
ちとせ
@4wsdig
- 2026年3月9日
私立探偵・麻生龍太郎柴田よしき読み終わった聖なる黒夜の次の時間軸で、麻生は警察やめて私立探偵に。そんでもって麻生と練の束の間恋人期間。出だしは…出だしは幸せそうだったのに……… ・OUR HOUSE 三十年前に埋立てタイムカプセルを見つけてほしいというややこし依頼。 えーなんか…このあと岩倉家に起きるであろう嵐を想像すると…麻生ってほんとにこの依頼遂行してよかったんですかぁとどうしても思ってしまう… 「この部屋は、俺ひとりの家なんかじゃない。ここもまた、俺たちの家、なのだ」はすごいすごいすごいよかったのにどうして…… ・TEACH YOUR CHILDREN 冒頭の練かわい〜けど結局麻生って「おまえんとこ行くよ。次は」の約束守ってないですよね…………… 話としては中学受験のときの怨みを社会人になってから晴らす女こわいよ!確かに思春期のときに受けた傷は残りがちだけど、それって憧れの仕事に就けた現在を棒に振るほどのことなのか!?とどうしても思ってしまった。 ・DÉJÀ VU えっっっ私も練と同じく、薬剤師くんが女子高生の彼女になんて手紙書いたのかメッチャ気になるけど…!? それにしてもまあ寂しいからって手当たり次第に男引っ掛けるのはともかくとして「好きな男の近くにいる女が邪魔だから」って理由で男に強姦以来する少女、ろくでもねえよ〜〜〜この子は罪に問われるのか!?ちゃんと!? 実行犯もだけど幼いとかそういう問題じゃないよ〜〜〜ちゃんと罰されてくれ…… ・CARRY ON 田村の語る練がどこまで事実かはともかくとして、麻生がはっきりしないから練もどうしていいかわからないんだってのは本当にそう〜!!聖なる黒夜ラストでの「一生かけさせてくれないか」はどこいったんだよ〜!! 「恋愛だと感じている部分はすべて、プロの男娼だった練のセックステクニックが見せた幻なのか」、そもそも誰のせいで男娼になったと思っとるんや…大部分はお前のせいやぞ… 事件に関しては、なんかもう事件の真相より早坂弁護士が怖くて怖くて…何!?麻生が「人を人とも思わない」みたいな表現してたけどマジじゃん!依頼するのに隠しごとが多すぎる〜!! 啓子の出産の真実は永遠に闇の中だけど、望まない妊娠よりは犀川以外の男に心が動いてしまって身ごもった展開の方が救いがあるな… ・Epilogue 麻生と練の別れ話。なんで…OUR HOUSEの時点では探偵事務所を二人の家だって言ってたじゃん…どうしてこんなことに… なんかもう言いたいこと山程あるけど、田村の言うとおりいっぺんぐらい「お前のために生きる」って言ってやってたら違ったんじゃないのかな〜と思ってしまうよ〜〜〜ていうか聖なる黒夜では言えてたじゃんよそれ〜〜〜 麻生の言う「何もかもやり直せ」って言うのは、練が冤罪被せられてから地獄で泥水すすって生きてきた全部を捨てて忘れてなかったことにしろってことで、そりゃそんなのなかなか決断できないでしょうよ… 練の「おしまい、ですか」ほんとに切なくて泣いてしまう。盃受ける覚悟を決めきる前にちゃんと麻生が踏み込んでたらまた違ったかもしれないのにってどうしても思ってしまうよ〜〜〜 - 2026年3月7日
聖なる黒夜柴田よしき読み終わった殺人事件を追うという本筋はめちゃめちゃワクワクするんだけど、人間関係のノイズがすごすぎて全然事件に集中できない!この世界にヘテロの男が少なすぎる! 海は灰色のおかげで世田谷事件のあらましがわかってたのは助かった! でも練も及川も槇も麻生のどこがそんなにいいの〜!?私にはわかんないよ〜!! そして練と及川がキャットファイト始めたと思いきやいきなりセックス始めて大混乱したわよ!!どいつもこいつもくんずほぐれずセックスすな!!! 都心のド真ん中のホテルで殺されたヤクザの大親分を中心にめまぐるしく動く事態、身元不明のニューハーフの遺体、人違いで殺されたかもしれない女性、子供を殺された母親たち、父親を殺された娘……というメインストーリーはめちゃおもしろかった。ピースがハマる瞬間ってやっぱり読んでて気持ちいい。 ヤク中に息子を殺された母親が慎なんじゃないかとか疑ってたらやっぱりすぎて〜…慎、あらゆる意味でハードボイルド世界に生きる女すぎた……そして巻き込まれて殺されてしまった復讐劇に無関係なふたり(近所のおばさんと身代わりニューハーフ)が気の毒過ぎる… ラストシーンの練の「十年前、俺はいったい、どんな罪を犯したんだろう?」で泣いてしまった……もう……山内練のこと大好きになってしまっていたので…… え、ていうか「一生かけさせてくれるか?」って言ってたのになんで海は灰色で別れてんだこいつら…責任取って人生全部くれてやりなさいよ… - 2026年3月4日
御手洗潔のメロディ島田荘司読み終わった・IgE 突然姿を消した美女と、近隣の店で起きた男子用小便器連続盗難事件。 電話番号トリック、もはや自宅電話というものが死に絶えているに等しい令和に読むとちょっと「???」になったな…平成の記憶を引っ張り出す必要があった…そ、そう言えばそんな仕組みだったわね… ・SIVAD SELIM 12/23については先約があるから動かせないという御手洗の発言が至極真っ当だと思うんですけど…ボランティアの高校生は確かに尊い志だけど、それは御手洗が先約を反故にする理由にはならないでしょう… しかしマイルス・デイヴィス〜!?実在の人物出すのアリなんすか!?やりたい放題じゃないですか!? ・ボストン幽霊絵画事件 御手洗がめーーーっちゃ大口叩くから本当にアッカーマンの死体が出てくるかドキドキしながら読んだ。元気なアッカーマンが「やあ」と登場したらどうしようかと… 父親と息子のすれ違い悲しかった。 アッカーマンがサプライズ大好きおじさんじゃなくてちゃんと報連相をするタイプの人間だったらこんなことにはならなかったのに… ・さらば遠い輝き 実在人物シリーズでシュワルツェネッガー出てきて爆笑してもうた。島田荘司やりたい放題じゃないですか! この話の主題はおそらく『異邦の騎士』の御手洗視点だと思うんだけど、え、ええー……御手洗ってそんなに石岡くんのこと大事だったんだ……ぜ、全然伝わってきてなかったよごめん…… ていうかそんなに大事な相手なのに何離別しとんねん!? - 2026年3月3日
泣きたい午後のご褒美小川糸,斎藤千輪,朱野帰子,竹岡葉月,織守きょうや,青山美智子読み終わった斎藤千輪さんの『究極のホットケーキと紅茶占い』が食べ物もおいしそうで謎解き要素もあって一番好きだった!! 実在のお店が出てきたこともあって、お店に行ってみたくなったのは朱野帰子さんのお話かな〜。夢のようなお店も知ってるあの店もどっちもいいね。 ・サロンエプロン(青山美智子) 「カフェっていうのはね、恋にあふれたファンタジーワールドなんだよ」、いいセリフや… カフェの空間そのものだったり、紅茶やコーヒーだったり、スイーツだったりへの恋の現場やね…カフェって… ・痛い人生設計を作る、ルノアールで(朱野帰子) 学歴厨のヤバ編集者マジで怖かった〜!もともと怖かったのに同人誌がバズってからのキレた態度で恐怖倍増…… SNSでの嫁舅バトルとか、大谷翔平論とか、なんというか…今時だ…!めっちゃ今時…! いくつになってもバカな遊びができる高校の同級生っていいな〜。あこがれ。 ・究極のホットケーキと紅茶占い(斎藤千輪) ティーサロンすてき〜!私もイブニングティーに通いたい!ホットケーキ食べたい!!紅茶ソムリエの出してくれる紅茶というのもいい!! 紅茶占いは…占われてる本人が全然納得行ってない方法だけど大丈夫か…!?と思ってたら全然大丈夫じゃなくて笑った。心理テストだったんかーい。 彼氏の出身問題については、おなかいっぱいの人にまだご飯作ろうとするエピソードと年齢のズレでなんとなく察しがついてたので意外性はなかったかな。 ・不純喫茶まぁぶる(竹岡葉月) 普通に純喫茶まぁぶるパートがおもしろかったので、漫画家パートはよくわからなかった… ナポリタンおいしそう〜!まぁぶるのナポリタンが食べたい!買ってきたものにひと手間加えるなんて上等な真似は私にはできないので…!!! ・彼と彼女の秘密と彼(織守きょうや) キルヒェのマスターと「お互いに好き合っている女性」、苗字が同じなら多分きょうだいだろうな〜と思ってたらやっぱり! メインだった高校生の恋事情に比べてずいぶんビターな締め方だった。嫌いじゃないけど。 ・浮島 イルフロッタント(小川糸) 中間生という生と死の狭間みたいな空間で営まれてるお茶屋さんが舞台。 なんかこう話の雰囲気も内容もふわふわしてて不思議な感じだった〜。生と死を書いてる割に生々しさがまったくないというか。 私も死んだあと、望み通りの最後の食事を出してくれるお店があったら絶対行きたいもんな。何食べようかなぁ。 - 2026年3月2日
いただきますは、ふたりで。一穂ミチ,古内一絵,君嶋彼方,山本ゆり,田辺智加,錦見映理子読み終わった美味しい食事の向こうで、ふたりの物語が始まる──ってコピーだったけど、あんまごはん関係ない話多くない!? 男同士のカップルも女同士の恋愛も男女だけど一般的には祝福されづらい関係も盛りだくさんだった。そんな中で尾形真理子の『SUMMER STREAMER』が眩しいくらい爽やかだった… ・わたしたちは平穏(一穂ミチ) いやスタバのトールサイズデカいよね!?わかる!!! 生きてるか死んでるかわからない元妻の幽霊よりも、うっすらとした不幸を願いながら主人公と付き合いを続けてる友達と、それを承知の上で友情やってる主人公の方が怖くて…生きてる人間って怖いね… ・ワタシノミカタ(古内一絵) みんなほんと………人様のご家庭に口出しするのがお好きなようで………… 家庭環境がおかしいって同級生女子とその母親から詰られて泣いて逃げ出した主人公の息子のことを思うと胸が苦しくなる。何の権利があって〜!?と同級生女子親子に憤る気持ちもあり、そういう偏見に対して無頓着すぎた主人公の甘さに対する怒りもあり。正しさだけで世間は回ってないからね… 昴に対する「福祉の世話になった人間は世間に恩返ししなければならない」って圧も嫌いだな〜、嫌いだけど実際にあるんでしょうね…しんどい世の中… ・ヴァンパイアの朝食(君島彼方) 美里さんに急に食ってかかる文也、心臓に悪い〜!私がその場にいたら泣いちゃう。別れ際まで引きずらなかった美里さんも、なんでいるのかわからん宮川くんも、体張って空気変えた当事者の祥太もすごい。文也以外みんな大人だ… でも文也にはマイノリティだからこその焦りや不安や、感じなくてもいいはずの申し訳なさがいつもあるんだろうなぁと思うとやるせなかった。みんなが難しいこと考えずハッピーになれる世界があればいいのにね。 ・くちうつし(錦見映理子) 佐知の人生つらすぎ〜!? 両親が立て続けに亡くなって、実家に引っ越して、引っ越したせいで夫も亡くなって自分一人だけ残されて、立ち直って好きになれたかもしれない人はこの世の人じゃなくて…私だったら絶望してもう無気力に引きこもったところから脱出できないかも… ・白と悪党(奥田亜希子) 辰吾、まあ、本当に許されないことをやったと思うが美弓を大事にして幸せにやってるなら…………と思ったら浮気してんのかよ!!それを美弓は承知してんのかよ!!四人も子供がいて何をやっとんじゃい!! お姉ちゃんが言ったようにこの男やめといたほうがよかったんじゃないの〜!?!? ・SUMMER STREAMER(尾形真理子) 大谷翔平追っかけ物語!!!??? 50歳差だろうと何歳差だろうと仲良くなれるのが推し活のいいとこだよねえ〜 でも娘からの忠告もあって歩が本当に鈴子の友達でいてくれるのかドキドキしながら読んでしまった。歩!!疑ってごめん!! ・夏のカレー(原田ひ香) さ、冴子〜〜〜!!苦労知らずのお嬢さんが結婚嫌になって逃げ出したのかと思ったら、そんな…そんな…確かにそういう時代だったけど…!! と同情してたら普通に不倫してて笑った。なに老後に実らせる初恋みたいな出だしで書き出しとんねん! ……そんなふうにキレてたら、最後のオチで、ええ〜〜〜………そんな……冴子……全部現の夢だったのかよ………不倫女だとしても嫌いになれない女だったな、冴子……… - 2026年3月1日
ピザトーストをひとりで食べる加藤千恵読み終わった『あなたと食べたフィナンシェ』と同じく、いろいろな食べ物をお題にしたショートショート集。ほんとに数ページの話なのでサクサク読めて助かる。 衝撃的だったのは『豆乳めんつゆそうめん』。死んだ恋人への手紙かな〜と思って読んでたら……こ、殺し……!!?? 基本がふんわり切ない世界観だから、物騒な話出てくるとびっくりしてしまう。 『大根餅』の女の子、あんたそんな……不幸になるよ!!ホストに入れ込んで友達ないがしろにして!!よくないよ!!! - 2026年2月28日
初雪 海は灰色 第一部柴田よしき読み終わったシリーズ作品は未読なんだけど、まあ23年ぶりの新作ともなれば新規の導入も見込んでいるでしょう!ということでチャレンジ。 あ、甘かった〜!!!「それは何!?」「こいつは誰!?」「なんでそうなってんの!?」が続いて読む順番を守らなかったことを後悔しました… え?こいつ誰?え?付き合ってたの!?元カレ!?え?自分の妻と駆け落ちした男と付き合ってたの!?人間関係が複雑すぎるよぉ〜〜〜!!!(大混乱) と思いきや、麻生と同じ宿に泊まってた鈴木(偽名)が行方不明になって麻生が泊まってる宿の女将が後頭部殴られて意識不明になってからはあっという間だった。 それにしても、作者のスタイルなのか麻生がそうさせてるのかはわからんがみんなメッチャ生い立ち話すじゃん…生い立ちバトル…そっちが生い立ちを語るならこっちも語るぜ!みたいなノリ… 犯人は割とわかりやすかったんだけど(なにせ登場人物が少ないので)犯人に向けて「わたしを殺したらあなたもあなたの大切な人もみんな山内に殺されますよ」、壮大な惚気すぎてなんだか恥ずかしくなってしまった。す、すごいこと言うじゃん!山内が自分にメロメロだという『確信』があるじゃん! 最後に急に山内の過去明かされるからびっくりした〜。今まで目まぐるしく置いてけぼりにされてたのに急に親切〜! 麻生は山内に殺されても仕方ないレベルのことしたと思うから憎の執着はわかるんだけど、愛がどっから来たのか全然わかんねえ〜。 麻生が…山内を…とてもとても愛しく思っているのは充分わかりました……………あ、嵐のあとに残された小さな花…………… - 2026年2月25日
ABC殺人事件アガサ・クリスティ,アガサ・クリスティー,堀内静子読み終わったA町のAさん、B町のBさん、C町のCさんが順番に殺されていく、アルファベットコンプレックスの犯人による無差別殺人…のはずだったけど〜!? 殺害された被害者の遺族や友人たちからメンバー募って特殊部隊を作るっていうの、今まで聞いたこともないアイデアだったから仰天。そんなことしていいんや…! その捜査部隊に参加してる間の給金も(お金持ちの警官が私財から)払うっていうんだからすごい話だわ。 容疑者が本当に心神耗弱なのかそれともそれを演じているのかわからなくて、ポアロとの対面シーンすごいドキドキした…ら、犯人じゃないんかーい!! 本当の犯人は…すごい…悪魔みたいな男だ…下準備もすごすぎるし何よりひとつの本命の殺人を誤魔化すためにあと2〜3人殺しとこ☆は正気じゃなさすぎる… それにしてもポアロが類を見ない凶悪犯罪でピリピリしてるせいか、ヘイスティングズに対していつもより手厳しかった印象。序盤で八百屋でイチゴ買っただけでポアロにボロカス言われるヘイスティングズ、さすがにかわいそうやったな…(笑) - 2026年2月21日
読み終わった日常ミステリの元祖ということなんだけど、うお〜〜〜むせ返らんばかりの"平成のジェンダー"が押し寄せてくる〜〜〜! という感じであまり作品に集中できなかった。ごめん…! 一番心打たれたのはあとがきの「小説が書かれ読まれるのは、人生がただ一度であることへの抗議からだと思います」って部分。正直作品より頭に残ってる。 ・織部の霊 時代性もあると思うが、女の子としては〜女の子なのに〜女の子のような〜とジェンダー規範みたいな言葉が連発されるので結構疲れてしまった。 しかしページが折られていた=切腹はなかなか…なかなかどうして厳しくないか!? ・砂糖合戦 先生とコンビになるのかと思ったら円紫さんとなるんかーい!!予想外!! 「しかし、相撲のひいき力士とは違いますから、いくら応援しても、今日はマクベスが勝ったよ、というわけには行きませんからね」ってセリフ、今日はマクベスが勝つルートとか作られても良くないですか!?令和だし!?と思ってしまった(よくないです) ・胡桃の中の鳥 ヒエ〜〜〜ッ!!平成初期のジェンダー議論、令和に読むにはキツイっす!! それにしても話は普通に後味悪いな…ゆきちゃんは今後どうなるの…確かに主人公たちとは関わり合いにならずに生きていくのでしょうけども… ・赤頭巾 ゆきちゃん!!!ゆきちゃんのその後がわかってよかった〜!!めちゃめちゃ気になってたよ!!!幸せになれますように… 「鋏、針、糸という一連のものは女の子を象徴しているともいえる」ってのはなんで…?何…?お裁縫は女の子の役割みたいな話??? 主人公にとっての憧れのお姉さんが不倫女だったのは…キツいオチだな…円紫さんの穿ち過ぎだったらいいのに… ・空飛ぶ馬 『胡桃の中の鳥』『赤頭巾』と後味の悪い話が続いたので(胡桃〜はその後回収されたけど)、本の終わりがハッピーな話でよかった〜! 国雄さんたちが幸せになる、主人公が夢想した未来が順当に訪れればいいなあ。 - 2026年2月18日
迷乙一,アミの会(仮),大沢在昌,新津きよみ,松村比呂美,柴田よしき,福田和代,篠田真由美,近藤史恵読み終わった・未事故物件(近藤史恵) ホラーだと思って読んでたら怖いのは生きてる人間案件だった! 似たような状況に悩んでいた女性の遺体が発見されてからの主人公の行動が早い。寝不足で大変だろうに頭よく回ったな…一日休んだおかげ!? ・迷い家(福田和代) と、飛田〜〜〜!!急に話に現れた美宅を疑ってたんだけど全然関係なく飛田の方が犯人だったのかよ!!! 美宅の「マヨヒガから持ち帰ったぐい呑み、警察に届けたほうがいい!私の親戚の警察から声をかけましょう!」とかめちゃめちゃ怪しかったよ…ごめん疑って… ・沈みかけの船より、愛をこめて(乙一) 親の離婚ってホント子供にはありえんストレスすぎまして… ていうか父親、自分の不倫相手を子供に面通しさせるの最悪すぎる〜!もう離婚が決まってるからええかの精神だったの!? 不倫が原因での離婚なのにそれを隠そうとしてたのも最悪…父親についていってから気づいたら地獄じゃん… ・置き去り(松村比呂美) モラハラ夫だ〜!!ムカつく!! と思ってたら、無事に帰国してからの主人公の行動がつよつよすぎて…!?えっ、自分を置き去りにした旅行会社に就職して内部から会社を変える…!? その発想が出てくることがもう強い。そんで会社で結果出してモラハラ夫黙らせてるのも強い。 ・迷い鏡(篠田真由美) 登場人物、どいつもこいつも性格がキツい!! 「その子があたしだから」のとこ、まあそうだろうな〜とは思ってたけど鳥肌立った。コワ〜。 エッでもこれ結局ラストどうなったん…!?記憶消して元気に生きていきまーす☆ってこと!? ・女の一生(新津きよみ) し、しんど…人の心のないやつしかおらんのかこの話… 子供を亡くしたばかりなのに介護のために実家帰ってきた女に「あの人が来てから悪いことばかり起きる」って、マジで、そんな悪口があるかよ〜!!じゃあお前が全部やれ!!! ラスト突然ファンタジーになったのでちょっとびっくりした。 ・迷蝶(柴田よしき) 蝶の写真撮影、まあいい趣味だね〜と思ってたけど…なんか…過去の思い出話あたりから不穏に…!?絶対主人公と関わりのあった過去があるでしょう、杉江!と怪しんでたらホラ〜〜〜!!!! と思いきや、なんか事態メッチャ入り組んでてえ…入り組みすぎて理解に時間がかかってしまった…登場人物少ないのにね… ・覆面作家(大沢在昌) 大沢在昌初読み!お名前だけは存じてました! 主人公と海老名との男の友情からハードボイルドの片鱗を感じました…これは作者名を気にしすぎかもしれんが… 共同執筆者だったかもしれない奥さんが蚊帳の外なのもなんというか、ハードボイルドの文脈だなあと… - 2026年2月17日
見えない誰かと瀬尾まいこ読み終わった学校の先生時代のエッセイかな〜と思いながら読んでたら、途中からなんか…普通に生い立ちを語るエッセイになってる〜!? そしてまたしれっと先生時代の話に戻ってる〜!?どんな構成!? 不意打ちで入ってた猫のごんべえの話泣いてしまいそうになったよ〜猫が死ぬ話つらい…ねこ…車に轢かれた体でそれでもおうちに帰りたかったんだなあと思うとやるせないよ…猫はやはり室内で飼うべき…(まあこれは時代の問題だろうが) - 2026年2月14日
読み終わったもしも夏目漱石とシャーロック・ホームズが邂逅していたら…というトンデモ設定本なんだけど楽しかった〜!サクサク読めた! 同じ時間軸の話だろうにワトスンパートと漱石パートで少しずつ内容が違うのがおもしろかった〜。ワトスンの語るホームズは割とまともで、漱石の語るホームズは哀れなヤク中なのでワトソン側が忖度だ! 解決編の「とにかく、順を追って話すとしましょう」「最初っからそうしてくれればいいんだ!」で笑ってしまった。いやほんとそう。名探偵には報連相の精神が足りない。 ミイラとの入れ替えトリック自体はシンプルだけど、ずっとホームズたちを悩ませ続けた「つね六十一」の真実もシンプルにして美しかった。 度重なる心痛で心を病んでいた悲運のメアリィ・リンキィがラストで元気になって終わったの本当に良かった〜!遺書の謎も解けてスッキリ明るいラスト! ペルシャ猫をメアリィ・リンキィに引き合わせて、その猫に自分の名前が冠されたことから「吾輩は猫である」に繋がるの綺麗な終わりだ…すごい…! - 2026年2月12日
幻想運河有栖川有栖読み終わったタイトル通り、運河がテーマでめっちゃ幻想的な話。 でもさーーーっ!!!???結局水島を殺したのは誰だったの……!!??ラスト、恭司はなんで美鈴をバラバラにしたの!!??全然わからん!!!! 水島殺しは恭司の言ってた島田荘司みたいなトリックが正解だったのかな〜〜〜やっぱドラッグなんかに手を出しちゃいけないんだ…みんなクスリのせいでおかしくなってんだ…!! アムステルダムパートと大阪パートがもっと行ったり来たりするもんかと思ってたから、最初と最後だけの交錯だったのはちょっと意外だった。 アムステルダムパートのラストから恭司が生きてたことにもびっくりだが…恭司、あそこで死んでたほうが本人のためにはよかったのでは… - 2026年2月10日
女王さまの休日古内一絵読み終わったシャールもジャダもひさしぶり〜!と勝手に同窓会気分で読み始めた今作。 さくらの台湾取材がメインだったので、まんまと台湾行きたくなった〜! まあ私は薬膳より肉が食べたいので、ピーナッツ豆花よりガチョウに惹かれてしまったのですが…あとお留守番組の真奈の魯肉飯… 台湾は、九份の茶芸感めちゃ雰囲気良さげで私も行ってみたい〜!コーヒー好きだから台湾珈琲も飲んでみたいし、珈琲の実も食べてみたい! それにしてもマカン・マランシリーズって今まではシャールやジャダっていう、ドラァグクイーンの私こそが本当の自分!って人がメインだったから、今回のアンジーみたいにドラァグクイーンとしての自分を仮面だと思ってる人の登場は新鮮だった〜。そりゃみんながみんな同じ思想と目的でドラァグクイーンやってるわけじゃないよな。 ジャダの「仮面を追いかけているうちに、いつしか、憧れの仮面が自身と近しくなっていくこともまた、あると信じていいのだろうか」ってモノローグめちゃくちゃ良かった〜。そうだったらいいよね〜。 - 2026年2月9日
濱地健三郎の奇かる事件簿有栖川有栖読み終わったこれまでと違ってユリエが心霊探偵の助手から弟子になろうとしている…!いつかは右腕とかになるんだろうか!? 『少女たちを送る』でユリエが息も絶え絶えに濱地へ電話してきたところ、エッどうなってしまうの〜!?とヒヤヒヤしてしまった。ユリエ、最近能力目覚めたばっかりなんだからあんまり急いで成果を出そうとするな…! 『怪奇にして危険な状態』では幽たる事件簿の『それは叫ぶ』で登場した拝み屋・蓬莱さんの再登場。同業者から頼られる濱地さんかっこいい〜。 霊が成仏できない理由が、「生前虐待を受けた父親と同じところに行って再会するのがおそろしいから」なの、すごい胸が痛くなった…しんど〜…虐待の傷、深… - 2026年2月7日
濱地健三郎の呪える事件簿(3)有栖川有栖読み終わった前2冊よりも心霊探偵っぷりが上がってる気がする〜!? 『囚われて』で濱地とユリエを悩ませてた電話番号の正体がわかったあたりとかゾクッとした!!! やっすいドラマだったら『呪わしい波』のカンナギ不動産(の女霊能者?)がまた敵として立ちはだかって来る展開だろうけど、有栖川作品ではどうなるんだろ〜このままサヨナラかな!? - 2026年2月5日
濱地健三郎の幽たる事件簿有栖川有栖読み終わった1巻に続いて読みやすーい! 今回印象に残ったのは『饒舌な依頼人』と『浴槽の花婿』。 『饒舌な依頼人』、なんというかおもしろい構成で良かったな〜。なんやねんこの依頼人は…という困惑をユリエと共有しながら読んだ。あたしって一人称で噺家であることに気づきたかった〜!くやし〜! 『浴槽の花婿』はまさに心霊探偵ならではって感じのジレンマで、被害者なら犯人の罪が暴かれることを望んでいるはずっていう思い込みを突かれた形。この被害者は成仏できるんかなぁ…これは濱地シリーズじゃないとできないネタだね… - 2026年2月3日
濱地健三郎の霊なる事件簿有栖川有栖読み終わった心霊探偵、霊に話聞けば全部解決するやん!と思ったら基本的には霊って意思疎通は取れない相手らしくてなるほどね〜。うまい塩梅だ。 短編集ということもあって、あまり重すぎずサクサク読めた。印象深かったのは、絵のモデルを頼んだ大学時代の先輩に妻を寝取られた『気味の悪い家』。オチがダジャレめいてるのも含めて。 - 2026年2月1日
成瀬は都を駆け抜ける宮島未奈読み終わった島崎と離れた成瀬に新しい友達ができるの、そりゃそうなんだけど私はさみしいよ〜〜〜っっっ!!と思ってたら成瀬も普通に島崎引きずってて(いや別に決別したわけでもないが)安心しちゃった!そうだよな!島崎は特別だよな! 奇しくもこの間京都(今出川〜出町柳)へ旅行に行ってきたところだったので、『実家が北白川』とかめちゃめちゃ楽しく読めた。ちょっとだけ土地の感じがわかるので。 ぼきののかもいいキャラだった…ていうか成瀬とYouTubeの相性が良すぎるだろ… 成瀬の世界が広がったのは嬉しかったけど、最後島崎で締められたのはやっぱり嬉しかった! 周囲の人みんなを照らしていく成瀬だけど、その成瀬のともしびになってくれるのは島崎みゆきなんだよなぁ〜。「わたしも二百歳まで生きようと思うの」、めちゃよかったし「そうか、島崎も生きてくれるか」で伝わってくる成瀬の喜びようによかったねぇよかったねぇと拍手喝采。 いつまでもずっと、成瀬のそばで笑ったり泣いたりしていてくれ…島崎…! - 2026年1月31日
スタイルズ荘の怪事件アガサ・クリスティ,矢沢聖子読み終わったポアロは何作か読んでたけど何気にヘイスティングスが出てくる話は初めて! 「ポアロにはわたしの真価がわかっていないのではないかと思うことがこれまで何度もあったからだ」とかなかなかのキャラをしてるやないか〜ヘイスティングス〜! 警察が容疑者を逮捕して公判にまで進んでから改めて犯人が判明するの斬新だったな… 登場人物みーーんなが疑ってたアルフレッド・イングルソープ、途中ポアロによって疑いを晴らされて、なんかごめんな…ってなってからの犯人オチずるいよ〜!結局お前なのかよ!! 「最初のころ、ミスター・イングルソープを"いま"逮捕させるわけにはいかないと何度も言いませんでしたか?」、た、確かに言ってたけどぉ…てかこの事件の場合一時不再理の原則はどうなったんだろ?と思ったけど、そもそも裁判終わってなかったからまだ一時不再理にはあたらないのか。
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