レッチリ
@oi09065910811
2026年6月6日
性的人間
大江健三郎
読み終わった
性的人間
各々が個人的に抱える性的渇望、それを実現しようと試みる主人公たちであるが、性的なものはどこまで行っても他人との間に生じるもので、軋轢は摩擦を避けることはできない。結局のところ本当の意味での欲求を満たすことは誰にもできないのではないか。快楽は全て偽物で、本物は往々にして苦しいものだ。
セヴンティーン
主人公である青年のリビドーの行く先は右翼化することであった。右翼的思想に傾倒することで、自分の中の有り余るリビドーを解消することに成功する。しかしそれは外的要因によって示された道であり、本人の意思は介入していない。しかし青年は満足げであった。
共同生活
4匹の猿に見つめられている妄想に駆られる主人公の青年。彼は猿に見つめられてからというもの、生活の殆どにおいて猿に意識を取られていた。ある日彼は会社で覗き見犯の冤罪をかけられ、その後猿は彼の視界から消えた。猿から解放された彼は一見自由であるが、依然として彼はどこか鬱然としていて、あるいは猿の視線によって自己を保っていたのかもしれない。
