新田春 "都市大坂と非人" 2026年6月1日

都市大坂と非人
大坂など都市には非人が多く住んだと言うが、その実態とはどのようなものであったか。 江戸時代の非人についてはほとんど知識がない中で本書を読んだが非常に面白かった。当然ながら非人身分とされる人たちの中でも差があるものだが、自らを非人ではなく垣内仲間と称することに拘るようなことがあったり、町人の中に交わり垣外番としての役割を果たしたり…。当然ながら、非人も人である。人として生活している姿を捉えることで、たとえば今もまだある部落差別について考える時に、なんかこわいよね(家族談)、といった偏見を持つことなく、そこにいる人として相対することができるようになると考えている。 それにしても転びキリシタンが思いのほか厳しく監視下に置かれていて驚いた。転びキリシタンという存在もわりと最近に知ったのだが、系図をしっかり辿れる程になっているとは。
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