
tomo015123
@asayou
2026年6月4日

黒石
大沢在昌
読み終わった
表紙がサメでカッコよかったので読んでみたらシリーズもの12作目だった。とはいえ細かな人間関係は別としてもこの一冊でストーリーはしっかり完結しており、ちょっとした手掛かりから数珠つなぎに真相へ迫る硬派な刑事物を楽しめた。主人公が追う金石というグループは中国残留孤児の相互協力ネットワークなのだが、その成り立ちから強い横のつながりを持ち、なかなか捜査は進展しない。そういった中でも足と話術で着々と真実のかけらを集める姿は仕事ものとしてもおもしろい。ハードボイルドな立ち回りをしながらも、その行動原理は人を傷つけながら犯罪で得た金でのうのうと生きているやつは許せない、という青臭い正義感でそのギャップも良かった。しかし12作もあるシリーズをいまから追うのはしんどいな。どうしようか。