
辰巳
@divinus-jp
2026年6月9日

読み終わった
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『建築知識2026年6月号』の特集「世界の葬送とお墓の詳説絵巻」の解説者の方のご著書
「死の舞踏」ダンス・マカーブルを巡る旅でもあって、パリのサン=ジノサン墓地から始まる
今はその雰囲気はまるでないけれど、パリも東京と同じように死者たちの上で、つかの間の生を踊っている土地だ
中世ヨーロッパ、ペストなどの疫病がありユダヤ人迫害の歴史と鞭打ち苦行者がいた時、墓地のある教会や修道院の回廊に描かれたモチーフが「死の舞踏」
それは悔い改めよ、というキリストの教義なんだけど、その後、一度は塗り込められたり、あるいは破壊されたものも多い
でも、この前書きにあるように回廊の内庭には生命のほとばしる噴水やとりまく花々がある
そして、「死から再生へのメッセージをこの死の舞踏は内包している」のだと思う
占いに関していうと、タロットが成立しつつある15世紀と同時期
特に「死神」に象徴されるのだけど、「法王」「皇帝」などのモティーフが取り入れられた背景になっているように思う
こうしたタロットというかカードゲームで日々、遊んでいたというのは、こうした「死の舞踏」が書かれる時代なんだなと思うし、一度、塗り込められたり破壊されていたとしてもこうして今も、そのイメージは現代まで、パリや東京の地下に眠る死者のように存在し続けている
『死者たちの回廊』