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ゆらゆら
@yuurayurari
6/24からおそるおそる使い始め。直近読んだ本をひとまずいろいろ登録してみよう…
  • 2025年6月25日
    水車小屋のネネ
    水車小屋のネネ
    よかったー。辛いこともありながら、とことん優しくて、津村さんの小説だなあと、何度も涙しながら読む。40年という時間、時代が主役な気もした。出てくるいろんな音楽でプレイリストを作って、それをBGMにもしたりするのも楽しかった。あと蕎麦が食べたくなる! (23.6.4読了)
  • 2025年6月25日
    詩と散策
    詩と散策
    散歩ということを真ん中に、様々な詩の一節を引いたりしながら書かれる一篇一篇のエッセイが美しい詩の様な静かな味わいがあって良かった。「取るに足らぬものなどなに一つない、と思う心が詩」「幸せを目標にして生きたくない」など心に残る言葉も。 小鹿島のハンセン病患者の方たちとの関わりや、修道院に入ることを諦めた話など、著者自身のことも、どんな人なんだろうと知りたくなった。 (23.7.1読了)
  • 2025年6月25日
    目的への抵抗
    目的への抵抗
    2つの講演の記録で、前半はコロナ禍で炎上したというイタリアの哲学者アガンベンの発言(=特に、移動の自由まで奪われて何も声を上げない教会の批判)を分析。後半の、消費・必要・目的に取り込まれないための浪費の推奨の話がよかった。そうありたい。 (23.7.9読了)
  • 2025年6月25日
    五月 その他の短篇
    五月 その他の短篇
    冒頭「普遍的な物語」が企みに満ちた短編でグッと掴まれ、「ゴシック」「生きるということ」がめっちゃ面白く、後半「スコットランドのラブソング」も風変わりで好みだし、「ブッククラブ」は郷愁をそそられ、高揚感ある「物語の温度」も好き。 (23.7.17読了)
  • 2025年6月25日
    新版 いっぱしの女
    何となく気になり買って積読にしてあったのを読む(過去の自分えらい!)。文章がめちゃくちゃ上手くてユーモアもあり、感情の奥の奥まで明晰に言葉にされてて自分の人生としても今読めてよかった。この時代に復刊されたというのもすごくよくわかるなあと思った。 (23.7.17読了)
  • 2025年6月25日
    うどん陣営の受難
    ある会社の社内政治にまつわる出来事を描きながら、主人公の心の動きとか描写とかはリアルなんだけど、どこか少し寓話のようでもあり、よかった。あと『水車小屋〜』がそば小説なら、こっちは(タイトル通り)うどん小説というくらい、うどんが食べたくなった。 (23.7.23読了)
  • 2025年6月25日
    自分疲れ
    自分疲れ
    様々な文学作品(漫画や映画も含む)を魅力的に引用・紹介しながら、自分=心と体について考えを深めていく。「体が変わると心も変わる」という件が、今自分の体調がわるいので実感をもって深く響く。「曖昧さ耐性」の話も大切で、読めてよかった。 (23.8.17読了)
  • 2025年6月25日
    海と毒薬
    海と毒薬
    初めての遠藤周作。さすが、面白かった。戦争中の恐しい事件が中心の出来事にあるけど、それをこんな風に読ませるなんて小説の技術がすごいな。導入、戦後の一市民の語りから、戦中の事件の間に、関係者が過去を語る章が入る。佐伯彰一さんの解説もふむふむと読む。 (23.8.30読了)
  • 2025年6月25日
    palmstories あなた
    palmstories あなた
    最初の一篇、津村記久子さんの「六階を見習って」を読む。ふう、やっぱりいいなあ。つましく、ごくささやかなことを書きながら、じーんとしみてくる。新しい出発をそっと応援されてるような気持ちにもなる。「あなた」という二人称の特別な力も感じた。他の感想も後で追加できたら。 (23.8.3.読了)
  • 2025年6月25日
    歴史の屑拾い
    歴史の屑拾い
    名前を色んな所で見て気になってた藤原さんを初めて。わかりやすい物語に流されず、屑=断片を積み上げることの重要さを、それでも“わかりやす”を手放さずに書かれてて、歴史学というものの広がりと面白さが伝わってきた。学生の時に読みたかったけど、今読めてよかった。 (23.9.18読了)
  • 2025年6月25日
    白桃―― 野呂邦暢短篇選
    長崎旅の時に知った諫早の作家で“イメージの採集家”“言葉の風景画家”などと呼ばれてたらしく、短文を連ねる硬質な文体で不全感の漂う話も多い。「鳥たちの河口」が一番好きで、「白桃」、長崎の原爆を(林京子とはまた違う)感性で描いた「藁と火」や時代物の「花火」も良かった。 (24.12.30読了)
  • 2025年6月25日
    それは誠
    それは誠
    今作も涙しながら読み終える。話は面白いし、ところどころでいろんな感情を揺さぶられるけど、乗代さんの小説ではいつも「書く」とはどういうことか、というところに深く迫ろうとしている気がして、それがグッとくる。登場人物では井上が良かった。「唖然」を使いたい。 (23.9.20読了)
  • 2025年6月25日
    ポエトリー・ドッグス
    詩に興味はずっとあるのにわからなくて、わかりたくて読んだ。 室生犀星の「遊離」 富岡多惠子の「身上話」 杉本真維子の「あな」 石原吉郎の「棒をのんだ話」 高橋順子の「あなたの部屋に」 大澤都の「ひげ」 …いろいろ良い詩に出会えた。 「わからない、というこのかんじが、詩がぼくらをどっかにつれ出そうとするフラグ」という一節が心に残った。 犬のマスターが、つきだしの代わりに一篇の詩を出してくれるバー。こんなバーあったら行きたいなと思いながら、お家で真似して飲んだジンリッキーとかソルティドッグ、美味しい。 (24.1.27読了)
  • 2025年6月24日
    春にして君を離れ
    春にして君を離れ
    探偵も出てこなければ殺人事件も起きないのに、とても恐ろしくて哀しい小説だった。前半はまるで“信頼ならない語り手”ではないのか。アガサ先生はこんなのも書いているんだな。老後の楽しみにと思ってたけど、ちょっとずつ読んでいこう。 (24.3.31読了)
  • 2025年6月24日
    デイジー・ミラー
    デイジー・ミラー
    都甲さんのオンライン講座の課題で読んだらめちゃくちゃ面白かった。デイジーがとても魅力的で(「じゃあそれが常識になればいいんですよ」とか!)いいぞいいぞーってなった。誰が彼女を…と問われれば、ヨーロッパなのかな。H.ジェイムズの他の本も読みたい。 (24.4.8読了)
  • 2025年6月24日
    小島
    小島
    カープ三部作「異郷」「継承」「点点」、めちゃくちゃ良い…。凄い、名作だ、最高だ。 (24.5.3読了)
  • 2025年6月24日
    僕の名はアラム
    僕の名はアラム
    都甲さんの講座第2回の課題図書で読む。14篇の短編集で、最初の方はどんな風に読んだらいいか戸惑ったけど、後半位からサローヤンのリズムに自分が同期できてきて、特に最後の2篇は圧巻だった。第三の新人達が愛読したというのがなぜなのか気になる。 都甲さんが言及されてた、ブローティガンにも似てる(ブローティガンが似てる)というのも、思ってもなかったけどわかる気がした。あと、ナイポールという人の『ミゲル・ストリート』も読みたくなった。あとあと、挿絵がドン・フリーマン(サローヤンと同じ1908年カリフォルニア州生まれ!)だった。 (24.5.9読了)
  • 2025年6月24日
    幽霊たち
    幽霊たち
    20年ぶり位に再読。何者かになる前の物語が大学時代の自分の心を捉えたのを思い出す。ホイットマンの脳の話とかブルックリン橋建設に携わった父子の話とかフランス人スキーヤーの話とかホーソーンのウェイクフィールドとか、挿入される逸話はやっぱり面白い。 (24.5.18読了)
  • 2025年6月24日
    欲望という名の電車
    欲望という名の電車
    悲惨な話だなと暗い気持ちになる。ウィリアムズはなぜこの話を書いたのか。同性愛のことが大きかったのだろうか。現代日本でこの物語をどう評価するのか。「?」が沢山生まれた。チャプスイを上野精養軒で食べたのを思い出したり。 どういうバックグラウンドで、どういう経験をしてきた、どういう人が読むかによって、だいぶ受け止め方が変わる本だなあとも思った。当たり前といえばそうなんだけど、けっこう顕著に差が出る気がした。 (24.6.6読了)
  • 2025年6月24日
    マッカラーズ短篇集
    マッカラーズ短篇集
    中編「悲しき酒場の唄」は愛と孤独の話としてぐっときたし、人物や行動がユニークで面白かった。最後はハッピーエンドじゃないのになぜか清々しかった。自分が無価値なのを忘れさせてくれる“酒場”の役割の話わかる…。 収録されてる他7編の短編もどれもよかった。中でも「家庭の事情」が一番好き(苦しさがあるのに…あるからこその…)。あと、「マダム・ジレンスキーとフィンランド国王」(ラストの犬は??)と「渡り者」もよかった。「そういうことなら」は、前に読んだ『結婚式のメンバー』に通じる気がした。 (24.7.4読了)
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