viv "赤い月の香り" 2026年6月20日

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@viv_lio
2026年6月20日
赤い月の香り
ありふれた、ふとした文中での五感に対してのアプローチが線密で、物語への没入したい想いが膨れてページを捲るのが止まらなかった。 前作の『透明な夜の香り』や同著の『ガーデン』でもくらってしまった、例えば植物のかおり、夜の空気、人の周囲に散りばめられた雰囲気等々。 そこにあるであろう感覚を、まるで張りついて滑らせるように拾って、言葉をあてはめて、読み手側の表皮に押していく様な文章たち。 うまく言えないけれど、ひとりぼっちに強く浸りたい時に読みたくなる文章を書く方だなと思っています。 ひとり部屋の隅に座って、雨だったり、風の音を聞きながらページを追いかけていく時間は、私にとって得難いものでした。
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