犬の耳 "ベージュ(新潮文庫)" 2026年5月24日

犬の耳
犬の耳
@dogyear
2026年5月24日
ベージュ(新潮文庫)
「まるで怠惰な川のように僕は静かな雨を降るにまかせている。ある時は暖く、ある時は濁って、たまに凍り長い間……。開拓者達が駈け去ってしまうと焚火が残る……。その火に映え、その煙にむせ、その灰に僕は涙を流す。(香しい午前)」 川で嗅ぐ焚火の香を知っていることの意味がここに。AIがどんなに発達しても、私たちには体験しないとわかり得ないことがある。谷川俊太郎は散文も美しい。
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