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@note_1581
悲しみなら忘れられるけど 愛はなかなか消えやしないよ 2025.03.05〜
  • 2025年9月24日
    給水塔から見た虹は
    窪美澄さんの新作小説を読んだ。 いま、このときに、こういう小説を書いてくれる作家の存在が本当にうれしい。 この物語は、白か黒か、善か悪か、という単純な線引きを拒む。 そもそも世界には、ひとりの人間の中にも、どちらの要素も共存している。 環境や経済状況、心身の健康によって、その人が見せる顔はいかようにも変わっていく。 「知ること」は恐ろしい。知ってしまえば、知らなかったころには戻れないからだ。 けれど、知らないままでは生きていけない世界に、私たちはもう立っている。 物語の中で、差別的な視座を無意識に抱え込んでしまっていた主人公は、自分がかつて感じた心細さを思い起こし、体調を崩したベトナムルーツのクラスメイトに手を差し伸べる。 その瞬間、人と人との間にある硬い殻を破るには、想像力や共感、そして「もし自分だったら」と考えることが欠かせないのだと気づかされる。 主人公も、彼女を取り巻く人々も、少しずつ変わっていく。もちろん現実の厳しさが一気に好転するわけではない。 それでも勇気をもって手を差し出すこと、差し伸べられた手を受け取ること。 その誠実さに満ちた物語だった。
  • 2025年9月22日
    カラダは私の何なんだ? (河出文庫)
    『ババヤガの夜』の王谷晶さんのエッセイ! おもしろすぎて1時間もしないで読み切ってしまった。内容が「そうだそうだー!」とか「もっと言ったれー!」というような内容で、本当に自分も含め世の女性はなんちゅー無理難題を強いられているんだとうんざりもした うんざりした瞬間に王谷さんのエッジの効いたパワーワードがそれを蹴っ飛ばしてくれる 病院の待合室で読んだのだが、笑いをこらえるのに必死でわざと咳払いをしたり、頬の内側を噛んだりした 人間の、とりわけ女性の身体の持ち主はもちろんその女性自身なわけでどうであろうが他者や社会にジャッジされる必要はないわけであって、すごくパワーをもらえるエッセイだった 文章がおもしろすぎる⋯
  • 2025年9月22日
    教室の怖い噂
    教室の怖い噂
    辻村深月、近藤史恵、澤村伊智という私が好きな作家しかいないアンソロジー 辻村深月、ホラーでもありサスペンスでおもしろくてビビる。この人なんでこんなになんでも書けるんだ???? 学校をテーマにした作品たちだけど、あの学校特有の閉鎖的な感じ、人間関係が限定的な感じを上手く活かした話ばかりで、私のころも小学生や中学生向けのホラー小説はあったけど、いまの子たちはこういう感じなんだなと思いながら読んだ 同じシリーズでいろいろテーマごとにあるみたいなのでそちらも読みたい
  • 2025年9月22日
    家が呼ぶ
    家が呼ぶ
    屋敷やマンション等をモチーフとした「怖い家」を集めたホラーアンソロジー まだまだホラーが読みたい。やっと夏が終わりそうですが⋯ 皆川博子や小松左京、中島らも、京極夏彦、小池真理子など錚々たる面々だったのだけど、やはりどの作品も怖かった 短い話できっちりと恐怖を植え付けていく小説家たちの手腕を存分に味わえる。小池真理子の「夜顔」が怖さもあり、切なくも悲しくもあってひんやりとしていて好きな作品だった 何気に初中島らもだったんだけど、なるほどこういう文体か。サブカル好きな人たちが好きなのもわかる。言葉の使い方というか表記が洒落ていて、ちょっと特定の人間を皮肉っている感じがした アンソロジーって1冊でいろんな作家さんが読めるからいいよね
  • 2025年9月20日
    新しい声を聞くぼくたち
    『新しい声を聞くぼくたち』を読んだ。 強く心に残ったのは、男性性をめぐる物語がどうしても「個人の努力」に結びついてしまうという指摘。ケアできる男性や新しい男性性を獲得することが良いことのように語られても、それが結局は別の形のマッチョイズムになってしまうのではないか。そこに上手く馴染めず、ひとり袋小路で苦しむ人もいるかもしれない。そう思うと、胸が少しざわついた。 新自由主義のもとでは「ケア」や「連帯」でさえ個人の資質や努力として語られがちで、そこから外れる人を排除してしまう危うさもある。けれど、そうした視点を言葉にしてくれることで、自分が日々あたりまえに受け取っていた考え方を少し立ち止まって見直すことができた気がする。 男性から男性へのミソジニーや、「ケア=助力したいという男性的欲望」という指摘、「無口こそ男らしい」から「コミュ力が男らしい」へという移り変わりなど、ハッとさせられる発見もたくさんあった。読み終えて、知らなかったことに気づかせてもらえた。
  • 2025年9月13日
    森があふれる
    森があふれる
    彩瀬まる『森があふれる』を読んで、印象に残ったのは、物語全体ににじみ出る、まだ消えないジェンダーの鎖に縛られた登場人物たちの姿だ。 特に貴夫は、男性としての呪いに気づきつつも逃れられないやるせなさを抱え、多くの男性が同じように縛られているのではないかと考えてしまう。 ジェンダーの縛りが家族という境目のあいまいな共同体で濃厚になり、個人を息苦しくさせる様子も印象的だ。文章はみずみずしく美しく、独特で伝わる比喩表現が多く、人物の心情や物語の空気を深く感じさせる。 女性は男性から常に丸くあれと求められる描写は、自身の経験とも重なり胸に響く。 ジェンダーの呪いが解消されない状況で男と女が家族になる息苦しさや、枠を通してしか相手を捉えられない不幸な構図の中でも、ともがこうとする人物たちの姿が心に残る。
  • 2025年9月9日
    男がつらい! - 資本主義社会の「弱者男性」論 -
    また杉田俊介氏の本を読んだ。『男がつらい!――資本主義社会の「弱者男性」論』は、いわゆる「弱者男性」がこの社会でどう生きていけばいいのかを構造的に、丁寧に紐解く一冊だ。 女性が「こうあるべき」というジェンダーロールから解放されることがエンパワメントにつながってきたように、フィクションでもその外れ方が勇気を与えてきた。 一方で杉田氏が指摘するように、男性の生き方のモデルは案外限られている。企業戦士、家父長的な父親、リベラルなイクメンや起業家――そうしたモデルに馴染めない人は、旧来の「男らしさ」が居心地悪くても、孤立感や構造的な条件からリベラルになれないことが多い。では、そういう男性はどう生きるべきか。 女性や性的マイノリティへの加害をせず、冴えない自分の人生をこの資本主義社会の中でどう手の中に収めていくかを、本書は静かに示してくれる。私は誰もが呼吸しやすい社会になってほしいと思っている。 自分を「弱者男性」と自認する人にも読んでほしいし、彼らと対立したくない。どうか自分自身や他者を傷つける言動はせず、まず自分の人生を否定や過剰に褒め称えるのではなく、静かに受け止められればいいと思う
  • 2025年9月7日
    障害者差別を問いなおす
    『障害者差別を問いなおす』は、差別はいけないと誰もが思うけれど、なぜいけないのかを深く考えさせてくれる一冊。当事者の声を徹底的に伝え、差別的な言葉や考えがその人たちの「生きること」をどう侵害するかを具体的に示してくれる。読んでいると、自分の中に無意識に内面化していた差別意識と真正面から向き合わざるを得なくなり、胸にずしんと響く。社会の仕組みや文化だけでなく、自分自身の考え方を問い直すきっかけになり、読むほどに考えが整理される。障害のことをもっと知りたい、差別について深く考えたい人におすすめの一冊。
  • 2025年9月6日
    赤いモレスキンの女
    赤いモレスキンの女
    Twitterでたまたまタイトルを見かけておもしろそうと思って読んでみた 落としたバッグの中身だけを見て恋に落ちるという展開は、率直なところちょっと気持ち悪いと思った。でも、この突拍子のなさが逆に物語全体の魅力を引き立てていて、現実ではあり得ないからこそ心が惹かれる。舞台はパリ、街の情景や人々の息づかいが軽やかな文章で描かれていて、それだけで日常から少し遠い世界へ連れ出してくれる。文章のひとつひとつが洗練されていて、おしゃれな雰囲気が漂い、読みながらワインの香りがふわっと広がるような感覚さえする。大人のためのおとぎ話のように甘く、時に切なく進んでいく展開に夢中になり、気づけば最後まで一気読み。読み終えたあと、赤いモレスキンを探しに街を歩きたくなるような、不思議な余韻の残る一冊だった。
  • 2025年8月31日
    水やりはいつも深夜だけど (角川文庫)
    家族は何がどうあればうまくいっている、と言えるのだろうか。 当然のことながら人間が生まれて育っていく過程には教育だったり労働だったりその他いろいろなことに関わるし、その関わることのしわ寄せがすべていくのが家族という場なのだろうと思う それだけいまのこの社会では家族や家庭で担わなければいけない役割が大きすぎる 求められる夫像や妻像、父親像、母親像、はては子どもの理想的な姿までもが社会から無言の圧力で求められ、そこから弾かれた場合のケアは家族がすることになる それなのに労働時間は長く、各家庭の働き手は時間もきつくて余裕なんてない 家族にしわ寄せがいくとどうなるか、社会とのコンフリクトの狭間で揺れる人たちを窪美澄さんが描いた。社会への批判的な視座を保ちつつ、作中で生きている人物たちは必死で愛おしく映る。 背中を撫さすってあげたくなるような、この人の行く末を見守らずにはいられないというような人物だし、そういう物語が上手な作家だと思う
  • 2025年8月31日
    働くということ 「能力主義」を超えて
    私は労働というものが死ぬほど嫌いだ。できることなら本を読み、映画を観て、Podcastを聴き、散歩をして、おいしいものを食べて暮らしていたい。読みたい本、観たい映画、聴きたい番組、歩きたい道、食べたいものが多すぎて、労働なんてしている暇はない。労働をしている理由はただ一つ、自分の尊厳を削られない範囲で金を得るため。それだけである。 それなのに最近「リスキリング」なんて気持ち悪い言葉をよく耳にする。自己研鑽をして市場価値の高い人間になれ、という話らしいが冗談じゃない。私は労働に自己実現を求めていないし、人生を労働に捧げるなんてまっぴらごめんだ。リスキリングなんてクソくらえ、と思っている。 そもそも、なぜ能力を磨かなければならないのか。なぜ社会にとって有用であることを証明し続けなければならないのか。そしてその「有用さ」が、自分にとってはまったく価値を感じられないのはなぜなのか――ずっと疑問に思っていた。そんな折に出会ったのがこの本だった。タイトルにある「能力主義」という言葉も、この本で初めて知った。 本書は、能力主義がいかに一面的な尺度であり、多くを見落としているかを示している。そもそも「優秀な人」とは何をもって優秀とされるのか。組織づくりの実践や能力主義からの解放の試み、さらには「働くとは何か」まで、丁寧に解きほぐし説明してくれる。また、「能力主義を批判するなら医師や弁護士はどうなのか」といった疑問にも応えている。 人は複雑で多様だ。一元的な視点で評価するのではなく、それぞれの持つ特徴を持ち寄り、組み合わせていく方向に向かえばいい。そうなれば「自分の能力を発揮したいのに機会に恵まれない」とか「もっと気持ちよく働きたい」と思っている人の気が、ずっと楽になるのではないか。私はそちらのほうが断然いい。
  • 2025年8月31日
    男が男を解放するために 非モテの品格・大幅増補改訂版
    毎日暑い。日傘やハンディファンで暑さをしのぐ人が多いなか、シャツにスラックス、革靴姿の男性たちを見かける。半袖ならまだしも、長袖シャツやジャケットを着ている人すらいる。まるで「暑さなど感じるな」と強いられているかのようで、どこか滑稽で哀れにも映る。 杉田俊介『男が男を解放するために 非モテの品格・大幅増補改訂版』では、男性は差別されてはいないが「抑圧されている」と指摘されている。たしかにその通りだと思う。近所の小学校では、女の子たちがカラフルなランドセルを背負う一方で、男の子は今でも黒・紺・青ばかり。そうした光景からも、この社会にいまだ「男性はかくあるべし」という要請が強く残っていることがわかる。 本書で印象的だったのは、旧来の価値観から“降りられる”こと自体をマウントの材料にしてしまう男性がいる一方で、降りられずに揺らぎ、苦しむ男性たちに徹底して寄り添っている点だ。揺らいでいい、苦しんでいてもいい。スマートに価値観を移行できなくても、自分や他者に加害しなければそれで十分だし、むしろ誇りに思おう――そう投げかけている。 さらに本書では、社会構造が自然にミソジニー的な価値観を内面化させるだけでなく、同時に「ミサンドリー(男性嫌悪)」も存在することが指摘される。男性自身が自分の身体や性的欲望を嫌悪し、「子どもを持つなら女の子のほうがいい」と思うのも珍しくない。その自己嫌悪が自家中毒のように働いている、という分析には驚きつつも強く納得させられた。 男性、特に弱者男性の苦しみに真正面から向き合った一冊。もっと広く読まれてほしいし、この本に描かれる男性像をも包摂できる社会であってほしいと思う。
  • 2025年8月31日
    死に髪の棲む家
    ミステリっぽいホラーとのことで読んでみた。 冒頭から「因習」って言葉が出てくるんだけど、内容はどう見ても「風習」じゃない?と思ってしまった。作者の中で因習と風習の違いってなんなんだろう、とずっと気になってた。 とはいえ、その後はちゃんとミステリっぽくて、怪異の原因や人の死の謎を追っていく展開はすごく面白かった。そこは読みごたえあり。ただ、最後まで因習と風習の線引きがはっきりしなくて、田舎=因習っていう単純な図式に回収されそうな感じなのは少し残念だったかな。
  • 2025年8月23日
    猫に蹂躙されたい人に贈る25のショートホラー
    猫に蹂躙されたい人に贈る25のショートホラー
    猫たちは怖い目には遭わないけれど、人間の方は少しぞわり。登場する猫たちはどれも個性的で、読んでいて楽しいです。やっぱり猫にはミステリアスで、人智の及ばない力がありそうだなと考えてしまいます。猫好きには嬉しい、静かに楽しめるホラー短編集
  • 2025年8月23日
    令和最恐ホラーセレクション クラガリ (文春文庫)
    令和最恐ホラーセレクション クラガリ (文春文庫)
    『令和最恐ホラーセレクション クラガリ』収録の澤村伊智作品は、日常の隙間にじわりと滲み出す異変を描き、静かな場面のはずなのに背筋が冷える。大仰な怪異ではなく、ほんの少しの違和感が積み重なって「もう戻れない場所」に連れていかれる感覚。余計な残酷さに頼らず恐怖を成立させる筆致に、やはりこの作家の確かさを思い知った
  • 2025年8月23日
    学校の怪談じゃ、ものたりない? 君に綴る5つの恐怖
    学校の怪談じゃ、ものたりない? 君に綴る5つの恐怖
    『学校の怪談じゃ、ものたりない? 君に綴る5つの恐怖』。澤村伊智・内藤了・梨・伴名練・藤ダリオによる豪華書き下ろし短編集。高校生を主人公にした5つの物語は、怪談からデスゲーム、モキュメンタリーまで恐怖のバリエーション豊か。 私は澤村伊智さんを目当てに買ったのだが、期待以上だった。大人ではなく、高校生に向けて書くならこの書き味で読み味になるだろうと思う ホラーは露悪や冷笑と距離が近いジャンルで、それ自体は悪いことではないのだけど、高校生へ向けるというのなら少し風通しのよさというか爽やかさがほしい。大人にあてて書いたものなら削がれてしまうような要素こそほしい そういう期待に華麗に応えてくれていて、ただ怖いや恐怖による絶望とかで終わらないホラーを書いていて、本当にこの作家が好きだなと思った
  • 2025年8月23日
    ゆうずどの結末
    本を媒介にした呪い、マジで本読みとして嫌すぎる設定 勝手に読みすすめられて呪いが進行するの怖い。本を読むことになれているとだいたいあと何ページって言われると全体のどのあたりかというのは想像できると思うのだが、それが想像できてしまうがゆえに、もうすぐそこじゃん!となってしまう 連作式で話が進んでいくけど、ちょくちょく黒い栞のイラストがあってビクついてしまう。ひぃ!ってなった 最後まで結局この呪いの本がどこからきて、どこへゆくのかはわからないのだけど、本であることで自分のもとにもきてしまうのでは…という余地が残されているのがアイテムとしての使い方がうまいなあと思ったんであった 滝川さん、デビュー作まだ読めていないんだよな。読みたいな
  • 2025年8月23日
    慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー
    慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー
    角川ホラー文庫30周年記念アンソロジー第3弾『慄く』。有栖川有栖、恩田陸、貴志祐介ら豪華作家陣が集結し、異なる切り口で「最恐」を描き出す一冊。 北沢陶さんはしっとりとした時代物の趣がありながら、確実に恐怖を刻み込み、恩田陸さんは怪異も人外も出ないのに、言葉の積み重ねだけで背筋を冷やす。 櫛木理宇さんの一篇は真っ向から怖く、しかも霊的ではなく“フィジカルに強すぎる存在”で迫るのが鮮烈。物理的強さがここまで効果的に恐怖になるとは…。 多彩な恐怖の形を堪能できる、満足度の高いアンソロジーでした。
  • 2025年8月23日
    骨を喰む真珠
    デビュー作の「をんごく」がおもしろかったので2作目(のはず?)も読んでみた 「をんごく」のときも思ったんだけど作品のなかに満ちる幻想的というか耽美というか、そういう雰囲気がかなり好みである…。時代や舞台設定も好き 女性記者が怪しげな製薬会社の社長宅に潜り込むという展開がわくわくする。これは主人公が途中で変わるのか、そもそも定めていないということなのかな いわゆる調査ものっぽい内容が私はとても好きなのでぐいぐい読みすすめて、そこから徐々に明らかになる社長宅の秘密やそれに向かっていく展開が楽しく読めた なんかホラーというよりもミステリっぽい楽しみ方をした。ミステリが好きなのでOKです 途中から女性同士のバディっぽい描写が増えてうれしかった~~~。北沢さん、バディものお上手だよな…これからも読ませてください
  • 2025年8月23日
    世界は私たちのために作られていない
    世界は私たちのために作られていない
    ここ1年ぐらいうっすらASDの気があるのかもしれないと思いつつ、ASDに関する本は対処法とか、すでに診断を受けている人向けが多いように思われて、読みたくなる本がなかったので何となくそのまま過ごしてきてしまった 読んでみて、著者の日々の"困りごと"にわかるわかると頷いたのでやっぱり私にはASDの特性が出ている部分があるのだと思う 著者も言っているけれど学校の先生たちや企業の人たちにも読んでほしい。まあ本邦では読んでもらったところで、余計にASDの方たちがめんどくさいものとされ、煙たがられる様子しか想像できないけれど 自分の社会に対する感覚を紐解いていて、身近な人に該当者がいたり、自分自身がそうなのではと考えている人にとっては良い本だと思う
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