
Haruhito
@haruhito27_reads
2026年6月16日

読み終わった
奇しくも、ひとつ前に読んだ『億までの人 億からの人』とは対照的な内容だった。あちらで記されていた、「意思決定の覚悟を持って、毎日を習慣化していくことが富裕層への道をつくる」を裏付けるようにも読んでいて感じてしまった。
しかし、気持ちの面では、本坊さんに共感する部分もあった。かくいう自分も、学生時代に人材派遣のバイトをしたことがあるが、人のことを単なる使い捨ての労働力としか見ていないような職場が実際にいくつもあった。肉体を酷使し、後遺症を抱えながらもお金のために辞められない人々によって、アパートや事務所、商業施設は造られているものである。そういった人たちの労働を世間はしばしば視界に入らないふりをする。日本の労働史においては、日本人がやりたがらない肉体労働や単純労働を外国人労働者が担ってきた側面もあるが、そういった事実もろくに知らずに「日本は豊かだ」とか、「外国人は出ていけ」と言う人もいる。本坊さんの悲喜こもごものエピソードは、労働者の叫びとしても一読の価値があった。