
おすし
@osushi_09
1900年1月1日

国芳一門浮世絵草紙1 侠風むすめ
河治和香
大好きな国芳師匠が筆を取っていた時代に生きてみたかった、という願望を叶えてくれた小説。
一門が暮らす家の片隅に居候させてもらっているような感覚を与えてくれる。
歌川国芳が生み出す浮世絵のように、豪快にして繊細、奇妙にして洒脱、というような調子で話が進んでいく。
浮世絵そのものというより娘の登鯉に焦点を当てたシリーズだが、登鯉を通して描かれる一門や彫り師・摺り師・版元たちの生き様がさっぱりと粋で、そして人情深く魅力に底がない。
シリーズを通して何度でも読み返したい一生ものの本。

