かわ
@kawat31
2026年6月12日

組織の盛衰 決定版 (中公文庫)
堺屋太一
『油断!』で第一次オイルショックを予測した堺屋太一氏の組織論。組織はいかに滅びるか、あるいはいかにして繁栄するか、いくつかのケーススタディとともに提示されてる。既に定着した論点が多く真新しいものはそんなに無いけど、同意できる所が多い。
人事圧力シンドロームで滅びた豊臣家、環境への過剰適応(外部環境変化を放棄)で滅びた石炭産業、成功体験への執着で滅びた組織とか、それ以外にもニデックは「真の補佐役」を配置できなかったから滅びたのかなとか身につまされる話が多くてたまに読み返したい。
外部環境については、平成不況デフレ真っ只中に本書が書かれた時点から、現時点ではまた状況が大きく変わって、AIで生産性急上昇・円安・インフレ・原油高・不動産株高という環境、そしてこれは続きそう。人口減は相変わらず半端ないスピード。
バブルで土地株高神話が弾けたということだったけど、新たな「都心不動産高」「AI銘柄」神話が起こってる、「消費需要が大して萎まない神話」も。
不滅の最強企業群をどうやったら作れるか。
言うは易しだけど、組織論的には、
組織を活性化させ、悪玉菌は間引き、外部環境変化に即対応実行できる(何度でも生まれ変われる、そしてそれをデフォルトのする)風土と人、何より後継者や参謀・補佐役含めたトップ。
光通信、キーエンス、トヨタ、ファストリ、味の素、財閥系商社 よくよく研究したい。