
野良イモ
@noraimo
2026年6月2日
ビバリウム Adoと私
Ado,
小松成美
読み終わった
こんなに泣くと思わなかった。歌い手として、早い段階で「期待の新人」だったAdoさんがメジャーデビューして、大規模ライブもたくさんこなすようになり、音楽番組に出演したり主題歌をしたり…と、うっせぇわ以前と比べ物にならないくらい遠い存在になったと思ってた。それでも憧れの人から書き下ろしてもらった曲を大切に歌い続けたり、ドラマや番組タイアップ曲の書き下ろしをボカロPに依頼したり、アーティストである以前に「歌い手」であることを大切にしてくれるAdoさんに尊敬と感謝と、混ぜこぜになった感情をずっと抱えてきた。
ずっと、彼女の歌が好きだった。遠い存在になったと感じてしまって寂しかった時もあったけど、これを読んだらもう寂しさなんて感じない。等身大の、ただの私と歳の近い女性だった。共感できることが多すぎて、私が心の奥底にしまいこんだ黒くて重いドロドロした感情がぶり返してきて止まらない。苦しい。私たちの世代にとって、ボカロや歌い手はそれくらい心の真髄だった。その憧れを、憧れで止めることなく自らも夢を掴み取ったAdoさんに尊敬が止まらない。本当に素晴らしい歌い手だ。
本音を言うと、最初はこの書籍に関して好意的ではなかった。自分自身が心の闇を明るみにすることに強い拒否反応があるから。でも、Adoさんはそれをすることで前に進もうとしている。自愛を叶えるために、自分と向き合っている。私もそんな彼女を見習いたいと思った。また歌をたくさん聴こう。