
amy
@note_1581
2026年6月21日
まぐだら屋のマリア
原田マハ
読み終わった
感想
NHKでドラマになっており、素敵な内容だったので原作も読んだ。
や~~~~、ドラマも素敵だけど原作もすごくよかった。
なんというか私は遠くに連れていってくれる小説が好きで、読み始めたところから読み終えて、遠くまできたなあ…と思えるような作品が好みなのだが、これはまさにそれだった。
”ここに帰ってきたい”と思える場所がある幸福とか、その得難さ、血の繋がりが家族ではないことや、あたたかな連帯、そういったものがゆっくりと互いに影響していて、自分の生活や人生に後ろめたさとか悔いていることがある人はいて、場合によっては大きなことだったり取り返しがつかないものだったりすることもある。
有り体に言えば、傷の舐め合いなのだろうけど、だからなんだという話だ。逃げたくても逃げ場所がなくて途方にくれている人たちが、行き着いた場所でたまたま出会って、自分の罪責を抱えながら、それを抱え続ける苦しさをだましだまし和らげながら生きて、何が悪いというのだろう。それが人間が生きることではないのか、というメッセージが含まれているように思う


