
くん
@kun
2026年5月24日
ニューヨークの魔法使い
シャンナ・スウェンドソン,
今泉敦子
読み終わった
シャンナ・スウェンドソンの魔法治療師のティーショップの続きの出版を待つ間に、同じ作者の別のシリーズ、(株)魔法製作所シリーズを読んでみた。
テキサスからニューヨークに出てきて一年のケイティ(キャスリーン・チャンドラー)にとって、ニューヨークはおかしな街だった。
背中に妖精の羽をつけた女性、地面から2インチ浮かんで歩いている人、手首をくいとひねって電車を呼び出す男性、時々現れるガーゴイル…。
日々変なものを見ても驚いたりショックを受けるのはケイティだけで、まわりの人たちは眉ひとつ動かさない。
自分がおかしくなったのか、街がおかしいのか、混乱する中、ヒステリックな上司のミミにも振り回されて、ケイティは仕事もプライベートもボロボロな状態。
そんなタイミングでケイティに訪れる思わぬ転職のタイミング。
平凡普通なケイティと、おかしな街ニューヨーク、そして少しの魔法の物語。
日常を少し踏み外すと存在する魔法と冒険の日々にワクワクする、大人のためのファンタジーだった。
テキサスという田舎出身のケイティから見ると都会のニューヨークですら魔法に満ちた不思議な街なのに、さらにおかしな魔法まで。巻き込まれたケイティの目線と次々明かされる真実への取り組み方がケイティの平凡さが素敵だった。
恋愛には少し臆病で、でも一緒に普段着のまま大好きな人とソファーで寄り添い、テイクアウトを食べながらテレビで古い映画を見る、そんな恋人が欲しいと願うケイティの恋の行方も気になる。
シリーズなので次の作品も楽しみ。

