
チコ
@yomu0609
2026年6月17日
言い寄る
田辺聖子
読み終わった
軽快な語り口が新鮮で読んでいて楽しかった。三部作とのことなので、2・3作目も読みたい。
乃里子をみていると、失恋の痛みや恋愛が上手くいかないことへの憤りって、ずっと同じ深度で心に刺さり続けるものではなくて、当たり前に日々楽しいことも嬉しいこともあり、けれど時々ふと匂いたつみたいに「あ、なんか悲しい・つらい」って思い出すものなのかもなぁと思った。心が踊るような楽しいことも、もう一歩も歩けないような悲しみも、交互にやってくるんじゃなくて、いっぺんに同居するのが人生だよなと実感させられた。
乃里子はずっと、五郎が美々と寝たかどうかだけをしきりに気にしていたけど、大事なのそこじゃない!と、もどかしくなりました。
