いち。 "夜警ども聞こえるか" 2026年6月23日

夜警ども聞こえるか
「今に見ていろ。その聞き分けのない耳に、いつか聞かせてやる。」 フリマアプリで購入した一台のボイスレコーダー。そこには、夜間自主警備、通称「夜警」を行う学生たちによって語られたと思われる、数多の怪談音声データが残されていた。本書はそのデータとボイスレコーダーにまつわる記録ーー。 短編による場面転換がとても顕著にみられる。伏線であっても数が多すぎるのには苦しいものがあった。多分30個以上はあった。なので、これらを形作るものにいよいよたどり着いた時、あっけらかんとしてしまったことを許してもらいたい。短編ごとの怪異が響く感じは良い部分で、あえて読み手が考える余地を残していることは理解できる。
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