
きらた
@kirata
2026年6月19日

卍の殺人
今邑彩
読み終わった
2つの棟に2つの家族が分かれて暮らすその旧家は、改築を重ねた結果、卍型の館になっていた──
恋人と共に訪れた恋人の実家で、亮子は怪死事件に巻き込まれて行く
今邑彩のデビュー作
今邑彩と言えばホラー寄りの作家とのイメージがあったのですが、デビュー作である本作は本格ミステリ系だと聞き、今更ながらに手に取ってみました
プロローグではサスペンス寄りの作品だと感じ、ほんのりと昭和の時代にあった《男と女のミステリ(2時間ドラマ)》臭が香るような気もしたのですが、蓋を開けば歪みを感じる一族が住むドロっとした館ものの本格ミステリでびっくり
今邑彩ってこんな作品も書いていたのですね!
プロローグがあった事で読み手側は察しが付きやすくなった気がしますが(でもプロローグがなければフェアじゃないかも知れない)、終始楽しい読書時間を過ごせた良い作品でした
難を言うなら入手の為難さと‥あの一族にある歪みが一掃されることはないんだろうなとの‥不快感と言うか悲痛さ‥とは違うか
読み終わった後もドロっとした感覚が纏わり付いてるんですよね
それはちょっと嫌だなと感じた点でした(そう感じさせるのは作者の力量なのでしょうけども)
やはりホラー作家さんなのだなぁ(òωó)ゝ


