ことみ
@5to3chain
- 2026年7月4日
すこやかなひとりぼっちの守り方カシワイ,うすいはるか気になる - 2026年7月3日
最恐ホラー 不気味な空間小野不由美,芦花公園気になる - 2026年6月20日
屍鬼(二)小野不由美読み終わった恐ろしいことが起きていて、それらが絡み合っているようだと言うことが伺えるのに、明確なつながりがわからないまま日々が過ぎていく。ひとには暮らしがあって、他にもいくらでも考えないといけないことがあるから。まさかそんな。自分には関係ない。なんの根拠もなくそう思うことが怖い。 みんなが信じている信仰の対象と、己が絶対不可侵不背叛であるべきと定める神さまが一致しないことなんて考えても見なかった。信仰の対象が自分の神ではなく、自分が神と据えたい何かはある意味で絶対に正しいのに、自分だけのものであるが故に神たり得ない。殉教したい静信の気持ちが、わたしには少しわかると思った。 - 2026年6月7日
鉱物の王国 Das Mineralreichラインハルト・ブラウンス,会田信行,大野照文,高田雅介気になる - 2026年6月7日
- 2026年5月31日
聞き出せる人が、うまくいく。荒木俊哉買った読み始めた自己啓発本の類(この表現が正しいかわかりませんが)って、昔はなんのために存在するかわからなかったのですが、最近はお仕事ドキュメンタリーだと思って読んでいる。 今回はコピーライターという「書く」仕事をしている人が「聞く」について書いている本。 - 2026年5月31日
- 2026年5月31日
いきたくないのに出かけていく角田光代気になる - 2026年5月28日
よろずのことに気をつけよ川瀬七緒気になる読みたい - 2026年5月25日
プレゼント伊坂幸太郎,宮部みゆき,恩田陸,梨木香歩,江國香織,町田そのこ,米澤穂信気になる読みたい - 2026年5月23日
予言の島 (角川ホラー文庫)澤村伊智気になる - 2026年5月23日
屍鬼(一)小野不由美読み終わった小さい頃手にとって、タイトルの恐ろしさに怯んで読まずに棚へ戻してから幾星霜。 この歳になってから読んで良かったと思う。学生の時分では、きっとこの第一部の時点で恐ろしくて布団に入るのも、地元の林に面した道を歩くのもできなくなったに違いない。 また、この田舎の小さなコミュニティの人間が、老若男女いずれもそれぞれの過去と感情と意志を持ってそこに描かれているのを、一行ごとに感じてものすごい。誰かの都合で、例えば書き手の都合でやらされている人がいない。そこにいることを強いられている人間はいても、それは決して物語の都合ではないことが凄まじい。 - 2026年5月23日
サラシナ佐竹美保,芝田勝茂気になる - 2026年5月22日
営繕かるかや怪異譚 その参小野不由美気になる - 2025年10月11日
瓶詰の地獄夢野久作読み終わった自分だったら、どうしただろうかって想像が、上手く思い浮かべられない話だった。だってわたしには信仰深い兄もいないし、仲の良い妹のいる兄でもない。それに、物心着く前からその兄妹2人きり南の海の無人島で何年も過ごす、というのを実感を持って想像するのはなかなか困難だった。 ただ、二人しかいない島はきっと、たとえ食うにも寝るにも困らないにしてもきっと苦しいと思った。普段理性によって独立した感情や思考が、3大欲求で形を変える時って、自分の思った通りの自分で居られない苦しさがある。腹の底の倫理観を捨てられずにいるなら尚更。それに瓶詰は全部未開封だった。それなら、2人が最後に見た船は。 - 2025年10月4日
骨灰冲方丁読み終わった読んでいる最中、ずっと口の中や指先がざらざらするような、嫌な臭いがするような心地だった。主人公と重なる部分なんて年齢も性別も職業も何もなくても、彼の目線が間近に感じられて、空気や温度が肌でわかるような気がした。色んなことが起きて、祟りにそうさせられていたとしても主人公のしたことが罪でないとは言えないと思う。それでも、この善良な夫であり父親であり、部下である人間がなんとか救われてほしいと思って読み進めた。最後の鎮めの儀式で荒木さんと玉井さんが交わした「悪いな」「何も悪くないよ」の会話がひどく胸に迫って、なんともやるせなかった。今までの人柱もこうだったのかなと思うと、たまらない。 - 2025年9月13日
一次元の挿し木松下龍之介読み終わった研究室で分析にかけられた二百年前の人骨と四年前に失踪した妹のDNA情報が一致するところから始まるミステリー。煽り文の素晴らしさに引かれて手に取ったけれど、実はミステリー小説が苦手。謎に対しての種明かしに、本当はもっと膝を打つくらいしてやられた!っていう感動があるんだろうと思うけど、わたしは物語の登場人物たちの心理を追うことに必死なせいか、なんだか圧倒されてしまって。今回も、きっとわたしは上手く全部を受け止められなかったと思う。ただ、主人公の妹が、大切な二人のためにした選択が、彼女の気持ちもきちんと救ってくれたらいい、と感じた。 - 2025年8月30日
琥珀のまたたき (講談社文庫)小川洋子読み終わった誰かのせいにしようと思えば、あるいは視点を偏らせて語られたとしたら、全く印象の異なる物語になったと思う。読後自分の気持ちのやり場がよく分からなかった。第三者から見ればこれは、若く世間知らずで心の均衡をおかしくしてしまった母親が、我が子を大切に思いながら虐待する話で、しかもこの母親は心の均衡を崩しながらも、子どもたちを監禁していることが世間から見て責められることだということの分別は付いていた。中心となるアンバー氏は、もしかしたら姉弟の中でいちばんママのために心を砕いたのかもしれない。彼の琥珀の瞳には、美しいものだけが映っているような、そうであってほしいような気がした。 - 2025年5月26日
だから見るなといったのに: 九つの奇妙な物語 (新潮文庫nex)さやか,前川知大,北村薫,小林泰三,恩田陸,海猫沢めろん,澤村伊智,織守きょうや,芦沢央読み終わったこのホラー短編集の中で、特に印象に残ったのは《とわの家の女》。「抱いたら終わりだ。死ぬぞ。」という警告を、どうして当たり前のように住野の方にあてはめていたのかと、自分の思考の勝手さと柔軟性の無さに反省した。でも、住野と糸香のふたりが抱える触れられもせず、同じ時を生きられない恋しい人の慕わしさには、美しさとたまらない胸の苦しさを感じる。美しい置屋の女と、その女に真っ直ぐな恋をする青年には、他に例えようもない輝くような愛しさがあるように思える。ようやく手に入れた最初の夜の幸福と、文字通り全てを失った朝の対比が余計にそう思わせるのかも知れないけれど。 - 2025年5月17日
八月は冷たい城恩田陸,酒井駒子読み終わった緑色感冒という恐ろしい病に冒され、死の淵に居る親族の最後のときを待つため、夏のお城へ呼ばれる子どもたちの話。 この前の「七月は流れる花」が女の子たちのお話なのに対して、今回のお話は男の子たちのお城の様子。 最後の瞬間、言葉を交わすことも目線を合わせることも、そもそも姿を見ることだって許されない。病院に入院した時点で、もう二度と会えない肉親たちがいるということのなんとやり切れないことか。それでも、「悲しいことは全部お城に流したわね?」という台詞で、少しほっとした気持ちになった。お城に置いて、水路に流してもいいのかって。そうやって前を向いても許されるのね、なんて思えた。
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