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いち。
いち。
@tokisakananao307
読書好き。 読むスピードが遅い、もっと速く。 アウトプットが下手、もっと上手く。 何事も積み重ねあるのみ。
  • 2026年4月9日
    方舟
    方舟
    「なんとしても犯人を見つけなければ。そして犠牲になってもらわなければならない。」 運悪く地下建築で閉じ込められた男女の集まり。地下水が入り込みタイムリミットが迫るなか、殺人が起きてしまう。お互いを観察し犯人を見つけ出せれば、たった1人が犠牲になればこの地獄から抜け出せるのだと、誰もが信じていた。 じわじわと迫る水位のように面白さが蓄積していく。めくる手がどんどんと早くなる、そんな魅力がこの400ページに詰まっている。そして結末にたどり着いた時、思わず天井を見上げてしまうだろう。
  • 2026年4月6日
    神さまのビオトープ
    「わたしも、みんなも、秘密と決意に満ちた暮らしを守っていけますように」 うる波は、死んだ旦那さんの幽霊と暮らしている。彼の存在を秘密にして生きていく中で様々な人物に出会い、彼と話して折り合いをつけていく。自分のように何かを抱えて生きている人は身近にいる。そんな出来事を記した四篇の話。 幽霊と暮らす。確かに普通じゃない、けど。もし自分がお別れした大好きな人とまた一緒に暮らせるとしたら、触れ合えるとしたら、周りなんて気にならないんじゃないか、可能性があるなら望む人もいるはずだ。自分はまだそんなかけがえのない人とは出会えていないけど、もし出会えたなら現実には2度目がないことを、この本を読んだことを思い出して、大切にしたいと思った。
  • 2026年4月2日
    「好き」を言語化する技術
    「あなたの感情を他者に介入させず、純粋な形に落とし込んでいく。なぜそう思ったか、ただひたすらに細分化して慣れていってほしい。」 好きなものを好きだと叫ぶことをやめられないのが人間であり、それをうまく言語化できないのが人間である。意識して細かく思い出すことや工夫を凝らすことを続けてしか自分の想いが言葉にならない。そのハードルを下げつつ方向性を示すのがこの本だ。 推しや趣味を好きたらしめる理由を説明できるかと自問自答したとき、何でだっけ?となる。当たり前のことだが、これをもし言葉にして即答できたら、自分なりの答えを持てていたら、かっこいいと純粋に思う。この本を読んで、日常の様々な行動をなぜと唱えて理由を述べられる人間でいたいと思えた。
  • 2026年3月30日
    汝、星のごとく
    「自分の楽しさや苦しさを優先して、相手を想いやれない。一緒にいたいって思うのにできない、だからやっぱり、私たちは馬鹿なんです。」 瀬戸内の島で暮らす暁海、男好きの母親に振り回される櫂、孤独を抱え、親にも恵まれず、自慢できることもない、同じ境遇にいた2人が結ばれるのは必然だった。ただお互いに意識し合って、すれ違って、そんなひとときの幸せを噛み締める。本当はただそれだけでいいのに、うまくいかない。そんな2人の切なくてどこか少し温かい物語。 生きる過程で環境が、人が、自分さえも変わっていく。なのに変わってほしいものは変わらない。そんな当たり前のことのせいで感情の浮き沈みをくり返していく。そんな日々が、星のように輝いて見える。ささやかな幸せを追っていく、想う人は違ってもその温かさはきっと同じであってほしい。 とにかく…読めて本当によかった。ありがとう。記憶を消してまた読みたいリストに入れます。
  • 2026年3月26日
    記憶の鍵盤
    記憶の鍵盤
    「結局、わたしたちはあなたを2回好きになったんだよ。」 とあるきっかけでピアノが弾けなくなった歩人は不思議な少女と出会った。未来の記憶を持っていると主張する少女、想いを寄せる幼馴染の空手女子、いつの間にか三角関係が出来上がっていた。彼女達と過ごす中で歩人は大切な音を追いかけることになるーー。 ピアニストの道を閉ざした理由を歩人は覚えておらず、感覚的に弾けないところから物語が展開していく。少女の言う未来の記憶がこの物語を動かす鍵となり、真実を明らかにしていく。彼らの嫉妬や憧れという感情を隠さず描かれているところに魅力を感じる。
  • 2026年3月24日
    天才少女は重力場で踊る
    「あなたとは絶対に気が合わないわね。」 「同感だな。ズボラな女とは分かり合えない。」 卒業単位を求めていた俺が巡り合ったのはとある研究室の助手だった。そこで出会ったのは17歳にして教授として活躍する不機嫌な少女。出会い頭から邪険にされ、こんなやつと仲良くなれるわけないと思っていた万里部に突如降りかかる世界崩壊の危機、救う方法はただ一つ、彼女と恋仲になることだという。正気かこの状況はーー。 天才には欠点がつきものだ。そうこの本でもそれがきっかけとなっているし、関係構築の障害としては機能しやすい。タイムパラドックスの原理など固い話をしていても主人公の反応で現実にとどめてくれたり、青春要素が多いという作りからとにかく読みやすい印象を受けた。面白い。めくる手は早い。 やっと読みました。温めすぎた。 緒乃先生。白昼夢であなたに出会えて本当によかった。
  • 2026年3月21日
    日本SFの臨界点[怪奇篇]
    「SFの理解と眠くなる現状を打開したい。面白いと感じるエピソードもあるから純粋にそう思うことができている。」 ・奇妙なインディーズバンドに出会う男 ・バカな話の連発 ・大阪のトラブル珍発明 ・人口増加に伴うギュウギュウ詰め社会 ・タイムマシンを遺産相続した男 ・血や怪我に抵抗がない家族の日常 ・狂気な僕と他人家族 ・遠い未来の少年少女 ・人間を奴隷にする獣人 ・北海道で見つかった雪女 一旦、SFから離れたいと思う。また戻ってきます。
  • 2026年3月16日
    日本SFの臨界点[恋愛篇]
    「SF初心者でも、きっと響く作品があるかも。」 ・遠い星で戦争に出ている恋人から届くラブレターを読む姫の話 ・超能力者が住む町に訪れる男の話 ・人が次々と死んでいく世界で2人の姉妹が想いを込めた石に助けられる青年の話 ・15年かけて大切な約束を守ろうとした少女と待つことができず過去に追い詰められる少年の話 ・中世の時代に電話回線が使える世界で、男が愛する人の歌を残すために奮闘する話 ・近未来でいっぱいの京都を舞台にした話 ・信号の待ち時間に起こる奇妙な現象を描く話 ・数字に纏わる超知覚を持った少女を守ろうとする僕の話 ・5人の男に求婚された婦人が結婚条件として月が欲しいと言い出す話 どうしても理解力が負けてしまい響かない作品もあった。むしろ理解できない時間の方が大きいかったかも知れない。アンソロジーということで人によって合う合わないはあると思う。SFというジャンルは初めてに近いが、想像よりユニークで柔らかい表現をしている作品もあるのだと知ることが出来た。
  • 2026年3月15日
    ゲームフルデザイン 「やりたくなる」を生み出すゲーミフィケーションの進化
    「人の欲求には傾向がある。その本質に応えるためはそれを知っておくほうがいいに決まっている。」 コンテンツには売れるもの売れないものがある。人々は欲求解消のためにそれを選び取る。その行動には理由がある。傾向がある。それを知れば、あなたの作るモノにも目を向けてくれる可能性が高くなる。人間の心理効果をバカにはできないと認識させてくれる本。 ゲーム内外にかかわらず、人の欲求の傾向と解消例を図解も含めて示してくれるのでハードルが低くなっている。そもそも現代社会において人間が普段から何を求めているのかということを知るだけで面白い。言われてみればそうだという感覚が何度も身体を突き抜けていく。
  • 2026年3月3日
    ゲーム作家の全思考
    「自分自身を成長させ、いつか新たな地平へとたどり着いた先で、やっていてよかったと笑えるまで足を止めたくない。」 アイデアを考えることは楽しくも苦しくもある。人それぞれで感覚は違ってもまとまらない苛立ちを抱えるときはきっとある。そんな迷いを軽減してくれる本。 創作に打ち込むこと、クリエイターであり続けること、ゴールはなく明確な答えもない。だからこそ面白いとそれを追いかけて苦悩する人が世の中に少なからずいる。自分もそうありたい。憧れを憧れで終わらせたくないと思う。努力することは当たり前かもしれない、でもその中で無駄と思っていたものにも光る可能性があることを忘れないでほしい。 果てなき道を歩く。それをやめないことが何よりも大切だ。
  • 2026年2月28日
    凜として弓を引く 覚醒篇
    「私は弓道を頑張れていたかな。精一杯頑張っても届かないあなたにただ追いつきたい。だからまだ諦めたくない。」 関東大会を終え、挑むはインターハイ予選。楓たちは高校で最後のこの瞬間に、過ごした日々をのせて弓を射るーー。 物事のきっかけはささいなこと。弓道に出会い、魅力知った楓が高校の集大成としてここまできた。その過程は迷って、悩んで、決断するというフローの連続。成長には壁が必要で、その瞬間瞬間を必死に生きることが大切。可能性はいつだって自分次第なんだと再認識させてもらった。
  • 2026年2月25日
    流浪の月
    流浪の月
    「私は文に好意を抱いてはいない、性的な温もりも求めていない、でも一緒にいたい。この気持ちを言葉にできるなら、できたなら、よかったのに。」 父と母がいなくなったことをきっかけに、小学生の更紗は傷心していたが、大学生の文に出会って幸せな日々を送った。文が私の居場所なのだといわんばかりに。だが世間はこれをよしとしなかった。 十五年経ったある日、再び2人は出会う。文を傷つけるかもしれない、それでも更紗は願う。どうかもう一度、文と一緒に過ごしたいと。 事実と真実は違うのに、抗うことを諦めずに生きる2人の姿を見て励まされ、人間という生き物の恐ろしさと優しさを知る。人間に、自分に向き合うきっかけを得ることができる傑作。
  • 2026年2月20日
    invert II 覗き窓の死角
    「わたしにとってはじめてのことなんです。自分のすべきことが正しいのか、わからなくなってしまうだなんて。」 殺人を許さず正義を信じる城塚翡翠。今宵もショーのように華麗にトリックを見破る、はずだった。彼女に待ち受ける試練のような状況、殺人犯の優位に立つはずの翡翠が浮かべる涙の意味とはいったい何なのかーー。 倒叙ミステリーというジャンル、やはり面白い。犯人へ同情の余地があり、異変に気づくのは難しい。だからこそのめり込める。ページをめくるのが速くなる瞬間が確実に訪れる。この体験を味わえるのならどこまでもついていきたい。
  • 2026年2月14日
    一瞬の風になれ 第三部 -ドンー
    「今までの過程が俺の道を照らしてくれる、俺が、俺たち4人だけが走れる道、この風を感じる瞬間が、本当に幸せなんだ。」 泣いても笑ってもこれが最後の学年。個人で、リレーで、インターハイ出場を目指すため、新二たちはひた走る。青春をかけて、ほんの一瞬で決まる勝負のために、より早く走るあの気持ちよさを追いかけてーー。 集大成として素晴らしい。新二の歩む道程は楽な瞬間なんてほぼありませんでした。研鑽と失敗の連続、あらゆるエネルギーを走ることに費やし、くり返す。見方によってはなぜと、疑問を抱くかもしれない。でもふと思う。人間はみんな楽しい瞬間を過ごすために何かを頑張っている。ただ、その一瞬にかけられるような魅力がそこにあるなら、自分にとって何よりの価値があるという証明なのだと。
  • 2026年2月7日
    一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイー
    「努力して、苦しくても、憧れに向かっていく。俺はサッカーじゃ無理だったけど、跳ねるのは楽しくて、やめられないんだ。」 次の試合に向けてオフシーズン。最高の走りをするために、その一瞬のために身体を調整する新二たち。連へ追いつきたい、谷口はなんかほっとけない、青春を走りに捧げ、より大きな舞台を目指すんだ、俺たちで。 常に自問自答する新二の姿勢。思考をやめず、行動を起こす。この理想形を学生でこなしているストイックさを見習ってもっと頑張りたい。意識を持って生きることは難しいけど面白い。
  • 2026年2月3日
    一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテー
    「サッカーは楽しい。でも走るのはもっと楽しいって気づいたんだ。」 才能がある兄とは違いサッカーに限界を感じ始めていた新二。幼なじみの連の走りを見ていると俺もやってみたいと心から思った彼は陸上を始めることに決める。走ってみて気づいたこと、それは俺だけのタイムが出るってこと。チームじゃなくて個人。走ることに限界を感じない。これが次に俺がしたいことなんだ。見つけた。俺は必ず連に追いついてみせる。 新二は常に自分と対話するため、読み手に心の声を隅々まで伝えてくれる。彼の喜怒哀楽に共感も発見もする。あーこの体験はいい。自分と違う。だから人の思考は面白いんだろう。
  • 2026年2月1日
    ムゲンのi(下)
    ムゲンのi(下)
    「キミはたくさんの愛情を注がれていたんだよ。昔も今も。そう、無限の愛が僕らをつないでいたんだよ。」 夢幻の世界へと入り、3人のイレス患者を助けた愛依。この状況を生み出した少年Xの存在、夢幻の世界の意味、ついにそれぞれの真相が明らかになる。 生きるという行為における愛情の大切さを学べた気がします。個人的に少しファンタジーやメルヘンな世界観が突然出てくる急展開があまりにも多すぎて没入しきれなかったのが気になりましたが、いい作品であることは間違いないです。
  • 2026年1月27日
    ムゲンのi(上)
    ムゲンのi(上)
    「愛衣、ユタである君にしか出来ないことなんだ。だからマブイグミを成功させよう。」 イレスという病気の患者を3人も担当することになった医者、識名愛衣。彼らを治す方法はないのか、苦悩する日々を送っていた。しかし、祖母の助言をきっかけに状況は一変。魂を救済する力、うさぎみたいな猫の存在、患者を救うため、愛衣は夢幻の世界に踏み込む。 展開の早さに困惑する場面はあったものの、後半の展開には確かに引き込まれた。下巻でどうなるのか楽しみ。
  • 2026年1月24日
    「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
    「人と支え合うために会話は必要。上手く話すにはどうしたらいいかわからない。そんな状況から1つでも改善していければそれで十分なんだ。」 仕事や初対面の人との話し方に悩む人必見の1冊。この本で使えそうなノウハウだけ吸収していくだけでも価値はある。あらゆる本から大切な要素を抜粋してくれているので情報精査の時間もいらないのは非常にありがたい。自分に刺さったノウハウをさらに極める人用に読むべきオススメの本まで記載しているので次のステップにもつなげられる。 レイアウトが綺麗で本当に読みやすいのも評価ポイントでした。
  • 2026年1月21日
    invert 城塚翡翠倒叙集
    前作とは違い、読者は城塚翡翠という少女が只者ではないことを理解している。だからこそ用意された仕掛けを慎重に理解しようとする。 真相を明かすに足りる判断材料が揃ったとき、あなたは犯人の手口を理解できているだろうか。そう、これは読者に対する挑戦状でもあるのだ。 物語を読むというよりも、入り込んだかのような感覚を味わえました。翡翠という少女に相変わらず驚かされることばかりです。前作となるMediumは必ず読んだ方がいい。
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