極悪おふとん "もうすぐ絶滅するという煙草に..." 2026年5月26日

もうすぐ絶滅するという煙草について
正直くそつまんねえ文章ばっかりで、(中島らもの書き出しと、内田樹の短い文章がおもしろかったくらい)ちゃんと試し読みしてから買えばよかったと後悔した。 かつて、愛煙家といって差し支えないくらいの喫煙歴があり、いま禁煙した身として思うのは、喫煙という行為とそれに紐づく思い出はかなり私的な体験で、言葉にした瞬間、情けなく陳腐化してしまうものだと思う。 だいたい、喫煙者が書いた文章は、言い訳じみていて、武勇伝のように何本吸ったとかステータスを開示して、煙草を吸いながら知覚されたシークエンス全般が「かなりふつうのこと」にもかかわらず、「かなりふつうに」だらだらと書かれている!と思う。 本書でえらばれた文章がほとんどそうだったから。 たしかに、煙草や喫煙という、喫煙者にしか立ち上がってこない記憶や景色はあると思う。それらが含む、文化的な空気もあると思うし。でも、やっぱり自分の記憶だってかなり美化されているだけで実際他人に話すと陳腐だろうな。 だってただ、煙草吸いながら喫茶店で本読んでただけのことが、自分の中だとめちゃくちゃロマンチックな記憶なんだもん
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