
wakaba
@wakaba101
2026年6月6日
あなたに似た人〔新訳版〕 1
ロアルド・ダール,
田口俊樹
読み終わった
かつて読んだ時は面白いという印象が強かったが、今改めて読んでみると怖さが勝る。
幽霊とかの怖さではなく人間の恐ろしさだ。
ほとんどの話に賭け事が関わっているのが印象的。
登場人物たちもまるで人生そのものが賭け事だと言わんばかりにぶっ飛んだ行動をする。
それはほとんど狂気に近いが、ダールの巧みな心理描写のせいかとても論理的に、冷静に狂っていくように見えるのが不思議だ。
特に面白かったのは「皮膚」
シャイム・スーティンの名前をここで聞くとは思わなかった。西洋美術館で作品を見た記憶がある。主人公と画家の熱い交流が美しい話だが、やはり結末は恐ろしい。

