
梔子
@asago_404
2026年6月14日

魔王
伊坂幸太郎
読み終わった
今、読むべき本かなと思い手に取ってみると、作中で起きていることが現実と重なり過ぎて背筋が凍る読後。
本著が刊行された当初より、人々にとってSNSは切っても切れない存在になった。錯綜する情報を正しく見極めることも、同調圧力や集団心理に負けずに、誰のコピーでもない自分の意見を持つことなど不可能に等しいのかもしれない。
それでも、圧倒的な大きな力に『仕方ない』と諦めることに慣れる事がどういうことかくらい自分の頭で考えなければならないなと再確認できた。
────兄貴は負けなかった。逃げなかった。だから、俺も負けたくないんだよ。馬鹿でかい規模の洪水が起きた時、俺はそれでも、水に流されないで、立ち尽くす一本の木になりたいんだよ。