
はぴじろう
@hapijirou
2025年3月24日

水たまりで息をする
高瀬隼子
読み終わった
ひろい海でも小さな水たまりでもわたしたちは息ができない。きっとわたしは飢えて飢えて飢えて仕方がないんだと思う。だから、旦那さんが羨ましい。ここまで自分と一緒に生きてくれる人がいるということが。理解とか共感とかではなく、一緒にいたいから、とただそれだけの理由でそばにいてくれることがどれほどの愛かと。わたしは息苦しさよりも雨が上がったあとの太陽に照らされた水たまりの暖かさを感じた。「もう絶対に嫌だ。この世にままごとみたいな生活がひとつでもあると思っているような人と話をするのは。生きていくのが大変じゃない人なんて一人だっていないと、気付いていない人と関わるのは。」


