
昼寝ねこ
@hiruneko
2026年6月13日

読書メモ
感想
江戸川乱歩と横溝正史が猟奇事件に関わるストーリーはとても魅力的だと思った。首なし全裸死体の生首だけが時空を超えて現代に出現するという過去と未来が交錯するSF仕立てになっている。前半の展開は多少まだるっこしいが作中に出てくる正史の手記で乱歩と正史の関係性がわかるのが興味深い(本書はフィクションだがかなり史実を踏まえている)。後半からの展開(解決編?)では意外な事実が明かされ、生首が時空を超えた謎も解ける。前半に伏線があったのに見逃していた。推理小説としては微妙だが乱歩と正史の世界に浸れて楽しかった。

