
楓*
@kaede_reads
2026年5月23日
薬指の標本
小川洋子,
小川洋子(1962-)
読み終わった
紡ぎだされる言葉と綴られる文章そのものが美しく、ストーリー以上にとてもよかった。
登場人物たちの背景にあるものの読み取れなさ、社会の中にぽっかりとあいた穴のように存在する不思議な役割をもつもの、わかりやすく終わらない終わり方が、大人向けの童話のようで好ましかったです。
主人公自身も自分の本心がわからないままに行動し、やがて本心を露わにする部分が苦しくもあり、解放される感覚もありました。
