しがない "車輪の下" 2026年5月29日

しがない
しがない
@ooe
2026年5月29日
車輪の下
車輪の下
ヘルマン・ヘッセ,
高橋健二
結局、主人公は幸福だったのか不幸だったのか、よくわからない。 読了して「えぇ……」としか思わなかった。 読んでいて、もちろん刺さったよ。 ただこの本以外にも思うが、『死』を救いにしたとして、なぜ体験も認知できない『死』を救済の最高峰として考えるのか、ぼくにはよくわからない。 だから漫然と死ぬまでの自伝を読んでいたという感覚だった。 多感な彼や、その環境が彼を死に追いやったとして、何を責めればいいのか、誰を責めればいいのか、ぼくにはわからなかった。みんな最善を求めてコトを進めようとしておる。原因があったとしても、その意味では誰も悪くない。 最初から救われない物語なのだと思う。彼に気の合う友達がもっといれば救われていたのだろうな。
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