
ちとせ
@4wsdig
- 2026年2月25日
ABC殺人事件アガサ・クリスティ,アガサ・クリスティー,堀内静子読み終わったA町のAさん、B町のBさん、C町のCさんが順番に殺されていく、アルファベットコンプレックスの犯人による無差別殺人…のはずだったけど〜!? 殺害された被害者の遺族や友人たちからメンバー募って特殊部隊を作るっていうの、今まで聞いたこともないアイデアだったから仰天。そんなことしていいんや…! その捜査部隊に参加してる間の給金も(お金持ちの警官が私財から)払うっていうんだからすごい話だわ。 容疑者が本当に心神耗弱なのかそれともそれを演じているのかわからなくて、ポアロとの対面シーンすごいドキドキした…ら、犯人じゃないんかーい!! 本当の犯人は…すごい…悪魔みたいな男だ…下準備もすごすぎるし何よりひとつの本命の殺人を誤魔化すためにあと2〜3人殺しとこ☆は正気じゃなさすぎる… それにしてもポアロが類を見ない凶悪犯罪でピリピリしてるせいか、ヘイスティングズに対していつもより手厳しかった印象。序盤で八百屋でイチゴ買っただけでポアロにボロカス言われるヘイスティングズ、さすがにかわいそうやったな…(笑) - 2026年2月21日
読み終わった日常ミステリの元祖ということなんだけど、うお〜〜〜むせ返らんばかりの"平成のジェンダー"が押し寄せてくる〜〜〜! という感じであまり作品に集中できなかった。ごめん…! 一番心打たれたのはあとがきの「小説が書かれ読まれるのは、人生がただ一度であることへの抗議からだと思います」って部分。正直作品より頭に残ってる。 ・織部の霊 時代性もあると思うが、女の子としては〜女の子なのに〜女の子のような〜とジェンダー規範みたいな言葉が連発されるので結構疲れてしまった。 しかしページが折られていた=切腹はなかなか…なかなかどうして厳しくないか!? ・砂糖合戦 先生とコンビになるのかと思ったら円紫さんとなるんかーい!!予想外!! 「しかし、相撲のひいき力士とは違いますから、いくら応援しても、今日はマクベスが勝ったよ、というわけには行きませんからね」ってセリフ、今日はマクベスが勝つルートとか作られても良くないですか!?令和だし!?と思ってしまった(よくないです) ・胡桃の中の鳥 ヒエ〜〜〜ッ!!平成初期のジェンダー議論、令和に読むにはキツイっす!! それにしても話は普通に後味悪いな…ゆきちゃんは今後どうなるの…確かに主人公たちとは関わり合いにならずに生きていくのでしょうけども… ・赤頭巾 ゆきちゃん!!!ゆきちゃんのその後がわかってよかった〜!!めちゃめちゃ気になってたよ!!!幸せになれますように… 「鋏、針、糸という一連のものは女の子を象徴しているともいえる」ってのはなんで…?何…?お裁縫は女の子の役割みたいな話??? 主人公にとっての憧れのお姉さんが不倫女だったのは…キツいオチだな…円紫さんの穿ち過ぎだったらいいのに… ・空飛ぶ馬 『胡桃の中の鳥』『赤頭巾』と後味の悪い話が続いたので(胡桃〜はその後回収されたけど)、本の終わりがハッピーな話でよかった〜! 国雄さんたちが幸せになる、主人公が夢想した未来が順当に訪れればいいなあ。 - 2026年2月18日
迷乙一,アミの会(仮),大沢在昌,新津きよみ,松村比呂美,柴田よしき,福田和代,篠田真由美,近藤史恵読み終わった・未事故物件(近藤史恵) ホラーだと思って読んでたら怖いのは生きてる人間案件だった! 似たような状況に悩んでいた女性の遺体が発見されてからの主人公の行動が早い。寝不足で大変だろうに頭よく回ったな…一日休んだおかげ!? ・迷い家(福田和代) と、飛田〜〜〜!!急に話に現れた美宅を疑ってたんだけど全然関係なく飛田の方が犯人だったのかよ!!! 美宅の「マヨヒガから持ち帰ったぐい呑み、警察に届けたほうがいい!私の親戚の警察から声をかけましょう!」とかめちゃめちゃ怪しかったよ…ごめん疑って… ・沈みかけの船より、愛をこめて(乙一) 親の離婚ってホント子供にはありえんストレスすぎまして… ていうか父親、自分の不倫相手を子供に面通しさせるの最悪すぎる〜!もう離婚が決まってるからええかの精神だったの!? 不倫が原因での離婚なのにそれを隠そうとしてたのも最悪…父親についていってから気づいたら地獄じゃん… ・置き去り(松村比呂美) モラハラ夫だ〜!!ムカつく!! と思ってたら、無事に帰国してからの主人公の行動がつよつよすぎて…!?えっ、自分を置き去りにした旅行会社に就職して内部から会社を変える…!? その発想が出てくることがもう強い。そんで会社で結果出してモラハラ夫黙らせてるのも強い。 ・迷い鏡(篠田真由美) 登場人物、どいつもこいつも性格がキツい!! 「その子があたしだから」のとこ、まあそうだろうな〜とは思ってたけど鳥肌立った。コワ〜。 エッでもこれ結局ラストどうなったん…!?記憶消して元気に生きていきまーす☆ってこと!? ・女の一生(新津きよみ) し、しんど…人の心のないやつしかおらんのかこの話… 子供を亡くしたばかりなのに介護のために実家帰ってきた女に「あの人が来てから悪いことばかり起きる」って、マジで、そんな悪口があるかよ〜!!じゃあお前が全部やれ!!! ラスト突然ファンタジーになったのでちょっとびっくりした。 ・迷蝶(柴田よしき) 蝶の写真撮影、まあいい趣味だね〜と思ってたけど…なんか…過去の思い出話あたりから不穏に…!?絶対主人公と関わりのあった過去があるでしょう、杉江!と怪しんでたらホラ〜〜〜!!!! と思いきや、なんか事態メッチャ入り組んでてえ…入り組みすぎて理解に時間がかかってしまった…登場人物少ないのにね… ・覆面作家(大沢在昌) 大沢在昌初読み!お名前だけは存じてました! 主人公と海老名との男の友情からハードボイルドの片鱗を感じました…これは作者名を気にしすぎかもしれんが… 共同執筆者だったかもしれない奥さんが蚊帳の外なのもなんというか、ハードボイルドの文脈だなあと… - 2026年2月17日
見えない誰かと瀬尾まいこ読み終わった学校の先生時代のエッセイかな〜と思いながら読んでたら、途中からなんか…普通に生い立ちを語るエッセイになってる〜!? そしてまたしれっと先生時代の話に戻ってる〜!?どんな構成!? 不意打ちで入ってた猫のごんべえの話泣いてしまいそうになったよ〜猫が死ぬ話つらい…ねこ…車に轢かれた体でそれでもおうちに帰りたかったんだなあと思うとやるせないよ…猫はやはり室内で飼うべき…(まあこれは時代の問題だろうが) - 2026年2月14日
読み終わったもしも夏目漱石とシャーロック・ホームズが邂逅していたら…というトンデモ設定本なんだけど楽しかった〜!サクサク読めた! 同じ時間軸の話だろうにワトスンパートと漱石パートで少しずつ内容が違うのがおもしろかった〜。ワトスンの語るホームズは割とまともで、漱石の語るホームズは哀れなヤク中なのでワトソン側が忖度だ! 解決編の「とにかく、順を追って話すとしましょう」「最初っからそうしてくれればいいんだ!」で笑ってしまった。いやほんとそう。名探偵には報連相の精神が足りない。 ミイラとの入れ替えトリック自体はシンプルだけど、ずっとホームズたちを悩ませ続けた「つね六十一」の真実もシンプルにして美しかった。 度重なる心痛で心を病んでいた悲運のメアリィ・リンキィがラストで元気になって終わったの本当に良かった〜!遺書の謎も解けてスッキリ明るいラスト! ペルシャ猫をメアリィ・リンキィに引き合わせて、その猫に自分の名前が冠されたことから「吾輩は猫である」に繋がるの綺麗な終わりだ…すごい…! - 2026年2月12日
幻想運河有栖川有栖読み終わったタイトル通り、運河がテーマでめっちゃ幻想的な話。 でもさーーーっ!!!???結局水島を殺したのは誰だったの……!!??ラスト、恭司はなんで美鈴をバラバラにしたの!!??全然わからん!!!! 水島殺しは恭司の言ってた島田荘司みたいなトリックが正解だったのかな〜〜〜やっぱドラッグなんかに手を出しちゃいけないんだ…みんなクスリのせいでおかしくなってんだ…!! アムステルダムパートと大阪パートがもっと行ったり来たりするもんかと思ってたから、最初と最後だけの交錯だったのはちょっと意外だった。 アムステルダムパートのラストから恭司が生きてたことにもびっくりだが…恭司、あそこで死んでたほうが本人のためにはよかったのでは… - 2026年2月10日
女王さまの休日古内一絵読み終わったシャールもジャダもひさしぶり〜!と勝手に同窓会気分で読み始めた今作。 さくらの台湾取材がメインだったので、まんまと台湾行きたくなった〜! まあ私は薬膳より肉が食べたいので、ピーナッツ豆花よりガチョウに惹かれてしまったのですが…あとお留守番組の真奈の魯肉飯… 台湾は、九份の茶芸感めちゃ雰囲気良さげで私も行ってみたい〜!コーヒー好きだから台湾珈琲も飲んでみたいし、珈琲の実も食べてみたい! それにしてもマカン・マランシリーズって今まではシャールやジャダっていう、ドラァグクイーンの私こそが本当の自分!って人がメインだったから、今回のアンジーみたいにドラァグクイーンとしての自分を仮面だと思ってる人の登場は新鮮だった〜。そりゃみんながみんな同じ思想と目的でドラァグクイーンやってるわけじゃないよな。 ジャダの「仮面を追いかけているうちに、いつしか、憧れの仮面が自身と近しくなっていくこともまた、あると信じていいのだろうか」ってモノローグめちゃくちゃ良かった〜。そうだったらいいよね〜。 - 2026年2月9日
濱地健三郎の奇かる事件簿有栖川有栖読み終わったこれまでと違ってユリエが心霊探偵の助手から弟子になろうとしている…!いつかは右腕とかになるんだろうか!? 『少女たちを送る』でユリエが息も絶え絶えに濱地へ電話してきたところ、エッどうなってしまうの〜!?とヒヤヒヤしてしまった。ユリエ、最近能力目覚めたばっかりなんだからあんまり急いで成果を出そうとするな…! 『怪奇にして危険な状態』では幽たる事件簿の『それは叫ぶ』で登場した拝み屋・蓬莱さんの再登場。同業者から頼られる濱地さんかっこいい〜。 霊が成仏できない理由が、「生前虐待を受けた父親と同じところに行って再会するのがおそろしいから」なの、すごい胸が痛くなった…しんど〜…虐待の傷、深… - 2026年2月7日
濱地健三郎の呪える事件簿(3)有栖川有栖読み終わった前2冊よりも心霊探偵っぷりが上がってる気がする〜!? 『囚われて』で濱地とユリエを悩ませてた電話番号の正体がわかったあたりとかゾクッとした!!! やっすいドラマだったら『呪わしい波』のカンナギ不動産(の女霊能者?)がまた敵として立ちはだかって来る展開だろうけど、有栖川作品ではどうなるんだろ〜このままサヨナラかな!? - 2026年2月5日
濱地健三郎の幽たる事件簿有栖川有栖読み終わった1巻に続いて読みやすーい! 今回印象に残ったのは『饒舌な依頼人』と『浴槽の花婿』。 『饒舌な依頼人』、なんというかおもしろい構成で良かったな〜。なんやねんこの依頼人は…という困惑をユリエと共有しながら読んだ。あたしって一人称で噺家であることに気づきたかった〜!くやし〜! 『浴槽の花婿』はまさに心霊探偵ならではって感じのジレンマで、被害者なら犯人の罪が暴かれることを望んでいるはずっていう思い込みを突かれた形。この被害者は成仏できるんかなぁ…これは濱地シリーズじゃないとできないネタだね… - 2026年2月3日
濱地健三郎の霊なる事件簿有栖川有栖読み終わった心霊探偵、霊に話聞けば全部解決するやん!と思ったら基本的には霊って意思疎通は取れない相手らしくてなるほどね〜。うまい塩梅だ。 短編集ということもあって、あまり重すぎずサクサク読めた。印象深かったのは、絵のモデルを頼んだ大学時代の先輩に妻を寝取られた『気味の悪い家』。オチがダジャレめいてるのも含めて。 - 2026年2月1日
成瀬は都を駆け抜ける宮島未奈読み終わった島崎と離れた成瀬に新しい友達ができるの、そりゃそうなんだけど私はさみしいよ〜〜〜っっっ!!と思ってたら成瀬も普通に島崎引きずってて(いや別に決別したわけでもないが)安心しちゃった!そうだよな!島崎は特別だよな! 奇しくもこの間京都(今出川〜出町柳)へ旅行に行ってきたところだったので、『実家が北白川』とかめちゃめちゃ楽しく読めた。ちょっとだけ土地の感じがわかるので。 ぼきののかもいいキャラだった…ていうか成瀬とYouTubeの相性が良すぎるだろ… 成瀬の世界が広がったのは嬉しかったけど、最後島崎で締められたのはやっぱり嬉しかった! 周囲の人みんなを照らしていく成瀬だけど、その成瀬のともしびになってくれるのは島崎みゆきなんだよなぁ〜。「わたしも二百歳まで生きようと思うの」、めちゃよかったし「そうか、島崎も生きてくれるか」で伝わってくる成瀬の喜びようによかったねぇよかったねぇと拍手喝采。 いつまでもずっと、成瀬のそばで笑ったり泣いたりしていてくれ…島崎…! - 2026年1月31日
スタイルズ荘の怪事件アガサ・クリスティ,矢沢聖子読み終わったポアロは何作か読んでたけど何気にヘイスティングスが出てくる話は初めて! 「ポアロにはわたしの真価がわかっていないのではないかと思うことがこれまで何度もあったからだ」とかなかなかのキャラをしてるやないか〜ヘイスティングス〜! 警察が容疑者を逮捕して公判にまで進んでから改めて犯人が判明するの斬新だったな… 登場人物みーーんなが疑ってたアルフレッド・イングルソープ、途中ポアロによって疑いを晴らされて、なんかごめんな…ってなってからの犯人オチずるいよ〜!結局お前なのかよ!! 「最初のころ、ミスター・イングルソープを"いま"逮捕させるわけにはいかないと何度も言いませんでしたか?」、た、確かに言ってたけどぉ…てかこの事件の場合一時不再理の原則はどうなったんだろ?と思ったけど、そもそも裁判終わってなかったからまだ一時不再理にはあたらないのか。 - 2026年1月27日
水晶のピラミッド島田荘司読み終わったミクル、大冒険すぎる……どうか無事にディッカと出会えてくれ、ディッカあのままでいてくれ……!!と祈りながら読んだのですがディッカ、王子だったの!?でもミクルへの感情を失ってなくてよかった…ひと安心…と思ったらミクル〜!!とんでもない最期を迎えとるやないか!!そりゃディッカもキレるわよ!私もキレそう!! タイタニック号パートは、これはマジで本当に『あの』タイタニックなのか!?とヒヤヒヤしながら読んだけど…ま、マジで沈んだ…… しかしこの小説が書かれたのって映画のタイタニックの前なのか。歴史〜! という長い長い前フリからレオナで御手洗ワールドに突入したとき、正直「やっとか…」という感想が出た。まあ占星術に比べたら贅沢な感想か… 水晶のピラミッドの大掛かりな仕掛け、想像が追いつかないながらも壮大でワクワクしてたので全部ペテンだとわかったときには「そんな〜〜〜!!」って声が出てしまった。そ、そんな…どう考えても無理やろみたいなトリックが島田荘司の持ち味じゃないんですか! ピラミッドの中の死体の死の真相自体は結構地味で…いやピラミッドの地下神殿ありきだから壮大ではあるんだけど…御手洗たちのスクーバがあんだけ尺とって書かれてる時点で溺死の可能性に気づくべきだったわね… ラストの御手洗とレオナのキスシーンめちゃくちゃロマンティックだったけど、それを石岡くんが見てるのかと思うとめちゃくちゃシュール!!! ハリウッドという豪華絢爛な世界で名探偵したあとに石岡くんと日常に帰っていくのよかった〜。 - 2026年1月20日
ミステリ作家、母になる辻堂ゆめ読み終わった辻堂ゆめさんの子育てエッセイ。 表紙のイラストには子供が三人いるので予想はしてたけど、第一子が生まれるところから始まったので「しゅ、出産ラッシュ!!」の気持ちで読んでしまった。 夫婦間でのスプレッドシート共有、良くない〜!?なんでまわりに引かれてるのかわからん。めちゃ便利やんけ!みんな導入したほうがいいよ!! 喧嘩はせず議論をするっていうのもいいなあーと思ったけど、人間はどうしたって感情の生き物だから、これは導入するのが難しそうだ…一歩間違えるとレスバトルになりそうだし… 話が子育てからずれるけど、まわりの期待に応えたくて東大を目指すことになったっていうの…すごいな…それだけのモチベーションで東大法学部を卒業できたことがすごい。めちゃ優秀だったんだろうな。だいたい、褒められることが好きでも頭が追いつかなくなって挫折したりするのに。 いやでも働きながら通信制大学通って小学校の教員免許とってるんだからそもそもの努力値がものすごい人なのかも…すげえなぁ… - 2026年1月19日
カフェーの帰り道嶋津輝読み終わった今回の直木賞!直木賞受賞作を話題の旬の(?)うちに読むのは初めてかも! 大正から昭和にかけてのカフェーを舞台にした話ということだったけど、カフェー要素は割と薄め。それよりカフェー西行で働く女たちの人生!って感じだった。みんなたくましくて、おちゃめで、少し哀しい。 ・稲子のカフェー タイ子が文字を読めるようになったときの喜びの表現、すごかったな〜。それこそヘレンケラーのwaterぐらいの衝撃だったのかもしれん。タイ子はたまたま字が読めなくて、そのことで世界の彩りを見逃してきたと言ってたけど、私もきっとそうやって見逃してる世界の彩りがあるんだろうなあ。 ・嘘つき美登里 美登里と園子の友情がよかった!継母をアッと言わせるためのコロリって嘘で打ち解ける美登里と園子、めちゃ良かったな〜! ・出戻りセイ えっいいじゃんいいじゃん〜!いい大人だけど甘酸っぱい恋をしているじゃん〜! 「あんた、なんであたしの髪や着物にだけ注文つけてきたの?」「野暮なことを訊くな」ですごいときめいて…向井帰ってきて…ハピエンじゃんと思ったらラストのページ…そういえばそういう時代であった…あらすじを読んだときに覚悟したはずなのにいつの間にか忘れていた…鳥肌が立った… ・タイ子の昔 一気に時代が戦争に突入していて、読んでて暗い気持ちになったり。覚悟して読み始めたんだけどさ〜。 それにしてもタイ子、意外と恋多き女やったんやな…稲子の夫と何もなかったの、奇跡では? 「息子さえ無事ならば、家が焼けようが日本が敗けようが、たいした問題ではないのだ」は、まあそりゃそうよね…と現代の感覚で共感してしまったが、この時代はそんなこと口にも出せなかっただろうな。 ていうか、豊子のお兄さんって…向井…… ・幾子のお土産 えっみ、美登里、そうなの〜!?マスターと結婚したの〜!?そんな気配なかったからびっくりした。ちょいと馴れ初めを聞かせておくれよ。 稲子たちが穏やかに暮らしてることがわかってよかった〜、末永く仲良く暮らしてほしい。 息子の戦死から立ち直れない母、戦士した兄のことをよく覚えていないせいもあって割とすぐに立ち直れたことに罪悪感のある幾子、どちらも間違ってないんだろうけど、私は子供がいないせいもあるだろうけど幾子に肩入れしてしまうなあ。お母さんは和男の母でもあるけど、同時に幾子の母でもあるんだからさあ…と思ってしまう。 そんなすれ違ってた親子を笑顔にしたタイ子の土産、スゲ〜!た、タイ子さん…! どんなに悲しいことがあっても人間は生きてる限り未来に向かっていかなければならないんだよなあと考えさせられた。 - 2026年1月17日
鎌倉茶藝館伊吹有喜読み終わった茶藝館というタイトルなだけあって、お茶の描写がすごく多くてお茶を飲みたくなった〜!どのお茶もおいしそうだったけど白毫烏龍茶がいちばん飲んでみたいな。 マダム、普通に復帰して美紀と師弟関係になってくれると思ってたから早々に退場して紫釉との微妙な関係にフォーカスが移ったのは意外だった。 ていうか初めての男は流され二股で亡き夫は姪に懸想してた疑惑、既婚隠し不倫男と美紀の男運悪すぎない!?紫釉で取り返せますか!?と思ってたら直哉と美紀の争奪戦始まってびっくりよ。直哉の秘密はどうなっちゃうの〜!? どうでもいいけど直哉に母親をママって呼んでる成人男性結構キツいな… それにしても亡き夫の姪、激ヤバすぎてもう絶対に法的な第三者を入れたほうがいい〜!弁護士とか!と思ってたのに、なんか穏やかに決着して、これが…年を取るということなの…?と拍子抜けした。結局永代供養の金は全額美紀が出したんやろか… - 2026年1月13日
探偵小石は恋しない森バジル読み終わった小石も蓮杖も雛未もキャラが立ってて、かけあいを読むのが面白かった〜。 イヤイヤ受けてる浮気調査から謎の気配を見出して謎解きをする小石が痛快!なんだけど…その謎解きのあとには必ず不穏なページが挟まっており…私はずっとこれを澪の仕業だと…(言いがかり) 個人的には藍沢過去編の双子の弟の性被害描写が一番キツかったな…男の子が、こんなことをさせられたら好きな女の子の前ではもう胸を張れないってやつ…男女ともにめちゃめちゃ傷を残すのに、被害者が男だとまわりが被害を茶化して軽量化するのもグロい… 小石と蓮杖の正体までは「えー!?」だったんだけど、雛未もだったのは……片矢の正体だったのは……世間狭すぎるやろ!にはなった。いや、実際福岡の狭い土地での事件なのですが…… - 2026年1月11日
憧れの貴婦人レシピ (角川文庫)斎藤千輪読み終わっためっちゃサクサク読めて、あっという間にページが終わってしまった。 主人公が漫画好きということもあって、歴史系少女漫画の名前がばんばん出てきて、読んだことのある作品が挙がるたびに「わたしも〜!読んだ〜!それおもしろいよね〜!」と勝手に前のめりになってしまった。私も革命プリンセス(作中に出てくる架空の漫画)読みたーい。 椿姫子、絶対京太郎だと思ってたから真理とのコンビ作家だというのは予想外だった! 華帆も京太郎も真理もハラシンも気持ちのいい人たちな一方で、華帆の元夫ほんま…ほんまに気持ち悪いなこいつ…エマももっと気をつけてよ!(八つ当たり) なんか華帆は納得してお別れしてたけど普通に怖いしキモいし最悪だからな!? - 2026年1月9日
キッチンつれづれアミの会,大崎梢,新津きよみ,松村比呂美,永嶋恵美,矢崎存美,福澤徹三,福田和代,近藤史恵読み終わった松村比呂美の『離れ』が一番好きだった〜!ストーリーの雰囲気も、最後にあっと驚かされる展開も、いい出会いだった…他の著作も読みたい。 ・対面式(福田和代) 「対面式キッチンが家族の絆を深める」に乗せられて自分たちの生活スタイルも顧みず新築住宅買う夫ヤダ〜〜〜!!お前が料理しろ!!と思って読んでたから、最後改心してて良かった。 しかし「周史は、陽菜の世話にしても家事にしても、自分はサポートだと考えている節がある」っていうから共働きなのかと思ったら主人公求職中なんかい…それは…育児はともかく家事はやりなよ… ・わたしの家には包丁がない(新津きよみ) いや電車の中で人の荷物から急に包丁落ちてきたら怖いよ!!そりゃ警察呼ばれるよ!!小麦粉はちょっとこじつけですけども!! 母親が生きてたときには一切料理してなかったのに、母の死後に新しい女ができたら嬉々として台所に立つ父親…私でも複雑になるかも〜…お母さんが生きてるときからやんなさいよ!になるよね… えーでも妊娠するとやっぱ女がキャリア諦めて男の夢を共に追う形になるんだなあ…いや本人がいいならいいんだけどさ… ていうかお父さんの再婚問題はいいの!?自分が幸せになったからもうどうでもいいってこと!? ・お姉ちゃんの実験室(永嶋恵美) お、お母さん冤罪すぎる…!!!長年不倫略奪婚の冤罪着せられてたのつらすぎる!!!やっぱね〜大事なことを知ってしまったら正面から話し合ったほうがいいですよ… そして姉妹のおばあちゃんが偉大すぎる〜!最初から無理って決めつけないで一旦やらせてみて、取り返しのつかないことになる前にサッと手助けをするの理想の大人すぎる… で、結局幡谷とはどうなったの!?!? ・春巻きとふろふき大根(大崎梢) 春巻きって……作るの大変!!絶対作りたくない!!! 愛子先生の不在が事件に響いてくるのかと思ったら全然そんなことなかった。空き巣事件と愛子先生が関係してるのかとか深読みしてしまったわ… しかし和菓子職人の全殺しと半殺しみたいなネタだったけど、隠し包丁を「ちゃんと隠せた」って言うの、なんか違和感あるな…言うか?そんなこと… ・離れ(松村比呂美) 家政婦さんが退職するから再婚する父、じ、時代を感じる…!嫁が無償の家政婦だった時代を…! 尚子も亮太も直人も、もちろん義母も父親も誰も悪くないけど(強いて言うなら時代のせい?今なら義母の両親の行動は非難されるでしょう…)苦味の残る話だったし、幼少期のわだかまりは老いてからも残るんだなと切なくなっ……ってたら……夫まさかの直人なの!?えっ!?それは予想外!? 最後に一泡吹かされたわ!!! ・姉のジャム(近藤史恵) 私は一人っ子なので、年の離れた姉妹に対する劣等感(しかも親代わりでもあるという特殊ケース)についてはわからないんだけど、邪険にしてしまった人が永遠に帰らない人になるってどんな感じなんだろうな… ってか〜!姉の夫!訃報でも葬式でも微妙な態度だった理由がわかってゴミ〜〜〜!でもDVって被害者が亡くなったあとでも被害届受理してもらえるんかな?民事になるんだろうか?殺人で立件するのは難しいような気が… ・限界キッチン(福澤徹三) いや、就活に失敗した息子がYouTuberがどうとか言い出したら親がキレるのは当たり前では…父親が自分の兄弟と張り合ってるのは本当かもしれんが言ってることは真っ当ですよ… とか思ってたらまんまと詐欺に引っかかって闇バイトに捕まってるし〜!いや父親警察官なんでこの場に呼びましょうとでも言えばいいのに… 結局全部他力本願で解決してもらって、え、この主人公何?なんだったの? ・黄色いワンピース(矢崎在美) 放置子というかネグレクトを受けてる子供を勝手に保護して飯食わせてるの、うーん、令和なら通報事案かもしれん…お腹を空かせている子供に食べ物をあげるのは善なる行いのはずだけどアレルギー問題とかもあるしね… 心配してたら児童養護施設に保護されてたので一安心した。特に酷い目にも遭わず仕事も見つかってよかったし、「おねえさん」とも無事再会できてよかった。いや、おねえさんもなかなか過酷な人生やな!? 今後綺羅とおねえさんが適切な距離で仲良くなれるといいなあ。
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