
い。
@hon_i_read
2026年5月29日
エチカ(倫理学)下(スピノザ)
バルーフ・ド・スピノザ,
畠中尚志
読み終わった
下巻は、第4部、5部
第1部 神の再定義、神=自然=世界
第2部 人間は神の様態である、精神と肉体は同一である
第3部 感情の分類、定義
喜び、悲しみ、欲望をコアとして、コナトゥス(生きていくことを維持していく力)がある、ということ
第4部 どのように外部因子によってコナトゥスのベクトル変化が起こるのか、そして、外部因子によって感情が変化をすることは受動的善であり、自己満足による能動的善の方がより善である
自己満足の善を持つ人を自由の人と呼ぶ、ということ
第5部 自由の人の認識の仕方
第3種の認識が重要であり、ダイレクトに物事を理解するということ
自己言及的善は神自身への愛である
実体→様態→感情の構造→受動から能動へ→認識の深化→神への愛、と章が進むにつれて細部へとフォーカスされていき、自己満足的善を最大の善とする、そして、知的愛(神の自己言及的愛)を理想とする、という結論までとてもエキサイティングに読めた
しかし抽象度の高い1.2部を完全に読めたかというとまだそんなことはないのでまた読もうと思うし、しっかり最初から読んで繋がりを把握しなければ結論だけを読んでも意味がない、とても論理的なもので、しかも最上の善を持つ生き方を目指せ、という具体的なところまでたどり着くのがとても美しかった
そして有名な最後の一文「すべての高貴なものは稀であるとともに困難である。」と、言ってくれると肩の荷がおりた気持ちになった