いづみ
@izumi_3
2026年6月22日

ヴェニスの商人
シェイクスピア,
安西徹雄
読み終わった
個人的に強い女が出てくるシェイクスピア作品は面白いと思っている。今作品は強くて賢い女、ポーシャが出てきてから面白くなってきた。
親の決めた結婚ルールに従うか弱き女かと思いきや、情熱的でエネルギッシュ、行動力の塊である。自分の見初めた男が手に入った途端にイキイキしはじめて、裁判に男装して乗り込んで解決したり、そのついでに夫が浮気しないように釘を出したり(そこまでする必要あった?)。ヴェニスの商人というタイトルだけど、ポーシャが最後は全部掻っ攫って行く。シェイクスピアさん、前半より明らかに筆が乗っていませんかね?
解説で、たくさんの劇団員を活躍させるために魅力的な役を複数用意する必要があったのでは?という内容があった。おそらく当て書きであろう。ポーシャ役の人に会ってみたいものである。
ポーシャの好きなセリフを残しておく。
「私自身のためだけならば、これ以上の私でありたいなどと、大それた望みを抱きはしない。けれど、あなたのためには、今よりも、何倍も、何十倍も、今の私以上の私になりたい。」
「何をすればいいか、二十人の人に教えるのはやさしいけれど、教えられたことを守る二十人の一人になるのはむつかしい。」