下がりのご褒美伊吹有喜,友井羊,名取佐和子,島本理生,畑野智美,織守きょうや読み終わった織守きょうやさんの『ファースト・アンド・オンリー』と友井羊さんの『春とマーマレード』がすごいよかった。食べたくなったのはマーマレードの方かな〜。マーマレードの食べ比べしてみたくなった! ・楽園の代わりのカッサータ(島本理生) インスタでナンパしてくる国会議員嫌すぎ!!!???しかも不倫!!!!! カス男が最後までカスのままだったのすごい、いやカスであることに主人公が気づいてくれたというか…ちゃんと別れてくれてよかったよ… ・ファースト・アンド・オンリー(織守きょうや) うう…私も関みたいな人間になりたい… マイペースを貫けて、でも人に対しての優しさがあって、まわりと距離を取りながらもまわりからは疎んじられていなくって、いざというときには大切な人のために勇気を出せて…そんな人間になりたい… と思ってたら最後の関〜!かわいいじゃん!!でもこういうことを口に出せる人間にもやっぱりなりたい!! ・春とマーマレード(友井羊) 両親を亡くして親戚に引き取られた子供が「仕事があることが嬉しかった。この家にいることを、許された気がする。」って思うのしんどすぎて… 「どうして私を引き取ってくれたの?」って質問に「君がまだ子供だからだ」って即答する桃李、いい保護者だなあと思った。そうだよ、子供は子供であるだけで庇護されるべき存在なんだよお… 父方の親族の仕打ちはマジで最悪だけど、桃李との暮らしで碧の傷が癒えていきますように… ・アンパッサン(畑野智美) アイドル青春もの。脱退が決まってるメンバーとの未来の約束をファンと交わすのは、誠実なのか不誠実なのか考え込んでしまった。 でも脱退というかもう引退になるわけだから、ファンも諦められる…のかなあ… ・ドーナツ息子(名取佐和子) 親にとってはいつまでも子供は子供で、幼かった頃と大人になった姿が地続きなものなんだなぁ。 という、いい話なんだけど、同じ店に居合わせただけの人に店外まで追っかけてこられてドーナツボックス渡されるのちょっと怖くないですか!?とどうしても思ってしまい…いい話だなと思ったんだけど、我が身に置き換えるとちょっとホラーだなって… ・ストロベリーの歌(伊吹有喜) いじめ描写胸が痛くなった〜…田舎の権力者の子供がやりたい放題やって正当に裁かれないの本当に良くないよ… 美也や瀬里をジョーとエイミーと呼ぶネコさんのおかげでそこだけ現実離れしたふわふわ空間みたいになってて、その優しい時間で少しずつ傷が癒やされることを祈りながら読んだ。前向きに明るいラストでよかった! - 2026年7月9日
眩暈島田荘司読み終わったうおおお冒頭から何十ページもなかなかキッツい陰謀論を読まされて気が狂うかと思った! 食べ物はすべて毒物でコーティングされており輸入食物は入ってきたら青酸ガスで燻され(!?)そのせいで奇形児が生まれまくる世界! そんな、精神を病んだ人が書いたとしか思えないトンデモ手記の謎を解き明かす話だった。御手洗と恩師が専門用語で延々と会話してるところ、私も石岡くんと一緒にちいかわみたいになっちゃった…ッ。 でもトンデモ手記から事実に繋がりそうなポイントを見つけ出してサリドマイド障害児とインドネシアの皆既日食という結論を導き出す御手洗ってやっぱスゲ〜! 作中での石岡くんの『御手洗の言葉が、私などの予想もしなかった世界を、果てしなく引きずり出していく。それはちょうど、手品師の丸めた拳の中から、いくらでも絹のテープが出てくるのを見るようだった。』ってモノローグ、まさしく私の感想よ… 最後にまた手記リフレインかーい!!と思ったけど、真相がわかってから改めて読み直す手記なかなかおもしろかったので私の負け。手記、おもしろいじゃん…! それにしてもフロイトにかぶれてた時期のある石岡くん、ロシア幽霊軍艦事件と違って知性があって感動した。 あと、御手洗と二人で現地捜査のためにインドネシア行って愛想のいい現地の女の子に手を振ったらそれは娼婦で、石岡くんはカモだと思われてたってくだりでちょっと笑ってしまった。石岡くん、君ってやつは… - 2026年7月4日
出張シェフはお見通し斎藤千輪読み終わった謎解きレシピってタイトルだったから日常ミステリかと思ったけど、謎解き要素は薄め。お料理モノとして楽しく読めた。 けど、湊の現状あんまりじゃないですか〜!?救いは…救いはないんか…!? 何も知らずに笑う都子が不憫だよ〜!!! - 2026年7月3日
#台所のあるところ原田ひ香読み終わった台所のあるところ、というタイトルのドラマの視聴者のオムニバス。なんでタイトルにハッシュタグついてるんだろうと思ったらなるほどね〜! 直木賞候補作と聞いて身構えちゃったけどいつもの原田ひ香さんだった。安心の味。 ・ままならないキッチン、ままならない人生 とりあえずなんでも冷凍庫に入れちゃうのわかりすぎるので、冷凍庫故障は我が身に置き換えて肝を冷やしてしまった。 冷凍庫から覚えのない食べ物が発掘されるのあるあるすぎ。 ・半殺し 陽愛乃、そんな男とは別れろ!!ろくな未来が待ってないぞ!! 三食ベースブレッドでひろゆき信者で地上波テレビアンチの男、ぜっっったいよくないって!!!!!! ・冷凍庫冷蔵庫合わせて五台 島っていうか田舎暮らしはね…大変だよね…都会の人からは想像もつかない大変さがある…とか思ってたらそんなレベルじゃねー!因習村!? 他所から来たはずの寿子が徐々に村に染まっていくの、ごはんものというよりホラー感があった…こんな島は出よう!! ・毎日、揚げもの 中高生の娘たちの反抗期エグ〜…飯なんぞ作ってやらんでええやろこんなん… 途中で限界来てキレてたけど、たまにはキレたほうがいいよ。それくらい全然…したほうがいいよ…母親だって人間なんだと理解させよう… ・犬のご飯、私のご飯 サブタイトルで、犬に人間のご飯あげてたらどうしよう…と心配してたんだけど普通に犬用のご飯用意してくれててよかった。 新聞配達の仕事して犬とたわむれて日が落ちたら寝る生活、いいな〜。 しかし土地付きの家をいくら納得ずくとはいえ一万で売買することって可能なもんなの? ・鎌倉の家 今までの話の総集編。 『毎日、揚げもの』の後日談、騙された!もう娘は完全に母親を捨てて父親のところに行くんだと思ったよ〜よかった〜(泣)花絵が報われなさすぎるとつらかったので… - 2026年6月30日
綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー(3)有栖川有栖,綾辻行人読み終わった今回は作品引用部分が二段組になってて、前の2巻よりもボリュームたっぷり。 MJはこれでおしまいみたいだけど、すごく面白かったし開拓や新発見になった! 権利関係とか難しいかもだけどまた復活してほしい企画〜! ・袋小路の死神(栗本薫) 絶対犯人、通報者だと思ってたのに〜!悔し〜!それにしても手製の槍とはまたすごい武器だな… 『鬼面の研究』にあるという「私、現実なんてもうたくさんなのよ。組織と人間、派閥と汚職とささやかな平凡な人間の生活と愛憎──そんなものごめんよ。ラーメンすする刑事も社会の罪もサラリーマンの悲哀もみたくない。それが現実だからこそ、せめてお話やドラマくらい華麗に、おどろおどろに、物すさまじく、世にも信じがたくいきたいじゃない」のくだりは綾辻本人も言ってたけど十角館でのエラリィの発言に通じていて印象深い。私も!私もだよ〜! ・虹への疾走(山村美紗) あ、アクロバティックアリバイトリック…! 道路事情を活かしたトリックだから件の歩道橋が実在するのかは私にはわからないんだけど、「そ、そうなんだ〜!」と納得させる勢いがあった。 そして有栖川の山村美紗オタクみたいな一面面白かった〜。車のナンバーとか豆知識すぎる。ていうか山村美紗に萌えすぎだろ。 ・秘密の庭(G.K.チェスタトン) ブラウン神父初めて読んだんだけど、ブラウン神父は推理シーンになると必ず発作を起こすのか…?それともこの話だけ…? 首の挿げ替えは首切り死体にはありがちなネタだけど、舞台が1900年代初頭のフランスだからギロチンが現役でそのへんに挿げ替え用の首がたくさん落ちてます!は現代日本人にはなかなか想像しづらい状況だな… えー、ていうかせっかくなら『青い十字架』の後に読みたかったよこれは…なんちゅうネタバレをしてくれるのや…いや紹介されなかったら多分ブラウン神父自体読んでないんであれなんですけども〜!ジレンマ! ・赤い靴(山田風太郎) 竹崎真実氏の金瓶梅コミカライズが私の金瓶梅知識のすべてなので、めちゃあの絵柄で脳内再生してしまった。 一連の惨殺事件、動機も含めてまあ金蓮なら…金蓮ならやりかねない〜という金蓮への信頼がある(?)口は災いのもとだね… 綾辻有栖川開設にあったように、私も山田風太郎は魔界転生や忍法帖の時代ファンタジーなイメージが強かったんだけど、ミステリも書いてたんだなあ。 ・頭のなかの鐘(倉阪鬼一郎) ああ〜!井の中の蛙がずっと続いていくのつらい〜!!なんか最初の、のど自慢出て白いタキシードに失笑されてたシーンだけでもうつらいもん!でも健一にとっては白いタキシードは歌手の正装なんだ…泣ける… 会社にのど自慢の結果嘘ついたあたり、もう読んでいられなくて…いたたまれなくて駆け足で読んでしまった… 頭のなかの鐘(のど自慢の鐘)と長崎の鐘でかけてあるのには綾辻解説で初めて気づいた。なるほどね〜! ・発狂する重役(島田荘司)2026/06/27 吉敷シリーズ初めて読んだ〜! 発狂した重役であるところの犬童、人間のカスすぎるので発狂でもなんでもしてもろて…強姦の上に恐喝って…そんな男に「そうなると女性も弱いもので」じゃないよ!ストックホルムなんちゃらとか名前がつくやつだよそれは!!島田荘司の頭おかしいんか!? 発狂させるなんてぬるい、八つ裂きにして殺すべき…という気持ちで読んだので全然納得できなかった。殺してほしかった。 ノックスの十戒とヴァン・ダインの二十則、ちゃんと読んだの初めてだけど結構破られまくってない!?(笑) ヴァン・ダインは七則の「死体がよく死んでおればおるだけいい」で爆笑してしまった。まあ気持ちはわかるけど〜! 『アクロイド殺し』と『オリエント急行の殺人』で喧嘩売っていくアガサ・クリスティは強すぎる。しかも面白いし。 カーの黄金律はそもそも存在を知らなかったので楽しく読めた。 ・薔薇荘殺人事件(鮎川哲也) 解答編の途中で犯人はわかったけど(それ意味あるか?)、犯人がそもそもなりすまし犯ってことには気づかなかった〜!二段落ち!! とか思ってたら「問題編の最後の一行の逆読み」!!すご!!!さすがに声が出た… 綾辻の言う「立ち去りかけた作者が振り返って「ミステリ好きの坊主よ。挑戦状の最後、逆さに読んでみな」と言う感じね」って表現めちゃめちゃ笑った。そのとおりでございます…! 鮎川哲也、国内ミステリ作家のさまざまな人に影響を与えた偉大な作家だとは知ってたんだけど、メルカトル鮎の「鮎」が鮎川哲也から来ているとは知らなかった(綾辻情報)。そんな、なんで魚なんだろうという長年の謎がこんなところで…! - 2026年6月28日
ロシア幽霊軍艦事件島田荘司読み終わった大正八年に一晩だけ芦ノ湖へ現れたロシア軍艦とアナスタシア皇女を名乗る老女の謎。後者は歴史のifロマンだから言い方悪いがどうとでもなるけど(そして予想通りだったし何度か見たことある展開だったけど)、前者の予想がまったくつかなくて〜! 「海底軍艦じゃないなら、空を飛んでくるしかないじゃないか」、まあ言われてみればそうなんだけど〜!えっでもどうやって空を飛んできたんですか…?そんなバカでかいもので…!? 飛んできたときに箱根の住民に気づかれなかったんですか!? それにしても読者への説明なのはわかる、わかるけど石岡くんがすべてのことに「それは何だっけ?」って御手洗に質問するの、あまりにもアホの子でつらい。明るくない分野があるとかじゃなく、一般常識的に知ってるだろみたいなことにも「それは何?」ってしていくので…もうちょっと会話の妙でどうにかできませんでしたか… - 2026年6月25日
老虎残夢桃野雑派読み終わった古代中国の武侠ものという事前情報だったので、地名やら人名やらが頭に入ってくるか心配だったんだけどスルスル読めた。 というか開幕から百合が始まってびっくりしてたんだけど、そもそも帯に『館×特殊設定×孤島×百合』って書いてあったわ… 紫苑と恋華の百合が禁断扱いされてるのが、同性同士だからではなくて師弟は家族として扱われるという前提で近親相姦関係にあたるからというのが興味深かった。同棲同士の恋=禁断は令和の価値観だと古いからかな…(作中の時代は宋だけど) というか乱歩賞×百合は私が知る限り『ノワールをまとう女』に続いて二作目なんだけど、賞と親和性があるのか…? 内功と外功とか軽功とか、特殊武術とかいろいろ出てきたけど、事件の要素的にはそもそも建物自体に入れない密室と毒を飲ませてからの刺殺というシンプルなもの。 なんだけど、被害者である師父が国家転覆を企んでたり、紫苑はそもそもそのための駒として育てられたという事実が判明したり、め、めちゃくちゃスケールが大きい…!乱歩賞ってのはどうしてこう…! しかし結果的には紫苑と恋華の、泰隆から紫苑と恋華への、祥纏から泰隆と桂樹への愛の話だったな…そこに終着してくれたのはよかった。 泰隆の自害を見届けた祥纏の、「死ぬときに一人ってのは、寂しいだろ」がすごい響いた。だからってそんなさぁ、惚れた男のために人生捧げて最期まで看取ってさぁ…祥纏〜!! 何もかもが明かされてから崩れ落ちる八仙楼、諸行無常という感じの味わいでなんとも言えなかったな… - 2026年6月23日
すべて忘れてしまうから燃え殻読み終わった『ボクたちはみんな大人になれなかった』が漠然と良かったなーという記憶があって手にとったんだけど、小説とエッセイという違いがあるのに空気感がほぼボクたちは〜と同じでビックリした。 印象に残ってるのは『パニック障害で休職することになった後輩が「一日も早く百パーセントの状態に戻して、会社に復帰いたします」って言ってきたので「百パーセントなんてスマホの充電でもレアだよ、ほどほどでいいよ」と答えた』という話。確かにスマホの充電、めったに100%にしないな…言われてみれば… ていうか周りの人、亡くなりすぎじゃないですか!?何!?職業的な問題!?それとも年齢的な問題!? - 2026年6月21日
闇に香る嘘下村敦史読み終わった主人公に視覚障害があったり、精神安定剤で記憶飛んだりとなかなか語り手としてドキドキするタイプで肝を冷やしながら読んだ。めっちゃくちゃおもしろかった〜!!最後まで謎たっぷり。 腎臓移植を必要とする孫のために、長い間中国残留孤児として生き別れになっていた実兄に検査を求めたところすげなく拒否されて、そのあまりの拒絶ぶりに「こいつ本当に血の繋がった兄なのか?」と疑いを持つところから物語が始まり… 移植を断られたからって偽の兄貴かも!はなかなか被害妄想では…!?と思ってたら、次から次へとどんどん事件が起きていくのでまったく飽きさせない。ずっとハラハラしっぱなし。 曽根崎さんと兄が対面したあたりで、これひょっとして兄じゃなくて主人公こそが偽物なんじゃないか…?と思ってたらやっぱり〜!!やっぱりじゃん!!! 母も兄も血の繋がりはなくてもお前を大切に思っているよ…でハッピーエンドかと思いきやもう一波乱あるの、さすがに盛り沢山すぎる…! しかし母は自分の意思で選んだんだからともかく兄、降って湧いた血の繋がらない弟にでっかい愛すぎる…すごい…絆は血に勝るって、中国の養父母だけじゃなく自分たちの関係に向けても言ってたんだなぁ。すごい。 - 2026年6月20日
綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー(2)有栖川有栖,綾辻行人読み終わった今回は公開ライブがあったり北村薫がゲストに来たり。 いや、今回の紹介作ではもうぶっちぎりで『親愛なるエス君へ』に持っていかれましたわ…連城三紀彦、『わずか一しずくの血』だけ読んで以降合わないな〜と避けてたんだけど、他作品を読んでみたくなった。 ・黒鳥亭殺人事件(有栖川有栖) いつ読んでも後味の悪い話だな… 今回は自作取扱ということで本当に解説といった趣。綾辻がキャラクターの動かし方の動線の巧みさを詳しく教えてくれたの、ははあなるほど〜膝を打った。有栖川の語る陽の伏線と陰の伏線という概念も面白かった。「どれだけ美しい手がかりが置かれているかが、本格ミステリの真髄」という発言もなるほどなあ〜。 ・意外な犯人(綾辻行人) 作中で『館』シリーズの映像化は至難の業って言われてて、2026年の読者はニッコリ。 しかし綾辻の短編って仮題・ぬえの密室とこれぐらいしか読んだことないんだけどメタフィクションが多いの? 6-5=1全然気づいてなかったから、最初マジで視聴者が犯人系のやつかと思っちゃってげんなりしてたらさすが〜! 綾辻有栖川の短編に対する意識の違いみたいな話、興味深かった。 ・終電車(都筑道夫) ミステリというか…ホラー…? 二人連れの男のうちどちらかが幽霊なのは想像ついてたけど、自殺理由がなかなか。 そんなに長い話じゃなかったこともあってサラッと読んだけど、解説で紹介されてた、ある男がどこかへ旅行すると必ず災厄が起きるからそれを利用して殺人計画を立てる…っていう『旅行ぎらい』の方が気になるかも。 ・なにかが起こった(ディーノ・ブッツァーティ) か、改行がなさすぎて読むのがつらい…谷崎潤一郎かよ… どこに向かってるのかわからない超特急列車、人影のない駅のプラットフォーム、耳をつんざくような女の子の悲鳴。不穏の要素がこれでもかというほど詰め込まれて、でも結局なんなのかはわからない。 何だったのよこの話は!と思ってたら、有栖川解説で「謎をぶつけられて終わりで、作者は解いてくれないんですよ。宙ぶらりん感がたまらない」って言ってて、そういう楽しみ方もあるのか〜。 電車というのは危険回避のために必ず停車するように作られてる、だから危機的状況にも関わらず電車が止まらないのは現実ではないという証拠、進んだら止まらない『時間』の暗喩って考察は面白かった。 ・アウトサイダー(H・P・ラヴクラフト) 翻訳難解すぎて謎掛けかと思ったぞ!!! もうマジで何を言ってるのか全然頭に入ってこなくて私にはラヴクラフトは合わないということしかわからなかった… ・新都市建設(小松左京) 日本人作家サイコ〜!!(泣) なんか巨大ショッピングモールを建設して地元の商店街が寂れてゆきますみたいな危機感の話だな〜と思いながら読んでたら最後2行でひっくり返った。た、確かに日本を置き去りに外国の新奇さに気を取られた建築物だわ…当時の平城京は… 綾辻有栖川解説で「小松左京といえば未来都市の話だろうというメタレベルのミスリード」と言われてたけどまんまとひっかかった〜! 新本格ムーブメントの生みの親でもある綾辻行人が語る叙述トリック概論、めちゃめちゃ面白かった。十角館、確かに作中人物は驚いてないわ〜!?読者が勝手に驚いてるだけだわ!? 綾辻行人が叙述トリックを「本流から外れた仕掛け」と語ってたのは興味深かったな。現代における叙述トリックの代表格とも言える作家なのに、本人そんな認識だったんかい。 ・親愛なるエス君へ(連城三紀彦) いきなりパリ人肉事件!!!??? 食人願望のある語り手がパリ人肉事件の犯人に向けて自分の犯行内容を手紙で語りかけている…という体裁だけど絶対そんなんじゃないはず…と疑いながら読んだのに、ウワーッ!!騙された!!人肉そっちかよぉ!!! 見事に綺麗に騙された〜悔しい〜!!! ・油あげの雨(スペイン童話) マ、マキリータかしこ!!!大金を見つけた亭主が他の人から頭のおかしいやつだと思われるようにあれこれ画策したのか…!!! それにしてもこれを引っ張ってくる北村薫のセンスすごいな。 ・六連続殺人事件(別役実) 最後のセリフこえー!!!!会社休んでまでやることではないんだ、殺人…!!!! と怯えてたら綾辻有栖川は「楽しいお話」って言っててマジかよになった。 ・ナイト探し(大川一夫) 京大ミス研の会誌に掲載されたというアマチュア作品。 自分を暴漢から助けてくれた男を探している…と見せかけて、実は暴漢本人を探していたという。 私はうちわの引っ掛けに、見事にひっかかってまんまと犯人をナイト判定してしまった〜!そうやん!助けられたときにはうちわ落としてたやん!!! 犯人を見事に当てた有栖川、「京大ミステリ研の犯人当ては挑戦文に注意せよ」って同時代を生きた人ならではの知識でずるいよ〜! - 2026年6月18日
ミステリなスイーツ 甘い謎解きアンソロジー友井羊,坂木司,柚木麻子,畠中恵,若竹七海読み終わったスイーツにまつわるミステリ。日常ミステリから強盗殺人事件の指名手配犯探しまで幅広〜い! なんやかんやで再読のはずの『和菓子のアン』が一番面白かったから、これを機にシリーズ追ってみようかなあ。 ・和菓子のアン(坂木司) ひさびさに再読したけど何度読んでも和菓子がおいしそうでえ〜! しかし和菓子を使った告発、さすがに風流すぎやしないか…と思うけどそのへんも「茶道を嗜んでる上司」という情報でカバーしてるんだなあ。うまーい! ・チョコレートが出てこない(友井羊) 出てこないって、チョコレート行方不明事件と吃音でチョコレートという言葉が出てこないのダブルミーニング…!? 吃音があるせいで人前でしゃべることの苦手な主人公が頑張って謎解きしてるの、がんばれ〜!の気持ちで犯人特定よりも手に汗握ってしまった。 ・チヨコレイト甘し(畠中恵) 畠中恵だから当たり前だけど、時代物だ〜!! 真次郎と沙羅のあからさまな両片想い、甘酸っぱかった〜! いやーそれにしても小弥太、厄介者すぎる。爺ちゃんの形見を手放したくないのはわからんでもないけど、それで真次郎が迷惑を被るのはヘイト溜まりすぎる!鍔なんかさっさと捨てちまえばよかったんや!とスッキリしてたら偽物だったんかーい!真次郎マジでいいやつすぎるやないか… ・3時のアッコちゃん(柚木麻子) アッコちゃんシリーズ、既読のはずだけど内容の記憶がほぼないので初読みたいなもん。 アフタヌーンティーしながらの会議、体験したいようなしたくないような…それにしても会議の方向性を外部サービスの人にコントロールされてるの、高潮の社員からしたらちょっとした問題では!?結果オーライ!? ・不審なプリン事件(若竹七海) 白昼堂々の繁華街での強盗殺人事件!?プリン食ってる場合か!?と思ったら事件から七年経ってるのか… 結局指名手配犯だった父親を殺したのは娘なのか死んだ母親なのかはわからずじまいでスッキリしないな〜、死人に口無しですからね… しかしほんと、強盗殺人事件で殺された被害者とその遺族がひたすらかわいそうな話だった。 - 2026年6月17日
ノーメイク鑑定士石田夏穂読み終わった表題に惹かれて。『ノーメイク鑑定士』、ちょっとした推理の雰囲気もあっておもしろかった〜! それにしても人は見たいものを見て信じたいものを信じるものなのだなあ… ところで『我らがDNA』の主人公、ラスト死んでないよね!? ・フットブレイク 足のマッサージの描写がすごい気持ちよさそうで、私も本を読みながら土踏まずをマッサージしてしまった… フットブレイクってコーヒーブレイクとかけてたのか〜なるほど〜!? ・未経験の男 うう、適当に生きてても痩せ体型の男性羨ましすぎる…と思ってしまって申し訳ない。本人はいろいろ悩んでるしコンプレックスっぽいのに… バイトの小林さんがぶっ倒れたことで色々私も考え込んでたら、それを吹っ飛ばす火事展開でちょっと不謹慎にも笑ってしまった。ファイヤー!火事が吉川のせいじゃないといいね… ・我らがDNA は、働き方改革の残業禁止どう考えても嬉しいだろ!と思うけど人それぞれだなあ…禁止されるとやりたくなるという気持ちはわからんでもないが… ていうか大川これラスト過労死してないよね!?めっちゃ不穏なんやが!? ・ノーメイク鑑定士 果てして本当にメイクをしていないのは容疑者のうち誰なのか!?、探偵モノの空気があって面白かった。 「あなたはメイクをしていますか?」、確かに切り出しの難しい質問すぎる〜!! そして主人公、ノーメイクでもメイクしてる顔に見えるの羨ましすぎる〜!! と思ってたけど、目の前で顔を拭いても信じてもらえないスッピンもそれはそれで大変そうやな…お、おつかれさまです… - 2026年6月15日
犬がいた季節伊吹有喜読み終わったイケメンが失恋する話と聞いて読み始めたんですが…昭和の終わりから平成前期という激動の時代を描いてるので読み応えがあった。『めぐる潮の音』のふたりをずっと応援しながら読んでしまった〜最後幸せに…なったんだよね…!? ・めぐる潮の音 うおーっ、優花の家、そんな、インターネットミームの九州みたいな地獄家庭!兄貴ムカつく! 典型機男尊女卑の家で「お母さんには帰る家がないから怒らない」って言ってる母親、つらすぎて泣いてしまった… 最後いきなり戦争の話になって2026年にはめちゃタイムリーだった。戦争を知らない時代のまま暮らしたいねえ… そして締めの早瀬の「本当に、本当に、好きだったんだ」で泣いてしまいそうになった…えーん両片想い… ・セナと走った日 セナってそのままアイルトン・セナのことかーい!!! 相羽と五月の異文化交流みたいなやりとり、見てて微笑ましかった〜。ちょっと険悪?になったときヒヤヒヤしたけど、食べ物で距離縮まってよかった。 最後サッチャンってよばれたところよかったねえ〜、相羽すごいツンデレやったな… ・明日の行方 そうか昭和の終わりから平成初期を描いてるから阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件が入ってくるのか… ああ〜〜〜お年寄りがくれるお金ね〜〜〜、断るべきじゃなくて素直にもらって使いみちを報告してお礼言うのが一番いいんだけど、それって若い頃はなかなかわからないんだよね…わかったときには大体手遅れで…人生ってままならない… ・スカーレットの夏 えっ…少女漫画好きとしては大人になってから優花と早瀬に再会してもらって恋愛スタートしてほしかったんですけど、優花、結婚するんか…幸せにな… それにしても水商売やってる人がみんなそうとは言わんけど、詩乃の母親って毒すぎる〜!中学生の娘を水商売に引っ張りこむんじゃないよ! 東京の大学に行って、詩乃は自力で幸せ掴んでほしい〜…今の詩乃が望んでいることが幸せにつながるかはわからないけど、今よりはきっとよくなるはずだから… ・永遠にする方法 優花〜!教師として母校に帰ってきとる!って結婚しとらんのかーい!!!なんだったのあの情報!? 人を看取るのはどんな関係性でも辛いもんだねえと思いつつ、ゆ、優花また男を失恋させてる…魔性の女…! ・犬がいた季節 優花の兄貴ほんとに駄目すぎない!?母が死にかけてても「俺は忙しいんだ!」だったし事業に失敗して借金を優花に押し付けようとって…育て方間違えすぎやろ… 詩乃も思い描いてた、男の庇護下でぬくぬくって人生ではなさそうだけど(女性実業家っぽい)幸せそうで何より! てか優花と早瀬〜!これは〜!私が望んだ通り、この先この二人は結ばれるのでは〜!? - 2026年6月14日
綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー(1)有栖川有栖(著・編),綾辻行人読み終わった噂に名高いミステリ・ジョッキー、こういう形式なんだ〜!単なる対談集かと思ってた! 確かに編纂されたアンソロジーって「一個一個の作品についてもっと語っておくれよう」って気持ちになるからこれは満足度高い! ・技師の親指(コナン・ドイル) シャーロック・ホームズは子供の頃読んで以来なのでもう何もかも新鮮だった。お、おもしろ〜!水圧機に閉じ込められたところとか、生還することはわかってるのにドキドキしながらページをめくってしまった。 私は「いやあ怖い体験をしましたね〜」くらいの感想だったけど、言われてみればホームズが現場の位置を推理したところって確かに見事だな…さらっと流してしまったわ… ・赤い部屋(江戸川乱歩) なんか…狐に化かされたみたいな話だった… 99件の立件されない殺人、100人目に自分を殺すことを選んだ狂人がぜーんぶ嘘だった…嘘だったんだよな?という薄気味悪さがある。少なくともT氏は赤い部屋メンバーのアイデンティティを殺していったと思うが… …とか思ってたらそれは勘ぐり過ぎで、綾辻有栖川解説によると乱歩は普通に冗談オチとして書いて(そんで冗談オチにしたことを後悔して)いたらしい。マジで〜!? ・恐怖(竹本健治) 恐怖を知らない男と、その現象に興味を持った友人との真相探し。 すべての謎は髪の下、頭蓋に刻まれていた…(ロボトミー痕)というオチだけど、短編ながらこれが人気あるのわかる〜! ・開いた窓/踊る細胞(江坂遊) ここに来て初めて名前も知らない作家が! ショートショートひと筋という著者の、ほんとに短い作品が二本。 どっちも私には「???」ってなって終わってしまった話だったので、良さが理解できなくて悔しい〜! ・残されていた文字(井上雅彦) うわーーー!!!文字が途中で切れる演出が何度か入ってたけど、ラストのぶつ切りはぞっとした!!すごい!! ・新透明人間(ディクスン・カー) タイトル通り透明人間が現れて殺人事件を起こすところを目撃したロドマン氏。けれどそれは全部マジックで…という話だったんだけど、目撃者のロドマン氏が「なぜそんなに微に入り細に入り説明することができるのか?」っていうのがまんま事件の動機なところが面白かった。 手品オチかよ〜!と思ったけど綾辻の言うとおり、ハートリー夫妻が手品師であるヒントは結構残してたんだなあ!言われてみれば…すぎる〜! ・ヨギガンジーの予言(泡坂妻夫) 車契の予言のうち、三つ目の意図は割とすぐわかったけど一つ目と二つ目をどう的中させた(と信じ込ませた)のかがわからんかった〜!悔しい〜! 綾辻の「ミステリからトリックだけを取り出して論じても、面白味はつかみきれませんしね」、本当にそれ〜!わかります!流れが大事なのよ! ・黒い九月の手(南條範夫) 題材が題材だけに(イスラエル・パレスチナ問題)2026年に読むと陰惨な気持ちになってしまった。 事件そのものは…ず、図解が多いけどド直球に数学すぎて頭が痛くなる〜!日本人ならこのぐらいの推理は簡単にやってのけますよと主人公は言ったけど、わ、私にはわかりません…!!! 証明について綾辻が「正直なところ、あまり真面目に考える気になれなかった(笑)」って言ってたの安心した。私も読み飛ばしたカス読者です… ・ガラスの丸天井付き時計の冒険(エラリー・クイーン) クイーンには正直苦手意識があるんだけど(文章が硬くて…)ダイイングメッセージものかと思いきやそのダイイングメッセージは実は犯人が偽装したもので…という展開になったあたりから面白く読めた。誕生石とは、現代の日本人の感覚から行くとまた随分少女趣味なメッセージだ… - 2026年6月13日
今夜は、鍋。友井羊,清水朔,織守きょうや,角田光代,青木祐子,額賀澪読み終わったタイトルどおり鍋にまつわるアンソロジー。友井羊さんの『初鍋ジンクス』、最初は設定に面食らったものの一番好きだった〜! ・合作、冬の餃子鍋(角田光代) ぎょ、餃子鍋、だめですか!?鍋は料理に入りませんか!?と鍋ばっか食べてる人間としては不安になったけど、なんか和解っぽいラストでよかった。安心。 ・四人いるから火鍋にしましょう(青木祐子) 翔太とかいうカスのせいで女三人の暮らしがメチャクチャになったの普通に不快なんだけど〜〜〜!?奈々子はなんでこいつ奈々子ハウスに入れたん!? 翔太が本命のテレビ局の面接落ちてスッキリ〜!と思ってたら…えっ…もしかして皆さんで目覚まし止めました…?と最後ちょっとホラーの気配だった。 ・初鍋ジンクス(清水朔) 鍋やら結婚指輪やらに自我があって、物たちが人間の噂をしているという話。 三組目の持ち主の凜がめっちゃいい子だったので幸せになってほしい〜!彼氏の真実はわからないけど、先生が考えたとおりの凜に救いのある展開だといいなあ。 ・両想い鍋パーティー事件(友井羊) なんというか、叙述トリックなんだろうけど、浩太郎と果歩がさすがに無神経すぎないか〜!?そりゃそれぞれの恋人たちは不安になるよ!!! でも結局距離を置いても恋人とはうまく行かなかったんやな…恋愛は難しい… ・できない君と牡蠣を食べる(額賀澪) 「できない君」ってそういうことかーい! アニメのロボットで喩えられてた男の生き様みたいな話が急に生々しくなったな… 私は桂都と同じで、できなけりゃできないで他に寄り添い方があるんじゃないの?と思ってしまうけど、そういうのも雪路の言うとおり男女の差なのかなあ。 ・やみ鍋(織守きょうや) えっ!?駅のロータリーで鍋を!?怒られないんですか!? と思ったらすべてがまぼろし!?えっ!?最後何!?ホラー!? どういうテンションで向き合えばいい話なのか全然わからんかった…なんなんやこの話は… ・鍋セット(角田光代) うおおおお思春期特有の親といるのが何だか恥ずかしい感覚すごい〜!!こうなりがち!! とか思ってたら一足飛びに大人になっててびっくりした。人がくれて大切にしてるもの、大事に愛着持って使ってるのにくれた本人はとっくに忘れてるのあるある〜! - 2026年6月11日
フォー・ディア・ライフ柴田よしき読み終わった山内練に会いたくなってつい… わかってるんです!にこにこ園とハナちゃんが主軸なのはわかってるんですけどつい練に注目してしまい〜!? 皐月とはいい感じの仲だった練、奈美とはそうでもなかったのか〜。奈美から練に向かう愛憎の複雑さが興味深かった。 本題の仁志の件については…なんかもう…大人に振り回されすぎて気の毒で…母親も妙な嘘つくなよ〜!と言いたいけど、実際ハナちゃんが言ったみたいにモルヒネで朦朧としてたのかもしれないしな… 姉に道ならぬ恋をして、家出先で憧れの漫画家に弄ばれて、母親の嘘に翻弄されて、本人の無計画無鉄砲ぶりをさっぴいてもあまりにもかわいそう。周りの大人が悪いよ〜… ゆうきの件は、まあそりゃ自分が好きになった男が父親の愛人だったなんて家出したくもなるわなと納得してしまった。でも父親の恋愛そのものじゃなくて母親を裏切っていることを知ってしまったのがつらかったって、優しい子や… しかし柴田よしき、男同士の拗れた恋愛書くの好きすぎるだろ! - 2026年6月8日
30代後半、独身、ひとり暮らし畑野智美読み終わったタイトルから、楽しくひとり暮らしを満喫してる話だと思ったら、彼氏だか彼氏じゃないんだかわからん男とずっとゴタゴタしている話で…ちょっと…期待と違いましたね… 永遠にゴタゴタしてて、なんというか…そりゃ妹も別れろって迫るわっていう… てかフリーランスの漫画家で数ヶ月以内に仕事なくなっても二年暮らせる蓄えがあるってすごすぎんか!?成功者では!?というのがずっと脳裏にあってあんまし集中できなかった。なんかもっとこう、それこそ月収15万で楽しい暮らし的な本だと思って手にとったので… 終盤どうしようもない彼氏と別れたからってうっかりいい感じになってた編集者と付き合い始めたらどうしよ〜と思ってたので、そうならなかったことに安心した。 それこそひとり暮らしを謳歌して、独身楽しんでほしいよ〜 しかしトレンドの化粧品買った主人公への「たくさん持っていることは、何も持っていないことと同じ気がするよ」って指摘は刺さった〜…はい…おっしゃるとおりで…(物の山を見ながら) - 2026年6月5日
おひとりさま日和 ささやかな転機咲沢くれは,坂井希久子,大崎梢,岸本葉子,新津きよみ,松村比呂美読み終わった坂井希久子さんの『リフォーム』と松村比呂美さんの『セッション』がよかった!新しいことを始める姿って見てるだけでもワクワクする〜! ・アンジェがくれたもの(大崎梢) 前巻で設定に引っかかったレンタル番犬の続編。 レンタル番犬サービスについてはもう「そういうもんか」と割り切ることができたけど、ちょっと里志、留守を任されている割に不用心すぎないか!?まんまと結婚詐欺師を家に上げてるんじゃないよ… ・友だち追加(岸本葉子) 前巻のフィギュアスケート陰謀論オタク!すっかり足を洗っているのね…(?) 読者モデル体験、過酷だ〜。私は金もらっても絶対にやりたくない… カズヨのついた嘘に現実が近づきつつあるところがおもしろかった。嘘から出た真だ〜 ・リフォーム(坂井希久子) 離婚式にて振り返られる結婚生活、結婚に至る流れからして夫カスすぎる〜…よくこの夫と何十年も結婚生活送れてたな… 離婚後の主人公がイキイキとして結婚指輪をリフォームするところわくわくした! ・この扉の向こう(咲沢くれは) こ、校長も同僚の男もイヤすぎる〜!!職場環境終わってませんか!?そりゃ保護猫カフェで癒やしも求めますよ… 最初は嫌なキャラかと思ってた菜月が実は主人公に懐いてたのと、猫との暮らしがうまくいきそうなことが救い。主人公の新しい赴任先が良い環境でありますように… ・リセット(新津きよみ) お、夫の死後に隠し子発覚キツい〜〜〜!もう責めることもできない…!!! それにしても主人公落ち着いてるなと思ってたら、愛人の子は実子じゃなかったのね…それもそれで複雑だけど… お互いが『愛人の子』ではないと理解しているなら、共通の知人がいる歳の離れた女友達になれそうだけどな〜双方その関係を望んでいるわけだから…でも切り出しづらいかあ。 ・セッション(松村比呂美) スターダストレビューってスタレビって略すんだ…し、知らなかった… 「世の中には、自分を楽しませるドアがたくさんある」「自分に向かなければそっとドアを閉めればいい」ってフレーズめっちゃいい〜!70歳からロックにハマってドラムを始めてもいい!始めたからって義務感で続けないで、合わなかったらやめてもいいんだ…! ところでバンドメンバーが自分の生き別れた孫だったら…妄想キツい〜!やめな〜!と思ってたら別のメンバーがマジで孫だったからビックリした。おばあちゃんのキツい妄想じゃなかった…! - 2026年6月4日
ゴルフ場殺人事件アガサ・クリスティー,田村義進読み終わった被害者であるムシュー・ルノーと愛人と思われていたマダム・ドーブルーユのまさかの正体とか、計画殺人(捏造)と衝動殺人の交錯とか、ヒロインだと思われていたラスボス女とか、いろいろ…いろいろ面白いところはあったんだけど… ヘイスティングズが女に弱すぎる…!!の一言に尽きる。嘘やんお前、足を引っ張ることしかしとらんぞ!! 何をぬけぬけと会ったばっかりの女に利用されとんねん…そらポアロも「そのうちにハレムができそうだね」とか嫌味言いますわ… 容疑者の女に惚れて事件引っ掻き回して最終的に「それでもポアロなら…ポアロならなんとかしてくれる…!」の精神で厄介事を押し付けるヘイスティングズ最悪すぎる〜〜〜ポアロは本当にこいつと友達でええんか?友達は選んだほうがいいよ!?たまたま今回惚れた女が犯罪者じゃなかっただけで、こいつは犯罪者に惚れても絶対同じことするよ!? ラスト付近のポアロの「フランスの法廷は若さと美貌に寛大ですからね」という発言がベルギージョークであることを祈る。そんな法廷嫌すぎるだろ…法のもとに人は平等であれよ… あとあと〜、マルトが「あのドーブルーユの娘なんだから犯人でもおかしかないよね〜」って言われてるところ、犯罪者の子供は犯罪者ってド直球差別で今回の差別ポイントはここか〜!となった。アガサ・クリスティ、リーダビリティの高さから古典という感じがあまりしないけど間違いなく100年前の小説なんだよな…死刑になるときはギロチンだし… - 2026年5月31日
読み込み中...