水たまりで息をする
218件の記録
やじま@yayayajima2026年7月5日読み終わった夫が風呂に入らなくなったことから、日々に静かに亀裂が走っていく。 入浴しない夫を許したい。でも許せない。相手の「弱さ」を許すことができないというテーマは、芥川賞受賞作『おいしいごはんが食べられますように』にも通じているように感じた。 現実や嫌なことを直視して対処することは本当に痛みを伴ってつらいので可能な限り避けたいので、色々と理由をつけて日々をやり過ごしてしまう。そして「生き延びてしまう」。高瀬隼子さん、内心では違和感や怒りを抱えながらも「普通の社会」の中で生き延びられてしまう人を描くのが、そしてそんな人が他者の弱さを許せぬままに拒めない様子を描くのが、上手すぎる。
おかん@okan2026年6月26日読み終わった苦しいお話 お互いに歩み寄りすぎず、離れすぎず、それぐらいがちょうどいいのかもしれないが、時には深く踏み込まなきゃ取り返しもつかないとこまで行ってしまうのかも。婚約者なんていないから知らんが。 とにかく息苦しかった!でもいろんな息苦しさがありそれは人のよって違う。

やん@grilledyangyang2026年6月21日読み終わったあまり純文学には馴染みがないのだけれど、とても読みやすかった。 夫が雨を浴び始めたあたりから、いつクトゥルフ的な展開になるのかドキドキしていたが、台風ちゃんのくだりで、別の意味で胸が苦しくなった。 こういうじわじわとした不穏さやザワザワ感は、歴史小説ではなかなか味わえないなぁ。 衣津実は「〇〇した方が良さそう」という社会の規範に沿って、自分の感情に蓋をしながら生きている。その結果、どん詰まりの状況に追い込まれていく姿が苦しい。 彼女には、どんな状況でも『持ち堪えられて』しまう。だからこそ、夫の『狂っている』ことを赦せないし、台風ちゃんを『水槽で死ぬのを待つよりは、いいような気がする』し、水があるならどこでも『生きていける』と勝手に解釈してしまう。 そこには、幼少期の家庭環境、『病気になるような弱い人間とはできが違う』という両親の会話を聞いた過剰適応の病理を感じた。 しかし、持ち堪えられるからといって傷ついていないわけではない。衣津実の心は確実に擦り減っている。だからこそ、夫にも『全部損なって、ぼろぼろになってほしい』と望む痛々しさがある。 そして、いつしか夫を台風ちゃんと重ね合わせる衣津実にとって、「決定的な決断をしない」振りをするという結末は、社会的圧力からの自己防衛としては妥当なラストだ。 でも、あのどん詰まりの生活だって、決して悪いことばかりではなかったのではないか。 地方で生き生きとしている夫を見て、幸福を感じていたのではないか。暖かい気持ちもあったのではないか。 病んだ夫のケアをしながら働き、夫が家事をし、食事の匂いがする家に帰る。そんな「普通」から逸脱したどん詰まりの生活にも、一つの穏やかさはあったように思う。 結局、「東京」と「地方」という異なる水質、息ができる環境が違う二人は、各々に適した水に還るしかなかったのかもしれない。社会の求める「普通」に苦しんでいた夫は、自身を川に沈め、綺麗な鉱石を拾う。そして、その「普通」に耐えられない『弱さに寄り添う』余裕がないほど擦り減っていた衣津実は『うまく捨てられたような、捨てるのさえ大事にできなかったような』心の痛みを抱えながら、美しい魚を見つける。 二人が自由になるべくしてなった結末だと思うと、言いようのない胸の痛みと、同時にどこか安堵感もある。 もしかすると現代人の多くは、多かれ少なかれ衣津実なのかもしれない。



shima@7inp12026年6月17日読み終わった2年前から気になっていたこの本を、書店を辞める際に購入。 何の問題もなく東京で夫婦二人で暮らしていくだろうと思っていた主人公と、突然風呂に入らなくなった夫の話。 主人公視点の小説で、彼女の来歴や心理が語られるが、私はひたすらにこの風呂に入らなくなった夫の「結末」が気になって仕方なく、なんなら読んでいる途中からはずっとハラハラしていた。 夫が仕事を続けられなくなり、海のある主人公の田舎、近くに川が流れる古い家に転居する流れを読み、ああ、と天を仰ぎたくなった。 彼女の昔飼っていた魚の話が出てきた段で、その魚が夫の姿を取ったのだと思ってしまった。 この小説で夫の顛末は語られない。語られないことが、彼女が今まで「その方がいい」と考えて生きてきたことの結果なのだと知らしめられるようで、でもそれは決して罪でも悪でも無いことに途方もない気持ちになると同時に、顛末の語られない夫は、田舎に帰るまでに彼女をがんじらめにした「世間」「常識」「正常であること」と言った鎖から解き放たれたのだろうという、また別種の途方もなさを抱かせる。 過去に手放した魚と顛末の語られない夫。膨大な水の中から彼女の前に新たに現れた水たまりの中の魚の美しさに、複雑な読後感でありながら、狂えない人間にしか出来ない決別の快美感があった。




よーり@yo-rimk2026年6月16日読み終わった読んでいて複雑な感情になった 人の心情への関わり方はそれぞれだけど なんとも表現しがたい孤独感を感じる 自分が同じ状況だと、どうするだろうと考えてしまう


- レッチリ@oi090659108112026年6月8日読み終わった風呂に全く入らなくなった夫に対して、執拗に咎めることなくあくまで夫の考えを尊重する体をとりながら、それは無関心ではないかと自分を訝しむ主人公。結婚相手に対して子供の頃に川で拾って飼育していた魚の姿を投影する彼女は、夫婦生活を「おままごと」的にしかこなすことができない。結婚というシステムを使っても解消されな現代人が持つ堅固でソリッドな孤独感を水という極めて流動的なものを通して描いている。
Mary@gncf_o3432026年5月31日読み終わったもう絶対に嫌だ。 生きていくのが大変じゃない人なんて一人だっていないと、気付いていない人と関わるのは。(p86) わたしは夫に怒っているのだ、と気付く。 夫の弱さが許せないのだ。 (p114) 生き延びてしまう自分がつらい。でもそんなわたしをみて同じようにつらさを感じている人もいるよね
- ぴーちゃん@o0OpiiiO0o2026年5月23日読み終わった@ カフェずっと本が読みたくても読めなかったけど、やっっっと小説を読めた。読みきれた。 高瀬さんの表現力がとてつもないと思った。読みきれて良かった作品。他の作品も気になる。




プレモル@prmr542026年5月17日読み終わった高瀬さんの文章は本当に人間を捉える力がすさまじいなと思う。 世の中のいろいろな小説を読んでいると、登場人物は大抵、悪人以外はまともな人間に描かれることが多く、私はたまにうっすら白けてしまうことがあるのだが、高瀬さんの作品の登場人物は誰もがみんなまともではなく、でも人間ってみんなそれぞれどっか変なんだよなと思わされる。 高瀬さんの紡ぐ文章がどこまでも冷静でシビアなところが好きだ。
とゆ@t_oyubooklo_g2026年5月7日読み終わった何もしなくても生きてるだけで出てきちゃう垢や皮脂、伸びる髪の描写がリアルすぎて、想像だけで気持ち悪くなるけどやめられない お風呂に入れないってどれくらいからが異常なのか、自分の大切な人がそうなった場合どうするか考えさせられる いい子のあくびも一緒に読んだ
sigure@__d1293o2026年4月12日読み終わったすごくすごく心に残ってじわじわと水が染み込んで侵食されていくようなお話だった わたしも生き延びてしまう側の人間であると思うので、 生き延びてしまうことの残酷さと、「普通」に関する困難さを描く高瀬隼子はそれはそれは相性がいい ひとに興味を持たず素通りするけれども「普通」でなければ生き延びられない東京 そこから追いやられた先は生き延びる強さが求められる故郷で 別に夫と別れて生きていけばいいだけなのに、それだけ だけど そんなこと なんだよねと思いました 出ていくほどのことではないけど、無視して生活できるほど軽くもない だから、許したいけども許せない わたしは家の金魚がいなくなったとき、顔を思い出せるのかなあと思って、帰ってからじっくり見てしまった

はづき@stray_night2026年2月12日読み終わったえー⁈風呂キャンー⁈ おもしろそう!と思って購入。 結論、よくわからなかった。 まず文庫で約150pくらい、すぐ読めちゃうなーと思ったけど、視点がごっちゃごちゃでとにかく読みづらかった。 主人公の視点かと思えば、次にはその主人公を三人称でよんだり、離人症とか発覚するタイプかなー?と思いつつも、まあ正常/異常の話はするけど直接的には触れない感じ。 どんでん返しにしては、美しくはないし、でもまあ敢えてこういう書き方をしてる個性なのかなと思う。 ずっと楽しみにしてたので、ちょっと残念。 追記 待って⁈ おいしいごはんが〜の作家さんなのか! あっちが好きだっただけにショックだ。 でもちょっと作家さんの世界観はわかった気がする。



Komi@koomi222222026年2月4日読み終わったある日を境にお風呂に入らなくなった夫、台風の日に見つけ大切に育てた訳でもないのにずっと生き長らえていた魚、簡単に壊れたりしない衣津美 普通を巡る苦悩 もう少し高瀬隼子の作品を読んで世界観を捉えたい

盛り@fzke03152026年2月2日読み終わったたまに、自分は家族がお風呂に入らなかったら何日くらいなら耐えられるんだろうか?と考えることがあってこの主人公はすごいな〜と思った。 義母や会社の人たちが嫌すぎて読むのが辛かった笑。



のぞみ堂@nozomi_books2026年1月31日買った読み終わった夫がお風呂に入らなくなった。 一体どういうことだろう。何があるのだろう。 読むのが楽しみ。 【読後追記】 純文学的な落ちの付け方として面白い作品でした。 序盤は少しも共感できない妻の立ち回り具合に常に違和感がまとわり付いてくる。 突然身内に起こる問題にどう向き合うか?北風と太陽、はたまた寄り添うそよ風的な話?かと思わせつつも魚の台風ちゃんがポイントになって気付く。 ああ、これエグい話だと。 でもいるんですよねこういう人。結構な数で。 持ち堪えてしまう、生き延びてしまう。 誰かのことを思っているようで、いつのまにか無意識に自分の意識を放流しちゃってただ生きてしまう。 皮肉にも東京の人達という比喩と重なってしまう妻自身。 読み終えると序盤の違和感に説明がつく気がした。 西暦2000年そこらを生きる我々のリアルだと思った。




- こうた@spn3452026年1月29日読み終わった何か問題が起きた時にその人のためを思って干渉するのが愛なのか、受容するのが愛なのか、誰が決めるのか。 お風呂に入らないことは心では許してたけど、伝えられなかった。 自分も耐えながら生きていっている中で、お風呂入っていいと伝えて甘んじる夫は見てられない。 干渉度合い、心情と伝える内容
Y_H@cat69rock2026年1月28日夫は風呂に入らない(入れない)って変化が出来たけど、彼女は何も変化が出来ず自分の感情も把握しきれなかった。 ラストまでも含め(夫よりも強い)彼女の浮遊感がとても興味深かった。

annamsmonde@annamsmonde2026年1月27日読み終わった他人の弱さをそのままにする 自分の弱さであり強さと、他人を責めたり正したりしてしまう強さであり弱さの、正解のなさが苦々しく浸透してきました。 世間的に「そうするべき」態度や言葉に対し、自分の心に浮かぶ冷静な言葉の差が秀逸。よくぞここでこんな言葉を持ってこれますね!😳と喜んでさえしまいました。 高瀬隼子さんが切り取る心情、表現する文章は、絶対にここまで届いてくれるから好きです。




- ランコ@butaotome_ranko2026年1月16日読み終わった「美味しいご飯が〜」も読んでピンと来なかったのだけれど、この作品は帯を見て「自分の夫がお風呂入らなくなったらやだな……」と思い、作品内の人間がどうするのか、どういう結末になるのか気になって一気に読んだ。 やっぱりピンと来なかった。心から弱さに寄り添う、ってどういうこと?行動に表せているのだから寄り添えているのでは? どうもこの作者の描く女性の主体性が見えなくて、そこがピンと来ないのかも。 でも自分の夫が風呂に入らなくなったらどうするかは考えられたので良かった。


冬の麦茶@fuyu_mugi_momo2025年12月31日読み終わった魚の「台風ちゃん」と「夫」にとっての息ができる場所はどこだったのか 自身の行動をどこか俯瞰してしまうことに自分を責める、身に覚えがあり苦しい


yuta@fu_yu-t2025年12月30日買った読み終わった物語を通してバッグミュージックのように漂っているじめじめ感とか、"わたしは本当はこう思っているよ、そうは言わないけどね"と内心の意地悪さの描き方がとっても高瀬さんっぽいと思った


emu@emu___0h1s2025年12月9日読み終わったわたしはどこでも生きていけるから、大丈夫。 それって残酷なことだなと、読み終えた今は思う。一緒に狂ってしまえたら楽なのに、そうはなれない、そうさせてもらえない、つらさ歯痒さ、諦め。






mimitome@mimitome2025年11月16日読み終わった最近の作家さんを読もうシリーズ。 風呂入りなよ...病院連れて行って風呂入れなよ...としか思えなかった。大切な人が臭いことについてそのままにできないしその異常性に寄り添えないし暮らせない。夫は普通ではないが結果放置?尊重?していた妻も逸脱していると思う。
喜多一馬@ktkzm2025年10月17日読み終わった「おいしいご飯を〜」を読んだときよりも、文章の力を感じた。こちらが先だったとは。この小説を表現するタイトルとしてはこれ以上はないな、と感じる、水たまりってそういうことやったんか、そこで息するってそういうことよな。 ペットボトルで体を流して、川で体を流して、最後はダムの放流というスケールの変化もドラマティックやった。 芥川賞選評では長いとされてたけど、私は一瞬で読んだで。




甘夏@amai_nuts2025年10月1日読み終わった紹介内容文に惹かれて読んでみたけど、オチを探してしまった自分を恥じる。 難しかったけど、生きづらさとか、生きるが続くとか、じんわりと奥深さが広がっていくようなきがする。


- 最果て@wastar2025年9月15日読み終わった耐えられなくなってしまう人を弱い人とする父と耐えられて「しまう」自分をあまりよく思っていなさそうな主人公、耐えられなくなってしまう人は自分の弱さ全てと向き合ってしまう人なのかなと考えてしまった、それは強さでもあるんじゃないのかな、と。弱さ全てと向き合うことを辞めた人を弱いとも思わないけれど




yuki@yukita2025年8月20日読み終わった疑いなく普通でいられる人と、普通でいようと頑張って無理して普通っぽくしてる人と、普通っぽくしていることに耐えられなくなった人。 耐えてしまう人、耐えられない人。 耐えられない人は弱いのだろうか、それともそれを自分本位の我儘であると見たら、鈍感で強いことになるのだろうか。 考えさせられた。 それと作中で主人公が自分のことを「彼女」と表現するところに引っかかった。確かに自分のはずなのに、一歩引いて観察できてしまっているみたいな感じ。 私自身もお風呂に入るのが少し苦手で、気合い入れないと入れない。お風呂が「正常かどうか」のバロメーターみたいに思えてくる。生きるってしんどいな。









ゆい奈@tu1_book2025年7月18日読み終わったこの世で生きつづけること(生きることを堪えること)は、あまりにも残酷で、もういっそのこと狂ってしまったほうがこの世は生きやすいのかもしれない、と狂ったひとの、狂う過程も知らずに、冷えきった思考回路のなかで、ただそう思う。最後、風呂へむかう主人公の姿を想像し、そうだよな、否応なしにつづいていくのだよな、わたしの人生も、と思わずにはいられなかった。寝る。








aino@aino82025年7月17日読み終わったつらい話だった。解説にあった「なぜ弱さに寄り添うことはかくも困難なのか、「割に合わない」から」という文が強烈だった。でも弱さに寄り添い続けようという本ではない。ままならない、同じような状況で自分はどうなるんだろうと考えてしまった。





とくとく@toke_ito2025年7月1日読み終わった現代文を読んでいるようでした。 授業で昔聞いたような話かな… 私はこの文章は奇妙で気持ち悪く感じたので、決して好きとは思わなかったけど 常識に囚われた時や、常識が通じなかった時、普通という考えがんじがらめにされた時には立ち返って読むのがいいと思いました。 最初は夫に対する嫌悪感と同情のようなものをジワジワと感じていくけど、後半に行くにつれ慣れるというか、その自由な生活に対する羨ましさ、開放感の様なものすら感じるようになってきました。 その常識や普通であることに対する認識の変化を読者に感じさせることが出来るのって凄い。 終わりは少し意外というか、個人的に意味を汲み取るのが1番難しかった… ただ物悲しさが残る作品でした。

橘海月@amaretto3192025年6月14日読み終わった全編を通して、主人公衣津実の心情が淡々と語られる湿度の高い物語。東京で共働きマンション住まい、共に三十半ばの夫婦で子供はいない、望んだけどできなかった。どこにでもいる二人の日常は、夫の研志が風呂に入らなくなるにつれ、徐々に歪んでゆく…。 印象的なのは「風呂に入らなくなった夫が臭ってゆく」という異常事態に、最初は「ねぇお風呂入らないの?」と声をかけていた主人公が、声をかけるのを躊躇ううちに、それが日常となってゆくところだ。取り乱す義母が怖いくらい普通の人であると同時に、淡々と過ごす主人公もまたごく普通なのだと思う。 だって、声をかけたところで変わらないでしょう?夫は穏やかで優しい昔のままなのに、ただ風呂に入らないだけ…。それは諦めにも似た境地で、積極的に受容はできないが突き放すこともできない。義母や同僚といった他者を切り捨てさえすれば、夫婦だけの箱庭でこれまでのように穏やかに過ごせるのだ。 私はおかしな夫婦の非日常が日常化する物語がわりと好きで『水たまりで息をする』を読んでいるうちに、綾瀬まる『森があふれる』を思い出していた。これは表紙の美しさも含めて素晴らしかった。密かに狂ってゆく配偶者から離れない選択をする者もまた、狂気を抱えているのだろう。
t@tm_10332025年5月10日読み終わったしんどい現実を生き抜くために、狂うしか、普通と言われる道から逸れるしかなかったんだと思う。 それでも救いのない人生は続いていくんだよな。 とても好きな作品だった。高瀬さんの他の作品も読みたい。
Ropa@Ropa_282025年5月3日読み終わったすごい本を読んでしまった。 【夫が風呂に入らなくなった】 という一文から始まるこの本を興味本位で手に取り、 わー、どうなるのかな わあぁ、まだお風呂入ってない…もう3ヶ月経つよ…ヤバ… え、よく我慢できるなこの奥さん… ひぇ…無理…… と読み進め、オチを探して最後まで読んだ。 後悔した。 何をかと言うとこの話に軽率に"オチ"を求めた自分に。 読後、形容し難い感情が押し寄せてきて涙が流れた。 わたしはこの物語の夫でもあるし妻でもあるし義母でもあるし実母でもあるのだと。 善と悪とか 常識と非常識とか 生きたい、と、生きなければいけない、と、消えたい、と、死にたい、は全部同じところに宿るものだということだとか。 水上文さんの解説にあった 【生き延びてしまう残酷さ】に打ちひしがれながら、今日もわたしも生き延びてしまっている。


- ざわ@boc_zawa2025年4月2日読み終わったReads初投稿はこの本。 普段はシャワーで済ませることが多いけど、本を読んでる期間は湯船にしっかり浸かりたい欲が出てきた。めんどくさいけど今日もお風呂に入る。
- 蛸足配線@nekoai302025年3月31日読み終わった@ 自宅正常の域からはみ出したままでも息のできる場所が欲しい。どんな人にも、穏やかに暮らせる場所があればいいのに。どこまで逃げても社会の檻の中で、そこから抜け出す術があるとすれば、完全に蒸発することだけなのかもしれない。居なくなりたい、水に流されるように。
はぴじろう@hapijirou2025年3月24日読み終わったひろい海でも小さな水たまりでもわたしたちは息ができない。きっとわたしは飢えて飢えて飢えて仕方がないんだと思う。だから、旦那さんが羨ましい。ここまで自分と一緒に生きてくれる人がいるということが。理解とか共感とかではなく、一緒にいたいから、とただそれだけの理由でそばにいてくれることがどれほどの愛かと。わたしは息苦しさよりも雨が上がったあとの太陽に照らされた水たまりの暖かさを感じた。「もう絶対に嫌だ。この世にままごとみたいな生活がひとつでもあると思っているような人と話をするのは。生きていくのが大変じゃない人なんて一人だっていないと、気付いていない人と関わるのは。」


おむすび@misaaaa332025年3月8日読み終わった@ 自宅静かにでも轟々と何かがずれていく展開で一気読み。私なら徹底的にきれいにしたくなるだろう。せねばならぬ、あらねばならぬが行動の元だと、どこか人ごとに感じてしまうのかも。私がこうしたいと漠然と思っていることがふとした瞬間に実現できたことをきっかけに、主体的に思っていることを進めていけるのかもしれないなと思った。
- みなも@minamo_books2025年3月8日読み終わった@ 本の読める店fuzkue 下北沢弱さを許容したい気持ちと、許容できない気持ち。荒れ狂う川と不在の夫を前にして冷静な衣津実にというより、そうやって「持ち堪えてしまう」かもしれないわたし自身を感じてぞっとしてしまった。




まっきんとっしゅ@komadori-10241900年1月1日読み終わった結局パートナーとなる2人を繋ぎ止め続けるものは何なのだろうと思わされた。 子ども?いわゆる行為?お互いを大切に思う気持ち? どんな幼少期を過ごしたにせよパートナーとの間に何があるかで主人公の考え方、その時々の感情は変わっていたのではないだろうか? パートナーをかつて飼っていた魚に重ねることはなかったのではないだろうか?
























































































































































































