
ぼぺにゃん
@bopenijan_1106
2026年5月27日
彼方なる歌に耳を澄ませよ
アリステア・マクラウド,
中野恵津子
読みたい
豊崎由美というライターさんの評
この小説には愛する主人たちを乗せた小舟のあとを追って、どこまでもどこまでも泳ぎつづける犬がいる。情が深すぎて、がんばりすぎる茶色い犬たちがいる。そして、そんな犬とそっくりな人々がいる。彼らはうたう、ケルトの昔から伝わる自分たちの歌を。その歌声は、父祖の時間や土地から遠く離れ、新しい生活を選ぶ途上にあって、いつかどこかで歌を見失ってしまったわたしたちにも、不思議に優しく懐かしい。


