
星雨
@seiu
2026年6月15日

永遠の夏をあとに
雪乃紗衣
読み終わった
何年か前に2回読んで、今回で3度目。
やっぱり好き。
サヤの事を覚えていないのに6年間毎日神社に行って、最終バスで来る誰かを待っている拓人と、そんな拓人と一緒に待つ花蓮。
拓人以外はみんな覚えているけど、誰も口にしなかった。
本人は覚えていなくても、身体が覚えていて。
そんな拓人が凄く愛おしくて、同じくらい苦しくて。
それくらいサヤの事を大事に思っていて、好きだったんだろうな。
あの日に起きた事は一つずつずれていって、起きてしまった事なんだろうな。
数馬が嘘をつかなければ、拓人がサヤと仲直りする事ができた。
拓人が意地を張ってサヤを無視していなければ、もっと早く仲直りできた。
(拓人がサヤが帰るのを嫌がる気持ちはわかるけどね…本当にその通りだと思う)
あの男があの日に来なければ。
花蓮達が東京に行っていなければ。
サヤが連れて行かれずにいて。
拓人がサヤを探しに行って、迷い込まなければ。
神隠しは起こらなくて。
サヤも拓人も一緒に帰ってくれた。
そして、花蓮と3人で一緒に暮らす未来があった。
本当に辛いなぁ、辛い。
何度も泣きそうになって、何度も泣いた。
難しい漢字とか、言い回しとかがあって読みにくいけれど、私は好きな物語です。
ひと夏の友情と恋物語。
まるで幻のような。
不思議な感覚でいながら、拓人達と一緒に過ごした夏休みでした。
