
きらた
@kirata
2026年6月2日

落語推理 迷宮亭
伽古屋圭市,
大下宇陀児,
山前譲,
快楽亭ブラック,
我孫子武丸,
結城昌治,
連城三紀彦,
那伽井聖,
都筑道夫
読み終わった
アンソロジー
古典から2000年代の作品まで、落語を題材にした8編の短編を収録した作品集(山前譲·編)
落語に造詣が深ければより楽しめたのかも知れないが、何となくざっくりとしか知らなくても楽しめると思います(ソースは私←アッ)
また、巻末に編者の山前譲による〈席亭口上〉があるので、そちらも併せて読むと‥読む本が増える恐怖(!?)を味わえるかも知れない
あぁ怖い、落語×ミステリ怖い怖い←
᪣収録作個別ざっくり感想᪣
「変調二人羽織」連城三紀彦
読んでみたかった作品!
叙情的な筆致で描かれる闇を孕む人間関係と詩的な美しさはまるで文学作品を読んでるかのよう
勿論ミステリとしての楽しみも損なってはいない
「貧乏花見殺人事件」我孫子武丸
ほぼ会話だけで進む話で、脳裏に噺家さんが語ってる姿を思い浮かべながら読んだ
軽快で笑える作品てすが、関西のノリを強く感じました(嫌いではないけども‥)
「崇徳院」伽古屋圭市
ライトな語り口で読みやすかった作品
師匠に付いたばかりの〈青葉亭かりん〉が主人公
連作短編集の中の1作らしいです
落語を題材にしたミステリって感じかな
「幻燈」快楽亭ブラック
明治時代の英国人落語家(初代 快楽亭ブラック)
レパートリーには探偵小説もあり、乱歩もこの「幻燈」について語っていたらしいとの事で、機会があれば読めたら良いね、なんて思ってました
(日本における指紋ミステリの嚆矢との事)
少々読み難さを感じましたが、これは耳から聞きたい作品なのかも知れないな、と気付く
噺家さんの語りみたいな感じで
「落語家変相図」大下宇陀児
ひとり語りの文体なのだけど、こちらの方がわかりやすかった
こちらも耳から聞きたい作品かな?と思ったら、YouTubeにありますね(興味があったら探してみてください)
「落研の殺人」那伽井聖
落研を舞台にしたミステリ
こちらも語り口が軽やかで読みやすい、落語を絡めたミステリって感じでしょうかね‥
「落語 味噌漉し」結城昌治
ほぼ会話だけで進む話で、脳裏に噺家さんが語ってる姿を思い浮かべてました
ミステリを題材にした落語なんじゃないかしら、この作品は
「擬宝珠」都筑道夫
なめくじ長屋シリーズの1作、落語を題材にしたミステリ
シリーズをひっそりと追ってる身なので(本が見つからない)、非常に嬉しい作品でした
読みやすさとかを込みで、今の私の好みに合った作品は
「変調二人羽織」「貧乏花見殺人事件」「崇徳院」「落語家変相図」「擬宝珠」の5つかな?
「幻燈」はもう少し私の理解力が上がれば‥って感じでした
なんかちょこちょこ引っ掛かっては読み直しを繰り返しちゃっていたので (ˊ・-・ˋ)
そっか、ミステリ(謎解き)を題材にした落語っていうのもあるんだな、との気付きを得た1冊でした
落語×ミステリでイメージしたのは、落語を題材にしたミステリ(「変調二人羽織」や「落研の殺人」みたいな作品)だったので(´ー`A;)
余談ではありますが、収録された作品はみっしりとした質感を感じるものが多かったので、1作毎に間を置いて読むのがよろしいかも知れません

