
ふく
@fukunatsu
2026年6月4日
ギフテッドの光と影
伊藤和行,
阿部朋美
読了
朝日新聞デジタルの連載を、大幅に加筆修正されたもので、当時読んだことがあったが、大変興味深かった。
英才教育とすると、選民思想が生まれてしまう。
どうやってギフテッドを定義するのか?
横並びの日本の教育では、同調圧力が特異な才能を伸ばす障壁になっている。
「ギフテッド」と聞くと、「なんだ、高知能自慢か」と思われることが多いと思う。
そうではなくて、特異な能力ゆえに周囲と馴染めなかったり、変な子扱いされて除け者にされたり、いじめられたり、授業が退屈と感じて学校から脱走したり不登校になったり…。
本人や周囲の困難を取り除くために、どうアプローチしていくのかが、まだまだ課題となっている現状だそう。
この本では、さまざまなギフテッドの方のエピソード、現在行われている支援、戦時中に行われていたエリート教育などが書かれている。
ギフテッド=天才ではない。
実際、高IQでも人並外れた超人的な才能を持っているのはごく僅かだそうです。
だから、気づかれずに「なんだか生きづらい」となっている。
ギフテッドという枠組みに縛られず、個々の才能をどう伸ばしていくか?が、現在の日本の教育の目指すところなのかもしれない。
