
ちとせ
@4wsdig
- 2025年8月27日あとはおいしいご飯があれば柊サナカ読み終わったタイトル通り、おいしいごはんを主題にしたショートストーリー集。どれもおいしそうでやってみたくなったけど、一番はおかかとチーズのおにぎりかな〜。料理苦手な私にもできそうなので… 全然関係ないエピソードが並んでいるようで、「おや、この話とこの話はつながっているのでは…?」の匂わせがあまり強くないのもいい。いや、がっつりつながってるのも好きだけど、なんとなくこの作品の雰囲気的に… 『秘密の昼ご飯』に登場する女子高生・ココアの「人の事なんて一年経ったら誰もたいして覚えてないんだから、それなら自分で今日を楽しくした方が良いと思う」に痺れた〜。か、かっこいい…! と思ってたら大人になったココアと思しき女性が『雨の日のカタツムリ』で登場してテンションあがった。かっこいい女になってるよ〜!ココア〜! 『二人の草と草』での、恋愛にはならないけれど老後まで仲の良い友達として支え合っていきたいっていう千晶と博人の関係性もすごく良かった。
- 2025年8月27日満月珈琲店の星詠み〜月と太陽の小夜曲〜望月麻衣,桜田千尋読み終わったインタールードでの「星の力は万能ではなく、偏っている。そもそも我々は神や仏じゃないんだ。気に入ったものを気まぐれに救うのがわたしたちだよ」、この話の本質って感じでしっくりきた〜。 ・フラワームーンの前奏曲と満月のランタンパフェ ひ、光莉も二季草も自己開示が早すぎない!?出会って一時間も経ってなくない!?これが編集者と作家の距離感…ってこと…!? 昔は光莉みたいな大金持ちのお嬢様に感情移入して「肩書ばかりで本人をちゃんと見てくれない」って憤ってたものだけど、今ではそんなVIPを預かる上司に同情するようになってしまった… ・新月の夢想曲とフルーツケーキ うお〜〜〜草刈、家庭人としては普通に最悪なタイプの男!!! 「家に帰るのは、毎日遅くでありながら、口を開けば娘のためという大義名分の許、妻を責めていた」ってそれモラハラですよ!!! ええ〜〜〜そんな…娘が成人するまでずっとモラハラかましてきたのに今更ちゃんと家族取り戻せますかね…? ・木星の円舞曲と桜のスムージー なんか……静江より姫香の方を擁護したくなっちゃって…これが末っ子パワー!?と慄いた… だってさ〜それまで一切家事労働求められてなかったのにいきなり空気読んで家のことしろって言われてもそりゃできないよ、ちゃんと教えてこなかった家族が悪いよ〜! と思ってたら姫香速攻で改善しててすごかった。姫香…!ほのかの正体でもあったのよ〜!!キーパーソンすぎるぜ…!! ・未来への序曲 ひ、光莉父、言葉が足りね〜〜〜!! そんなん母は恩義に凝り固まっちゃうよ!!てか光子のときのやさしい異母兄だったのかよ〜〜〜!!全般的に言葉が足りね〜〜〜!!
- 2025年8月27日ある行旅死亡人の物語伊藤亜衣,武田惇志読み終わった3400万円の現金を遺して行旅死亡人となった女性の正体を探すノンフィクション本。 初っ端からいきなり北朝鮮との関与が疑われたり(根拠が星のマークがついたペンダントと韓国の紙幣というだけだが)、親類縁者かと思われる人間の中によど号ハイジャック事件の関係者がいたりとなかなかドキドキする展開。 というか、令和でも身元調査の基本は電話帳なんだなということにビックリした…電話帳を虱潰しにあたるというくだりがあったので… DNA鑑定で血縁関係なしだった!からのやっぱ血縁だった!の二転三転、あ、飽きさせねえ〜〜〜!!ノンフィクション本ってこんなに事態が動くものなの!?
- 2025年8月26日山伏地蔵坊の放浪【新装版】有栖川有栖読み終わった・ローカル線とシンデレラ いやっなんか……仕方ないんだけど、殺人事件が起きた該当車両そのまま翌日も運行させるのすごいな!?しかも血痕が残ったまま…!?絶対に乗りたくない… はぁ登場人物全員グルとはね〜と思いながら一息ついたところでの「星本舞って誰なんですか?」、仮名ってことなのか全部地蔵坊の作り話だったってことなのか…!? ・仮装パーティーの館 「私の語り口のうまさのせいか」、めちゃめちゃ自信に溢れてていいね!(笑)と思いきや「思い出すと、私は悲鳴をあげたくなるほど腹ぺこだった!」とか、地蔵坊のキャラクターが見えてきた。かわいいやつやないか。 そしてバットマンとダース・ベイダーがそんなに似てるか私も検索してしまった。び、微妙〜!!! ・崖の教祖 新興宗教にはまった娘の目を覚まさせてくれって山伏に頼むの、なかなかの絵面だな… しかし短編とはいえミステリ小説で、ダイナマイトで爆死って初めて出会ったかも。派手な死に様だね… ・毒の晩餐会 地蔵坊の探偵譚、ホラだと思われとる〜!!(笑) しかし青野に指摘されてたように、犯人が既に死亡してるのにどうやってその犯行経緯を真実だと確定させることができたのかと言う話なわけで…それはつまり…ホラ!? ・死ぬ時はひとり 地蔵坊、男前なんだ……(ほんまか?) 生命保険に半年前加入、の時点で大体の筋書きが読めたので嬉しい。 死ぬ前に妻子にかけた電話が繋がらなかったというくだりは…虚しさあふれる…えーん… ・割れたガラス窓 「俗世間に疎い私には覚えのない名前(の若手俳優)であった」って、星本舞のこと知ってたのに!?と突っ込んでしまった。星本舞はスターだったから…? 被害者がクーラーを苦手にしているというの、時代だなぁ…令和の世だったらクーラーなしは別の意味で命に関わるので… ・天馬博士の昇天 地蔵坊、自分の推理力を疑われるとカチンときちゃうのかわいいな… 被害者が阿笠博士ばりの発明家だったせいで、『えいぷりる』メンバーの推理大会がえらいことになってて面白かった。なんでもありだぜ! って、ええ〜〜〜!!??か、火山や離れ小島で奇怪な事件に巻き込まれたって…え〜!!!???ま、まさか、江神さ………
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