
ぽよ
@poyo
2022年7月1日
ファーストラヴ
島本理生
読み終わった
かつて読んだ
動機はそちらで見つけてください──────
なぜ娘は父親を殺さなければならなかったのか。
多摩川沿いで血まみれの女子大生が逮捕された。
裁判を通じて明らかにされる家族の秘密とは。
少女が犯した父親殺しの真相が明らかになるにつれ、少女の心が変化していく描写がとっても繊細で丁寧。
家庭環境というのは閉鎖的空間で、こどもにとっては絶対的なものだと思う。
本来なら安心できるはずのその空間に、異性による「気持ち悪い視線」があった彼女の諦念と絶望。
他人と接する時も、自分の感情は置き去りに、相手が喜ぶであろうことをしてしまう彼女の行動が切なかった。
でも似た経験をしてきた由紀に出会って、彼女の心が少しずつ解れていく様子に感動した。出会いによって、人って変われるんだなと思った。
島本理生さんは、絶妙なラインの感情を表現するのが上手だなぁ。「うわぁ、わかるかも。」みたいな。
