しんどうこころ "石蹴り遊び(下) (ラテンア..." 2026年5月31日

石蹴り遊び(下) (ラテンアメリカの文学) (集英社文庫)
非常に難解。コルタサルに翻弄されながら、なんとか読了。 不思議な本である。 通常の順序で読む方法と、作者が指定した順序で読む方法とが存在する。 今回は通常の読み方で読了。再読必須。 --- ★★以降、作品の本質に触れるため、自己責任でお読みください★★ ---| 知をまとい、世界に届こうと足掻くオラシオ。しかし知だけでは世界にも生命にも届かない。 だが同時に、知なくしてはその限界にも到達し得ないのである。 作中では生の実感と知の遊戯が対峙する。 知に溺れると、思考と現実との境界は曖昧になる。本作はそれを語るのではない。文体そのものが、その状態へと読者を引きずり込む。 数年後になるだろうか、作者指定のもう一つの読み方で再読としたい。
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