ゆらゆら "笑坂" 2026年5月31日

ゆらゆら
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@yuurayurari
2026年5月31日
笑坂
笑坂
後藤明生
こないだの追分旅行をきっかけに色々調べてたら、気になってた後藤明生も夏の間、追分の別荘に滞在してその様子を元に短篇集(10篇)を書いてると知り、古本屋さんで探して読んだらめちゃ面白かった。 家族に先んじて追分に来ての一人暮らしの様子とか、地元の人たちとの交流とか、合流した子どもたちとのやりとりとか身辺雑記的なものが基本なんだけど、たまに怪談の気配だけ少し漂い始めたと思ったらそうはならなくて。どこか抑制された、独り言めいた文章がクセになる。 そして時折り挟まれる、生まれ育った北朝鮮の町・永興でのことや、道で出会った皇太子への複雑な思い(あるいは思いのなさか)など、大きな歴史の影みたいな話から、「漂着」の感覚が感じられてずしんと来た。他の作品も読んでみたくなった。
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