
おとわ
@otty1211
2026年5月29日
日本の醜さについて
井上章一
読み終わった
感想
あれ?ここ前まで何あったっけ?
工事現場を見ていつも思う。
新しく建つマンションのモデルルーム建設中だったりする。
そうこうするうちに、その運営されていたモデルルームもなくなり、また同じところ工事してる。
日本はいっつも工事をしている。
仙台駅前にあったホテルも取り壊されて、期間限定の飲食店街になり、今それも壊されて。ニュース記事を読めば「EDENの跡地(仙台ホテル跡地)の再開発」と書かれている。もう跡地の跡地の再々々々開発の域。
これほど壊されることに私たちは慣れている。
逆に「ちょっと古い建物」というものには耐性がない。
「建てられた当時はこれがオシャレだったんだろうね」と冷めた口調で話す。
「老朽化」「耐震化工事の負担」などそれっぽい理屈を述べられたら取り壊しも仕方ないかって思っちゃう。
んーーーーーーそれが日本人だよなあ。
そんな日本人をヨーロッパと比較して「醜い」と一蹴しているのがこの本。
そんなこと言ったって、そもそもアメリカに空襲で焼かれたし、地震もたくさん起こる国だから仕方ないじゃん、っていうのが従来の日本人の言い訳だったと思う。
ところがどっこい。
ヨーロッパは敵国からの空襲を受けた後、元の通りに町並みを戻したのだと言う。
え!!!
しかも地震で倒壊しても、元の作り方のまま立て直しをするのだそう。
え!!!
日本人の感覚だと「より安全な建物」が正なのであって、また何か起こったらどうなるか分からない危険な建物で生活をしようだなんて思わない。
そんな感覚そのものが恐らく海外とズレているのかもしれない。
オックスフォード大学内には数百年使われ続けてる施設もある。
でも日本の大学で施設が古かったら建て替えすることがほとんど。
この文脈でいくと、中央線は好ましい。
使わなくなった外濠を使っている。石垣もまだ残っている。そういう風に、外側だけでも残していこうとする気持ちがもっと強くなるといいのかもね。
文章自体は、とても、句読点が多く、読みにくかったけど、内容が、大変興味深く、楽しめました。
