ちとせ "闇に香る嘘" 2026年6月21日

ちとせ
ちとせ
@4wsdig
2026年6月21日
闇に香る嘘
闇に香る嘘
下村敦史
主人公に視覚障害があったり、精神安定剤で記憶飛んだりとなかなか語り手としてドキドキするタイプで肝を冷やしながら読んだ。めっちゃくちゃおもしろかった〜!!最後まで謎たっぷり。 腎臓移植を必要とする孫のために、長い間中国残留孤児として生き別れになっていた実兄に検査を求めたところすげなく拒否されて、そのあまりの拒絶ぶりに「こいつ本当に血の繋がった兄なのか?」と疑いを持つところから物語が始まり… 移植を断られたからって偽の兄貴かも!はなかなか被害妄想では…!?と思ってたら、次から次へとどんどん事件が起きていくのでまったく飽きさせない。ずっとハラハラしっぱなし。 曽根崎さんと兄が対面したあたりで、これひょっとして兄じゃなくて主人公こそが偽物なんじゃないか…?と思ってたらやっぱり〜!!やっぱりじゃん!!! 母も兄も血の繋がりはなくてもお前を大切に思っているよ…でハッピーエンドかと思いきやもう一波乱あるの、さすがに盛り沢山すぎる…! しかし母は自分の意思で選んだんだからともかく兄、降って湧いた血の繋がらない弟にでっかい愛すぎる…すごい…絆は血に勝るって、中国の養父母だけじゃなく自分たちの関係に向けても言ってたんだなぁ。すごい。
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