
しんどうこころ
@and_gt_pf
2026年6月7日

不死 プラトーノフ初期作品集
アンドレイ・プラトーノフ,
工藤順
読み終わった
初プラトーノフ、読了。
詩、短篇、エッセイ、戯曲など、作家初期の多彩なエクリチュールを集めた小品集。ひとつひとつが独自の輝きをじわりと放つ、古い宝石箱のような読書体験となった。
まばゆい華やかさはない。だが、どの作品にも哀愁や苦悩が、仄かに漂っている。
それは生や愛といった普遍的なテーマだけでなく、労働や産業までも作品の中心に据えているからであろう。
これらが折り重なることで、人生という儚くも深刻な営みについて、静かに考えさせられる。
おそらく出版部数の少ない類の書物なのだろう。少々高価ではあったが、大切にしたい本がまた書棚に加わった。




