
花春
@haru-tuge
2026年5月26日
カトリと眠れる石の街
まくらくらま,
東曜太郎
読み終わった
絵本・児童書
19世紀のエディンバラを舞台にした児童向けミステリー!
ぜんぜん知らない作者さんだったのだけれど、たまたま書棚でみつけて、表紙絵や想定がとてもすてきだったので読んだ。面白かった!
労働者階級で旧市街住みのカトリとブルジョワで新市街住みのリズ、少女ふたりのバディもの。階級差があるバディものは、階級差が無いかのような扱いだと白けるし、克明に描きすぎるとしんどいし…で塩梅が難しいと思うのだけど、カトリが良い養父母のもとで地に足つけてしっかりと生きてるので、身分差のあたりが息苦しくなく読めた。
しっかりしてるのだけど世界は狭かった(当たり前のように養父母の跡を継いで同じ階級の男性と結婚して旧市街から出ずに一生を終えるものだと思ってた)カトリが、養父もかかった「眠り病」の事件解決を通じて世界を広げて、一歩外へ踏み出す流れがジュブナイルとしても爽快。
エディンバラの町の歴史のミステリアスさも相まって、雰囲気感がとても良かった。
眠り病の事件そのものはなんかこう…予想外にファンタジーしてたというか、クトゥルフ神話とかプチSFっぽい方向性だったので、あっミステリーじゃなくてファンタジーの話だったんだ!?は好き嫌いありそうな気がする。わたしは嫌いでは無いです。リアル路線ならより面白かっただろうなあとは思うけども、続刊読んだらまた変わるかも。


