ことみ
@5to3chain
2026年6月20日
屍鬼(二)
小野不由美
読み終わった
恐ろしいことが起きていて、それらが絡み合っているようだと言うことが伺えるのに、明確なつながりがわからないまま日々が過ぎていく。ひとには暮らしがあって、他にもいくらでも考えないといけないことがあるから。まさかそんな。自分には関係ない。なんの根拠もなくそう思うことが怖い。
みんなが信じている信仰の対象と、己が絶対不可侵不背叛であるべきと定める神さまが一致しないことなんて考えても見なかった。信仰の対象が自分の神ではなく、自分が神と据えたい何かはある意味で絶対に正しいのに、自分だけのものであるが故に神たり得ない。殉教したい静信の気持ちが、わたしには少しわかると思った。
