本葉風路
@homba223
2026年5月28日
叫び
畠山丑雄
読み終わった
5月28日読了。
流石は芥川賞受賞作というところで、土地や情念に基づいた情景描写が素晴らしい。一方で、結末に至るまでの主人公の心理描写が、前半部分のそれと解離していて、結局何を描きたかったのかがぼやけている気がする。好みの問題もあるが、前半部分ではここ数年の芥川賞でも有数の傑作の予感がしたが、銭原に行った辺りでおや?となり、終盤では申し訳ないが着いていけなかった。文学なんてそんなものと言われればそれまでだが、展開云々よりも掘り下げの粗さを感じてなんだか惜しいなという作品。
本題には関係ないがちょくちょく早野を星野と読み間違えた。
