

おとわ
@otty1211
- 2025年11月24日
くじら図書館ジドルー,ユディット・ファニステンダール,川野夏実読み終わった買った本屋さんで一目惚れ。 バッドエンドも含めて素敵な物語。 価値というのは、分かってくれる人の手で次の人へ受け継がれていかないといけないな。 海の底に限らず、広い世界の端と端でも価値が途絶えずに繋がりますように。 - 2025年11月22日
普天を我が手に 第二部奥田英朗ちょっと開いた買った@ 自宅 - 2025年11月22日
本と歩く人カルステン・ヘン,川東雅樹読みたい - 2025年11月22日
飼い犬に腹を噛まれるほしよりこ,彬子女王読み終わった感想@ 自宅なんて素敵なのー!! この本は女子みんな好きなんじゃなあい? みんな好きなんじゃなあい? 自分の中の年相応の女の子な部分をくすぐられるんじゃなあい? 心がほくほくしつつも、背筋がスンと伸びるような、心が澄むような、ああ、私が住む日本ってこんな国でしたか、とこの年になって知ることのできるあまりにも素敵な本でした。 「お米が神々の世界と人間の世界を仲立ちするものであり、御霊代でもある」 なんでこんなに彬子女王はお米について書くのか、かなりのページを「お米」について書かれていることにふんわりと不思議さを感じたけど、今、「神々の世界と人間の世界を仲立ちする」って天皇がずっとそういう存在ではなかったか、と気付きました。 きっと私たち以上に彬子女王はお米に対して親近感を抱いているに違いない。 にしても、なんてこう素敵な視線で日本を見つめているんだろう。 こういう女性であれたらなあ、品とはこういうことを言うのだなあ、とほくほくせざるを得ない一冊でした。 - 2025年11月22日
虚弱に生きる絶対に終電を逃さない女読みたい - 2025年11月22日
私が間違っているかもしれないナビッド・モディリ,キャロライン・バンクラー,ビョルン・ナッティコ・リンデブラッド,児島修読み終わった感想この本を読んでいる間は、僧侶が話し掛けてくれてるような感覚になる。 始終ずっと瞑想しているかのような本。 それでいて、ふと、あれ、私ってブッダの元で生きてるんだろうか、と思うほど近い感覚なんじゃないかと思った。 心の中に空白を作ること。 今の世の中だと、常々たくさんの情報が入ってきて脳が休まる暇がない。 私たちが一日で触れる情報量は、江戸時代の農民が一年で得る情報量らしい。 あまりにも脳みそがギュッとなり過ぎている。 私は娘が習い事に悩んでいた時、習字を勧めてみた。 忙しい世の中で、何か目の前のことに静かに向き合える時間があれば、それはリラックスになるかなと思った。 習字を習ってた友達が口々に「あの空間が好きだった」と言っていたからだった。 瞑想を兼ねた習い事になるかなと思ったのだった。 字は下手なんだけど。 私も私で、仕事と家事と育児と推し活から離れて読書をするのは、半ば瞑想に近いのかもしれない。 人によって頭と心を空っぽにする方法は違うのかもしれないけど、何か、手のひらを開放するような方法を持っておくのは生きる上で武器になるんだと思う。 ちなみに私は全く著者の紹介を読まずに、この本を読み始めたのだけど、途中でふと立ち止まって表紙に戻ってみたら、はああああああとこの本がベストセラーになる理由が分かったような気がしました。 ——————————— 理性を休ませて、静かに心の内側に目を向け、耳を澄ますことが、おそらく今ほど難しく、必要とされる時代もない。 理性は召使であり、直感は神の贈り物である。人間は召使を敬い、贈り物を忘れた社会をつくった。 混沌は人を戸惑わせる。だが、無理に秩序を強制しようとすれば、すべてが台無しになることもある。 赦すことがいかに自由への鍵になり得るか 心を感情に占拠されないようにする - 2025年11月20日
- 2025年11月20日
デモクラシーのいろは森絵都読み終わった感想デモクラシーという響きや時代背景から硬め小説と思って購入したものの、森絵都って児童文学だったか!と早々に気づく軽やかなタッチの長編物語です。 戦後GHQによる民主化政策の一環で、一つ屋根の下に集められた生まれも育ちも異なる女性4名に「民主主義」を教える物語。 いかに戦時中、自由が奪われていたか、選択するという行為が狭められていたか、生きることに必死だったか。 生まれてから一度も自由について、人権について考えたことのないようなまっさらな女子達が、誰かの命令ではなく自分の頭で考える訓練。 とはいえ、なかなかにコメディ感満載。 一つ屋根の下、600ページのドタバタ物語と言ってもいいくらい。 セリフもかなり現代的で、中学生くらいだと読みやすいのでは! てんやわんやしながらも、その時の思想、戦争、民主主義とは、をゆったりと考えられる穏やかな物語でした。 - 2025年11月20日
- 2025年11月20日
私が間違っているかもしれないナビッド・モディリ,キャロライン・バンクラー,ビョルン・ナッティコ・リンデブラッド,児島修買った読み始めた理性を休ませて、静かに心の内側に目を向け、耳を澄ますことが、おそらく今ほど難しく、必要とされる時代もない。 理性は召使であり、直感は神の贈り物である。人間は召使を敬い、贈り物を忘れた社会をつくった。 - 2025年11月11日
天下の値段 享保のデリバティブ門井慶喜読み終わった感想江戸の将軍VS大阪の商人。 スカッとする歴史経済エンタメ小説だった。 すごい半沢直樹というか、小粒の商人群が群れで大きな岩にぶつかっていくという、気持ちよさ。 小粒の米と石と言った方がいいか。 政府の市場介入を絵に描いたような物語。 市場に政府が入ること。 価格操作はどうやって行われるのか? というドライな日本経済の一幕を、一人一人のそこで判断する人たちの心情の機微にフォーカスを当てて描かれる。 すさまじく流れ行くような怒涛の売買取引。 圧力で価格を規制しようとする江戸。 大阪の勢いの良さ、人情、活力が感じられて一貫してそこに生きる商人達は圧倒的にパワフルです。 確かにインターネットがある今では取引の板と言って、売りたい人買いたい人の売値買値がただ並ぶ表示があるけど、対面で取引するとなったらワーギャーワーギャーうるさくなるよなあ。 ただチャートの線が描くのを眺めるのと、その取引所に足を運んで売買取引をして、体で相場の動きを感じるのと。 この時は人情と信頼と情報とで、人と人との繋がりで取引が行われてたんだなあ、とじんわり。 やっぱり今でこそ投資教育は遅れてるけど、日本はもともと投資好きな、マネーゲーム国だったのだな。 私的には心ワクワクする面白小説なのでした!! また門井さんの本を読もう!!
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