
ちとせ
@4wsdig
- 2025年10月9日栞と嘘の季節米澤穂信読み終わった図書室の本に挟まっていたトリカブトの栞、それを自分のものだと言い張って強奪して最後には燃やしてしまった瀬谷、トリカブトで死にそうになった嫌われ者の教師・横瀬。トリカブトの栞は複数枚出回っていて、堀川と松倉と、そもそもの生産者だった瀬谷が栞を行き渡らせている『誰か』を探し当てる── 高校の中で毒物が出回ってる進学校、怖すぎるだろ。治安が岐阜じゃん(ex.小市民シリーズ) 栞の持ち主と、栞の持ち主をわかっていながら言い出せなかった堀川の事情、なるほどね〜!本と鍵の季節での『誰がどんな本を借りたのかは秘されるべきこと』を守り続けてるの、筋が通ってる… 彼女ができて幸せになったと思っていた植田がまさかの展開で…でも主犯とかじゃなくてよかった…よかったのか?植田、元気出しな… 松倉のバイト先の客とか学外にまで途方もなく広まってると思われたトリカブトの栞は結局学校の狭い範囲だけでしか出回ってなかったの、なんというか、高校生の世界だなという感じだった。いやここの高校の生徒、クラブに来すぎだろ。北林は松倉のこと知らんかったんか!? それにしても序盤の督促状作りで「二人なら、楽勝だったから」って思いを馳せる堀川さあ…松倉がちゃんと図書室来てくれてよかった…本の鍵の季節の終わりだと二度と来ないかもしれないと思ってたから…… そして松倉の秘密に踏み込みたいけど踏み込めない堀川が切なかった…… そしてバーテンをやってる松倉!?!?そんな…そんな、女子ファンがいるくらい顔のいい男がバーテンを!?
- 2025年10月8日本と鍵の季節米澤穂信読み終わった・913 背が高く顔もよく、快活でよく笑う一方ほどよく皮肉屋で以外に間の抜けたところもある!?!?!?ま、松倉詩門、恐ろしい男…!!! 「友達が悪い女に騙されようとしてるんだ。なんとかしてやりたいと思うじゃないか」で松倉の好感度カンストしちまったよ…… 事件そのものは、一瞬ガチで他人の家の乗っ取りかと思ったけどまあ身内なのは本当だったのか〜。たしかにこの場合どんな罪状になるんだろう… ・ロックオンロッカー オシャレ美容院に連れて行かれて気圧される松倉、おまえ、かわいいやつだな…美容師に話しかけられるのが嫌でずっと堀川に話しかけてるところもかわいい… 入店時の店長の過剰待遇、堀川のいとこの姉ちゃんを狙ってるとか…?みたいな下世話な勘ぐりをしてしまって申し訳なかったよ… ・金曜に彼は何をしたのか 「俺たちは頭がいいんだよ」、松倉いけ好かねえやつ〜!!(笑) 生徒指導の横瀬、絵に描いたような…なんか…昭和の権化みたいな教師ですごいな…平成通り越して昭和だよこれは… 植田の思惑と行動、松倉推理じゃなくて堀川推理が当たってることを祈るよ… ていうかガラスの真相〜!おまえ〜!松倉〜!!!!(笑) ・ない本 うええめちゃくちゃ後味悪い話だった…長谷川先輩の心境を考えると心が痛いよ〜… 松倉、あまり人の心がわからないタイプなのか!?と思ったけど、最後に長谷川先輩の心をグチャグチャにしたのは堀川の方だったかもしれんな… それにしても高校の図書室舞台でこんな後味悪い話あるか!? ・昔話を聞かせておくれよ うわーーーーーーー!!!松倉詩門、気になる過去をチラ見せしてくるタイプの男!!!???と盛り上がってたら意外とあっさり明かされてしまった。 堀川の過去の100円玉探しの話、まるっきり長谷川先輩の件と重なってまた心が痛くなった… 亡父の遺産探しというセンシティブな話なのに「なあ堀川、さすがに俺もちょっと、さみしかったぜ」で声出して萌えてしまって松倉に申し訳ない…ごめんね… 「ここから先は松倉詩門の物語だ」に含まれた自戒と諦念、高校生とは思えんぜ…堀川、お前すごいよ… ・友よ知るなかれ 松倉の父親、えっ、マジでぇ…?それは……他人には知られたくなかっただろうな…… それでも堀川にだけ助けを求めたくなって、堀川なら頼れると思って、でもなかば諦めてもいて…そんな…不器用なクソデカ感情すぎる… そして道を踏み外しかけてる松倉を踏みとどまらせたのが長谷川先輩への言葉だったの、う、ウワ〜…… 「……堀川。お前はいいやつだよ」、本当に…万感の思いがこもっていて…ウワ〜…言葉なくなっちゃうこんなん… これ続編がなかったら「月曜日以降松倉の行方は杳として知れなかったとかじゃないでしょうね!?」ってヤキモキしたと思うから、絶対の安心がある状況で読めてよかった〜!!!!
- 2025年10月7日風と共にゆとりぬ朝井リョウ読み終わった相変わらず笑いを堪えるのが大変なエッセイだった。腹筋が鍛えられたよ… 前作から登場してる眼科の先生が更なる強キャラになって再登場。めっちゃ気に入られてんじゃん! 今回一番笑ったのは『大好きな人への贈りもの』でのプレゼント失敗談。 ワサビといいオクラといい、ちょ、ちょっとおかしいと思うだろ!合点承知の助になる前に!!! 『プレ・講演会』で集まった3人の学生たちも本当にすごかった……特に「社長を男にしたい、という気持ちで就活をしましたので」のA君やばすぎた。朝井リョウと気持ちシンクロしちゃった。 肛門記、ものすごいボリュームで語られる痔瘻との戦い……痔瘻って詳しく知らなかったんだけど、図解されるとコワ!!コワすぎ!!??なのにあとがきで「再発も悪くないかなァ」って言ってる朝井リョウが一番怖いよ!!!!
- 2025年10月3日オリエント急行の殺人アガサ・クリスティー,山本やよい読み終わった実は事件の概要はインターネットでネタバレを見てしまっていたので(悪い文明だ…)残念なことに謎解きの楽しみはそんなにだったんだけど、ハバード夫人の正体にはさすがに度肝を抜かれた。ええ〜!そんなんある!? それにしてもドラゴミロフ公爵夫人、義の人なのに「見たこともないほど醜い老婆」「ぞっとするほど醜い」「ヒキガエルのよう小さい顔は」「ヒキガエルと同じく宝石のように輝く目をしている」の連呼で泣いちゃうかと思った。そんなに悪口言わなくても〜! あと冷静で知恵があって慎重なのはアングロ・サクソンの特徴!とか、時代柄から来る差別意識と特権意識がものすごくてもう素直に「はぇ〜」という気持ちで…読みました…
- 2025年10月1日論理仕掛けの奇談 有栖川有栖解説集有栖川有栖読み終わった巻末解説集。ブックガイドとして読了。 やっぱ水車館の解説めちゃめちゃ良い〜!「本格ミステリとは何か?」って議題で「雰囲気」って答える綾辻行人、さすがすぎ…さすが新本格の親…… 読んでみようと思ったのは『オリエント急行の殺人』『ローマ帽子の謎』『点と線』『闇に香る嘘』かな。
- 2025年9月30日ファミリーデイズ瀬尾まいこ読み終わった瀬尾まいこさんの子育てエッセイ。「そんなときは書店にどうぞ」が面白かったので過去作も読んでみたくなって。 結婚から妊娠、そして出産〜乳幼児期のエッセイなんだけど、赤ちゃんって、やることいっぱいあるんやなぁ…! お宮参りとお食い初めはさすがに知ってるけどハーフバースデーなる文化、マジで知らなかったのでまったく想像がつかなかった。1/2成人式みたいなものか? 出産前から綴られているエッセイなので、いつの間にか娘さんが乳離れをし、プレ幼稚園に入り、幼児語とはいえ流暢におしゃべりするようになっていき、最後にはプレ幼稚園を卒園する様はなんか感動してしまった。家族アルバムを解説付きで見せてもらった気分。
- 2025年9月29日校閲ガール トルネード宮木あや子読み終わった悦子、恋愛脳に支配されてても仕事はちゃんと出来てるの普通にカッコいいよ…! 私もいかなる精神状態のときでもベストな仕事ができる人間になりたい! 彼氏になった是永とのドキドキ☆軽井沢旅行はなんかそれどころじゃない事態になってしまったけど、でもいい感じの締めで良かった〜!両想いじゃーん! というかゲストキャラの飯山さん、なんというかすごく…すごいな……すごい濃いキャラだった…… 悦子の女性誌体験、なんというか、校閲が染み付いてしまってたのもあるし、好きすぎて向いてなかったんだろうなあ… 悦子と是永の結末である「自分の夢見ていたこととは違う場所に居場所があったのだ」切ねえ〜。好きなことと向いてることって違うからね…でもそれを認めるのはすごく勇気のいることだから、悦子も是永もえらいよ〜…
- 2025年9月28日ご利益ごはん(1)椰月美智子読み終わった「ごはん」とタイトルについてるけど、正直食べ物の印象は薄かった。なんというか、主人公・早智子の『生活』がそれどころじゃなさすぎて…! ・三嶋大社とうなぎ うなぎずっと食べてないな〜いいな〜。そしてスピリチュアルな奈緒子が怖いと言ってしまったけど、三嶋大社を訪れた早智子もなかなか…怖い反応だったぞ!泣きながら参拝するの! ・寒川神社とお抹茶 とにかく災難という災難が振りかかって(息子二人の胃腸炎と骨折、自分のぎっくり腰未遂、父親の骨折、そして夫の浮気疑惑!!)大変だ…同情せざるを得ない… 大きい神社ってどこも甘味処みたいなのがあるのかな?意識したことなかった… ・伊勢神宮と伊勢うどん 立花さん、なんという胡散臭さ…掴みどころがないを通り越して胡散臭いよぉ! ていうか早智子たちのお母さん、なかなかのヤバキャラだな…と引きながら読んでたら、お父さんまさかの浮気癖で尚更ヒエ〜ッてなった。そりゃおかんの性格も歪むわ… ・北野天満宮と京漬物 うお〜ここにきて思春期の子どもの恋愛という扱いにくい話が入ってくる〜! 恋愛はね、好きにしたらいいけど人生に影響出そうな進学先は許容できないよね…それはそう…でも難しい時期だからなあ… ・豊川稲荷とおいなりさん 子ども三人いて全員私立高校は確かにキツそう…でもそんなこと考えさせずに好きに進路選ばせてくれるのいい親すぎる〜 しかしそんな時期に新幹線で旅行しまくってるんだからそんなに切羽詰まってもいないのか? 御祈祷と食事がセットになってるのいいな〜!お寺の精進料理、一度は食べてみたい。丁寧な味がしそう!
- 2025年9月27日キングを探せ法月綸太郎読み終わった法月綸太郎初読み! 四重の交換殺人というややこしいネタだけど、情報がスッキリ整理されてて読みやすくてよかった〜!おもしろかった〜! いやーーそりゃAJQと来たらKだと思いますよ、人情ですよ、まさかそこからひっくり返されるとは〜!? ジョーカーがお出しされたときめっちゃビックリした!そんなんアリか〜!?Jから始まる二人がちゃんとJaとJoなの、解説されるまで気づかなかった。 それにしてもカネゴンが始めた物語なのに、土壇場で覚醒したりさぴょんが強すぎて……りさぴょんコワ〜……
- 2025年9月25日炭酸水と犬砂村かいり読み終わった9年付き合って結婚も意識してる恋人から、「もうひとり恋人ができた」と告げられるところから話はスタート。す、捨てろそんな男〜〜〜!!!結婚を前提に同棲させてくださいって親に挨拶まで行ってたんだから慰謝料取れるだろ!!!!慰謝料取って捨てろ!!!以外に言うことが…なく…… 事情を報告したときの楢崎の、「ぶっちゃけ、彼氏のどこがいいのかあんまりわからない」、読者の声すぎる〜〜〜!!私にもわかりません… 途中からどう見ても真先が由麻のこと好きなバレバレだったから、乗り換えちまえ〜!と思ってたけど、親に面通しした上での兄弟乗り換えはちょっと…無理ですよね…人として………と心配してたらそこのフォローあってよかった。よかったか?なんかこの一家、和佐も真先もその両親も倫理観死んでないか?まあ由麻も死に気味だから…いいのか…? 別れ話しながら「和佐と別れても、完全に関わりを断つことはきっと、不可能なのだということ。」って……当たり前やろ……たぶん義理の兄妹になるんやから……いまさらそんなこと困惑だよ…… えっなんか……いい話風に終わったけど由麻の家族はどう思うんだこれ………
- 2025年9月23日クワトロ・フォルマッジ青柳碧人読み終わったおもしろかった〜〜〜!!!一気に読んでしまった。 ピッツェリア・デリンコントロで働く紅野・映里・久美・片山にはそれぞれみんな秘密(大小いろいろ)があり…そんなデリンコントロである夜殺人事件が起きる! というストーリーで、こいつにはどんな秘密が!?と気になって次へ次へと進んでしまった。 青柳碧人初読みなんだけど、コメディ色強いな〜。んなわけあるかい!って展開も割とあるんだけど、なんとなくノリで読めてしまうのですごい。赤川次郎の軽いやつ読んだときの感想に似てる。 映里の恋がうまくいくといいな〜!
- 2025年9月23日人生激場三浦しをん読み終わった週刊新潮連載なせいか、オタク話(特にBL・少女漫画関係)は控えめだった気がする。ちゃんと掲載誌に沿った話題選びだ…何せ初回の話題、仁丹だし…… と思ってたら最後らへんに突然、観に行った芝居で柳葉敏郎の太ももに釘付けになった話もぶっこんでくる。自由だぜ、しをん!週刊新潮の読者ってその話共感できるのかな!? あとがきにあった、「日常の中に巧妙に隠されていて滅多に目撃できない、だけどありふれた感情や出来事、というのが、ものすごく好きなんだと思う」というの、すごい納得。そういう嗜好(?)からの観察眼なのか〜。
- 2025年9月22日コーヒーの囚人砂村かいり読み終わった・コーヒーの囚人 ルームシェアしてた友人が真実の愛に目覚めて家を飛び出して男と逃げたあと、友人の元カレが「恋人が帰ってくるまで待たせてほしい」と家に押しかけてくる。……んだけど、なんでそこでオッケーするかなあ!? いや勝手すぎる友達への意趣返しという理由があったのは書かれてたけど、友達の元カレとはいえ知らん男と普通暮らさんだろ! 「居住空間に赤の他人の男が入りこんでくるなんて気持ち悪いでしょう、普通に考えて」と押しかけてきた男が言うんだけど、それがわかっていながらなぜ…… と思ってたら、え、実果(ルームシェアしてた友達)、友達じゃないんかーい!恋人だったんかーい!しかも押しかけてきた実果の彼氏もそれに気づいとったんかーい! そして何事もなかったかのように帰ってくる実果と何事もなかったかのように消える男…な、なんだったんだ…悪い夢か…? ・隣のシーツは白い えっキモい趣味持ってんな…と思ったら不倫女かーい!!不倫女、相手の家庭チェックしがち問題!! 紗代子の言うところの「簡素な食事」、私から見ると割と丁寧です…えらい… それにしても酒で潰れた女に手を出すような不倫男なのであからさまにクズだな〜!会社でなんかデカい失敗しろ! ・どこかの喫煙所で会いましょう ウワーーーーーッ出だしのプロポーズ失敗しんどすぎる〜〜〜!!!見ていて痛々しい!!!! 自分だったら恋人から突然障害のある兄弟がいるって打ち明けられて、すぐに受け入れられるかな〜とか色々考えてたのに、彼女、浮気してるんかい!!しかもセフレに引かれるほどの差別思想の持ち主!!!やめろこんな女は!! とか憤ってたら職場の桑子さんがやめろそんな女!って言ってくれてスッキリ〜。そして三十歳の誕生日に、天秤にかけてた二人の男両方からフラれるのざまあみろすぎた。 ・招かれざる貴婦人 一目惚れして購入した中古住宅ですてきに暮らしていたら、家の前の持ち主がしょっちゅつ押しかけてくるようになって〜!?えっこういうの…不動産屋とか間に入ってくれないんすか…… あまりにも他人事的に歓迎する旦那に「テメーが応対しろ!!!」と怒りを感じてしまった。寛大ぶって面倒ごとを避けるんじゃね〜!!! え、ていうか貴婦人、息子の命の恩人になった途端来なくなった理由が全然わからんのだけど……なぜ!? ・風向きによっては 「好きな人がふたりになっちゃって」でぜったい実果の話だよ〜〜〜と思ったらほんまにそうで笑ってしまった。コーヒーの囚人Bサイドという感じの話。 お、おまえが南の島で現実逃避している間に好きな人たちがえらいことになっておるが…… この展開ではーくん(男のほう)じゃなくまーちゃんに行った流れがわからんかったな〜結局なんでまーちゃんを選んだんやろ?
- 2025年9月21日学生時代にやらなくてもいい20のこと朝井リョウ読み終わったオープン科目のFPを受講していたつもりが商学部の講義に紛れ込んでた話、めちゃくちゃ笑ってしまった…それでもレポートも試験も受けたのすごいよ!そりゃ全然わからないでしょうよ!! しかし100キロハイクといい500キロバイクといい、何かをやり遂げる胆力がありすぎる…!すごすぎる、普通に尊敬する。たとえこれが朝井リョウじゃなくても尊敬する。 それにしても2010年の就活、本当に本当に厳しかったんだな…そんな時代の就活で「耳を動かせます!」をアピールするのなんなんだよ……
- 2025年9月20日それいけ!平安部宮島未奈読み終わったタイトルから平安部があちこちに飛んでいく話かと思ってたんだけど、蹴鞠大会の掛け声だったとは…! あらすじでは部員探しに難航するような感じだったけど、割と部員集めも文化祭に何するかの決定も実績づくりの決め方も何もかもスムーズで、みんな…頭がいい子たちなんだ…!と感動した。 安以加と栞の友情もなんていうか…なにもかもスムーズだ…すれ違いとか起きなくてちゃんと報連相して話し合えるんだ…… 爽やか高校部活ストーリーで、大きな事件とかはないけど代わりにストレスもない、頭空っぽにして読める話だったな〜。きっとこの子たちならいい感じに卒業まで平安部を守り抜けることでしょう…
- 2025年9月19日嘘と隣人芦沢央読み終わったおもしろかったというか、いやおもしろかったんだけど、それ以上に読みやすさに脱帽。後味の悪い話が多いのにスルスル読めてしまった〜! ・かくれんぼ 「風邪くらいなら気合いで何とかなるけど歯が痛いのはどうにもなんねえんだよなあ」、風邪も気合いはやめろ!感染症だという自覚を持て!人にうつすな!! DV夫、知恵が回る上に執念がすごすぎて怖いよ〜…でもDV夫から逃げるときに新しいスマホ契約して前のスマホ封印するの常識なんじゃないの!? それにしてもタケルくんママの動機、ちょっと泡坂妻夫の『煙の殺意』を思い出したな…元の事件よりもっとでかい事件起こして本来の事件を有耶無耶にするやつ… ・アイランドキッチン し、知れば知るほどヤバ女になっていく有吉希美〜!!架空の虐待の記憶生み出すのやめな!!でもいる…いるよねこういう女…元夫の「死のうとしたときに俺が止めたりしなければ」、めちゃわかるよ…でもああいう女ってだいたい絶対死なねーから… ローン特約の話が出たときに私も真っ先に原口夫妻のこと思い出してザッと血の気引いちゃった…… ・祭り パラダイス引っ越しセンター、すごい失礼だけどクソブラックそうな会社名だな(偏見のかたまり) 「日本人にとっては無数にあるアルバイト先の一つに過ぎなくても、ドゥックにとっては人生を懸けた職場だったのだ」、その切実さがキツい〜… タンの遺書、「なぜ笑う?」のところ本当に意地悪で笑われてたのかもしれないし、コミュニケーションエラーでタンのことを笑ってるように感じてたけど実はそんなことなかったのかもしれなくて、そのへん想像し始めるとしんどかったな〜… ・最善 いや〜〜〜正太郎は事件を解いてしまったことを悔いてたけどこんなもん解いたほうがいいに決まっとる!! そりゃあ沙知はかわいそうだけど、何件も余罪がある抱っこ紐バックル外し犯なんてどれだけ大勢の母親が脅威に感じていたか…とりあえず犯人捕まって電車を利用するお母さんたちは安心したことでしょう… バックル外しもだけど、その罪から逃れるために他人からの冤罪かぶって金をせしめようとかカス中のカスじゃねーか! 沙知の同僚は取引先から沙知を守ってくれたとかいうキラキラ話の真相をちゃんと話しておくべきやったね… ・嘘と隣人 え〜〜〜空リプでの脅迫、こう、現代!!って感じだ…… SNSの誹謗中傷が身近な人が犯人ってのはお決まりの展開だけど、まさかの娘!!!えー!!!でもこのお母さんと母子やってくの大変そうだもんね… えっ……ていうか隣人要素は!?タイトルに囚われすぎて絶対隣人出てくると思ってたんですけど!? なんというか、基本的に「まず第一の事件があって(抱っこ紐バックル外しみたいな大きな事件から交通費不正受給みたいな話まで)それを誤魔化すために次の事件を起こして…というのがこの本の統一フォーマットだった、のかな?
- 2025年9月18日ひとり旅日和 道続く!秋川滝美読み終わった毎回思うけど、日和って結構旅行行ってるのになんでそんなに有休余ってんの!? もしかして旅行以外で有休とらないの!?と思ってたら一巻から作中では五年経ってるのか…一冊につき一年ってこと?それならまあ納得。 それにしても今回の佐賀旅行での秀吉の朝鮮出兵とか、なんかたまに…思想が出るな…秀吉なんて、当時の事情を現代の価値観でジャッジするのはどうなんや…? 長崎行って平和公園で思いを馳せるのは大切だと思うけども… 今回初登場した麗佳の同期の梅野さん、麗佳とかまた違ったタイプのデキる女性でいいな〜!また出てきてほしい。 鳥取編で初めて日和のシゴデキ描写が来て、日和、成長したなぁ〜!!初期の日和だったらそもそも展示会に選ばれなかっただろうし…!
- 2025年9月16日冬期限定ボンボンショコラ事件米澤穂信読み終わったひっさしぶりの小市民シリーズ、ひさしぶりにして完結編、おっっっもしろかった〜〜〜!!!! 出だしからえらい目に遭ってる小鳩くんというショッキングなスタート。 入院中の小鳩くんへの小佐内さんからのメッセージカード、「ゆるさないから」で一瞬「助けられたことは小佐内さんのプライド的に許せなかったの!?」と動揺してしまった。犯人をでよかった〜。 入院している小鳩くんが、三年前に関わったという轢き逃げ事故を捜査していたときの思い出話と現在の話が行ったり来たり。 三年前にあったという交通事故(と、小鳩の謎解き)がどう関係してくるんだろう?と思ってたら、関係者の謎の女子、小佐内さんなのかよ!出会い編だったのかよ! まだ小佐内さんと小鳩くんに信頼関係がなかった時期の、だからこその手探りの関係性が新鮮だった。 それにしても小市民を目指す前の小鳩くん、「ぼくともあろう者が」「轢き逃げ事件を解き明かすはずのこのぼくが」とか言っててすごい…良い…自意識がすごい…健吾の言ってたとおりの性格だ… けれどまあ、小佐内さんと小鳩くんの初の探偵譚は失敗に終わる。そりゃそう、警察よりも先に中学生が事件を解けるわけがない。当たり前のことなんだけど、小佐内さんと小鳩くんにとっては手痛い失敗とも言える体験で、この痛手の影響で二人は小市民を目指すようになった……という過去のお話。 犯人がわかってからの小佐内さんと小鳩くんとの対峙こわすぎるんだけど〜!?何この病院!? ひ、日坂くん、生きててくれてよかった〜(泣) てか日坂くん生きてるなら人殺しになる意味なくない!?日坂くんを人殺しの身内にする気だったんか?この姉は… あとこれはアニメのネタバレで知ってしまってたんだけど、「わたし、京都がいいと思う」は小説ないしアニメの作中のセリフとして出会いたかったな〜!メチャ熱セリフじゃん!!!
- 2025年9月15日読み終わったび、美容室のキャッチで月に100人連れてくるの、平均がわかんないからアレだけどかなり優秀では…!? 美容室のキャッチの才能がある…!! 眠れない深夜にバルト9まで歩いていってミッドナイトショーを見るの、と、都会の過ごし方ダァ…と羨ましくなった。夜明けの新宿バスタ前の道で「少し明けてきた空に生きていることを祝福されているような気になる」とかめちゃ都会の文脈で眩しい… 朝5時のマックでプロの笑顔は私もいらない気がする〜!高確率でバイトの人やし…! コンビニとかファストフードとかスーパーとかでプロの仕事されると、嬉しいし気持ちいいけどなんか申し訳なくなるのわかる〜!! 全体的に夜に出かけることが多かった印象で、夜の描写が好きだなと思った。都会の夜はこんな感じなのか〜と憧れもこめて。
- 2025年9月15日ひとり旅日和 幸来る!(5)秋川滝美読み終わった都内実家ぐらしとはいえそんなに旅に出てばっかりで大丈夫?と思ってたらやっぱ大丈夫じゃなかったんかーい! ここにきて金銭感覚の話が来るの、割と遅めでは?と思ったけどあっさり解決したので…なんだったんだ… てかめちゃ旅行行ってる気がするけど有休取り切れないもんなの!?すごい行ってる気がしてるけど…!?作中の時間軸はどうなってるんだ…!? 蓮斗の転勤云々でもやもやしてたところに(というか日和が失恋に浸ってたところに)いきなり現れてシースルーゴンドラに相乗りしてくる蓮斗、おまえ、その行動力がありながら今までなぜ…!!と憤ってたら、出会ったときにはもう遠恋になるのが予測できてたからというなんとも真っ当な理由だった… でもとにかくハッピーエンドになってくれてよかった〜!!日和おめでとう!!
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