ことみ "八月は冷たい城" 2025年5月17日

ことみ
@5to3chain
2025年5月17日
八月は冷たい城
八月は冷たい城
恩田陸,
酒井駒子
緑色感冒という恐ろしい病に冒され、死の淵に居る親族の最後のときを待つため、夏のお城へ呼ばれる子どもたちの話。 この前の「七月は流れる花」が女の子たちのお話なのに対して、今回のお話は男の子たちのお城の様子。 最後の瞬間、言葉を交わすことも目線を合わせることも、そもそも姿を見ることだって許されない。病院に入院した時点で、もう二度と会えない肉親たちがいるということのなんとやり切れないことか。それでも、「悲しいことは全部お城に流したわね?」という台詞で、少しほっとした気持ちになった。お城に置いて、水路に流してもいいのかって。そうやって前を向いても許されるのね、なんて思えた。
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