旅するやまねこ舎 "アカシヤの大連" 2025年5月25日

アカシヤの大連
アカシヤの大連
宇佐美斉,
清岡卓行
5/24(土)から始まる「清岡卓行展」@神奈川近代文学館に向けて予習する。 https://www.kanabun.or.jp/exhibition/22162/
旅するやまねこ舎
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@t_yamanekosha
冒頭の『朝の悲しみ』は後回しにして、標題作『アカシヤの大連』から読み始めた。 第8章に登場する、森鷗外の歌や安西冬衛の詩はよく知られているが、それらに表現されている大連への郷愁の深さに関する描写が素晴らしい。 その直後の9章には敗戦が驚くほどあっけなく描かれているが、日露戦争後の無血占領から40年間、ある意味では戦火を遠くから見ていただけの特権的な生活は容赦なく奪われていく。 あと20ページくらいです。また明日続きを。
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@t_yamanekosha
『朝の悲しみ』『アカシヤの大連』読了。 続く『大連小景集』はまた明日。 そういえば、ずーっと前に中国を旅行した時、第二次大戦中に大連の女学校に通っていたという女性(多分、医師)とご一緒した。彼女は中国語の新聞を読み、中国語で会話していた。…で思い出すのは「(第二次大戦中)大連は良かったのよ…」と仰っていたこと。本書を読んで氷解した。中国旅行したのは確か27〜8年前。朝日サンツアーズのツアーでした。
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