W7Ed
@4nTeG00N
2026年5月23日

命をつないだ路面電車
テア・ランノ
読み終わった
借りてきた
ナチスの強制連行から逃れ、戦火を生き抜いた少年の実話に基づく物語。母の決死の愛は、路面電車の中の、人を思う小さな親切のリレーと繋がって、彼を守った。
『わたしには「子ども」時代はありません。「おじいちゃん」になることもないでしょう。わたしの心の中では、あのころのまま時間が止まっているようなのです。』
子どもらしく過ごせないままおじいちゃんになった彼の言葉が、切なく胸に響く。
彼を守った路面電車の車掌さんはこう言う。
『小さなことでもいい、ひとりひとりがなにか行動すれば…』
戦火のない現代日本に住むわたしたちができることは、彼らの言葉に、記憶に、事実に、耳を傾けること。真実を恐れず学ぶこと。そして、政治家たちに戦争は反対だと声を上げ続けることだろう。