ともろう "事物の本性について(上)" 2026年6月17日

事物の本性について(上)
事物の本性について(上)
ルクレティウス,
瀬口昌久
Amazonから上下巻届く。 岩波文庫から瀬口昌久による新訳で出た。 ルクレティウスはこのところ新訳が立て続けに出たり文庫化したりしてるけど何故なんだろう? ほぼ同じ日に京都大学学術出版会から山下太郎訳で新訳が出てるし(これは5280円するから今のところ買う予定はない)、去年は藤沢令夫・岩田義一訳のものがちくま学芸文庫入りしたし。ちなみに樋口勝彦ルクレーティウス『物の本質について』も持ってるけど、この訳は非常に読みづらい。 「文庫本の快楽 ジャンル別ベスト1000」というムック本で丹生谷貴志が、樋口訳のルクレーティウス『物の本質について』を紹介している文を引用しておこう。 「これは逆に、訳がなんとも読みづらいが、自らの思考の狂気によって自殺したという伝説のあるこの異様なエピキュリアンの途方もない古代自然物理学の魅力は絶えることがない。末尾、疫病でばたばたと死にゆく人間集団の描写は強烈だが、ジル・ドゥルーズは、これはこんな男が幸福によって書物を終わらせるはずがないと考えたキリスト教教会の捏造であるに違いないと本気で(?)告訴を考えていると言っていた。」
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