🌜🫖 "実践・倫理学" 2026年6月16日

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@gn8tea
2026年6月16日
実践・倫理学
積読消化キャンペーン! 文章自体はとても読みやすい。ただ、p13の「直観に基づく倫理と理由に基づく倫理」で、直観的に「カンニングや遅刻が悪いことは誰でも知っている。」と述べられているのをはじめ、筆者が直観的に考えている善悪について、わたしは賛同できかねる部分が多くて引っかかる。 倫理学はトロッコ問題のような「倫理的直観」ではパッと答えが出せないような難しい事例について検討するだけでなく、そもそも大多数が直観的に判断している善悪が本当に正しいのか?も検討しなければならないのではないか。なぜ遅刻は悪なのか。「誰でも知っている」で済ませるのではなく、そこの因数分解もして欲しかった。わたしは遅刻や寝坊を悪だとは考えていないので……。 人々の直観や共感は間違えるからこそ、倫理的判断を用いる必要があるのであって、倫理的直観をそのまま肯定するような形で論考が進む部分には違和感を覚える。 ただ、実際に問いを立てながら、倫理学の主要な議論や思想を参照しつつ一緒に考える形式は『17歳からの哲学』のようで、まさに実践しながら学ぶ倫理学入門という感じ。倫理学の営み、全体像を掴むのにはとても役に立つと思う。
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