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@yuyurara
2026年6月24日
ガールズ・アット・ジ・エッジ
犬怪寅日子
読み終わった
かつて読んだ
もし。タイムマシンがあったら10代の頃のわたしに渡してあげたいと心底おもった。泣きたくなるほどの怒りと悔しさを握りしめては何もしてあげられなかった自分に唯一出来ること。
女は弱い。
力がない。( 身体的要素だけでなく )。
だから悔しくて悔しくて仕方ない瞬間におそわれては言葉が通じない伝わらない人を前にした時の無力感と敗北感と、全力の訴えが目の前で消えた瞬間の絶望感とがあのころ身体中で感じていたすべてがよみがえり鳥肌モノ。威嚇しながら人を選んでは守ってもらおうとする自分の狡猾さが一番キライだったということも。
寅ちゃん、すげえすげえ。
ほんと一穂さんの言葉と重なる気持ち。
りんかちゃん。自分が杭になることで堰き止める、矛先が自分のままを選ぶ。それは彼女がやさしくてつよいから。だけどその引き取った犠牲が彼女だけを苦しめていることに苦しかった。
くつくつ笑うニコちゃん。自分もスダボロなのに精一杯愛を持って守ろうとするその健気な姿に無限の愛があふれた。
そんなニコちゃんを守ろうとする周りのみんな。彼女たちのことが大好きで読了した後ももう少し一緒にいさせてと離れ難い気持ちでいっぱいに。
彼女たちを近くて見ていたというより、存在感の凄さから同じ空気を吸って同じ景色を見て同じ怒りと言葉にならない感情を共有していた感じ。
それほど登場人物の感情の描き方が完璧で、口調など人物の書き分け方がほんと見事でした。
泣きながら押し沈めた記憶と感情が呼び戻されることはそうそうない。そっとしておきたい感情たちが故にガードしているから。だけど寅ちゃんが紡ぐ言葉を前にしたらそんなものは必要ないかも、傷口を見せてもよいかもと心を開けた作家さんでした。
幸せ、幸福についての表現がすごかった。息を呑んだ。



